2022.03.11

大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、ルメールの黒スリッポン…東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はクラシックな名品レザースニーカーの別注や最新モデルに加え、ルメールのキャンバススリッポンにフォーカス! プレッピーからモードMIXまで、今の着こなしにマッチ。

大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_1

01:Reebok×BEAUTY&YOUTH | CLUB-C LTR

大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_2
大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_3
スニーカー¥13,200/リーボック×ビューティアンドユース(ビューティアンドユース 丸の内店)

引き算の美学がビューティ&ユースらしい別注

「リーボックはロゴのフォントが初期のアップル社と同じということを数年前に知って、以前よりも愛着を感じるようになりました。中でもクラブシーは、休日靴として愛用しているモデル。レザーがやわらかくて足入れがよいのも、つい選んでしまう理由です。シンプルなクラブシーは別注やコラボだとつい盛られがちなんですが、ビューティ&ユースはその逆で、いろいろな要素を削っているところに惹かれました。OGよりもさらに大人っぽく履けそう」(小澤)


人気のクラブシーのオリジナルデザインはそのまま、アッパーを上質なレザーにして、全体をモノトーンで仕上げた別注。ホワイトをベースに、ヒールパートにはチャコールグレー、ロゴや国旗はモノトーンで統一して、洗練された上品なスニーカーに。


02:LEMAIRE|SLIP-ON SNEAKER

大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_4
大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_5
スニーカー¥37,000/ルメール(スクワット/ルメール)

カンフースリッパの空気感をスニーカーで再現

「スニーカーのイメージがないルメールですが、少し前にヒットしたレザースリッパの雰囲気を踏襲した今作が登場して食指が動きました。個人的に、スリッポンこそ革靴に近いムードがあるものを探すので、このスクエアトウはキャッチーです。カンフーシューズっぽさも残しながら、インソールのパッドは上質で、チープに見えないところはさすが。UOMO世代にもフィットしそうです」(小澤)


キャンバスのスリッポンスニーカーは2022年春の新作。ダンススリッパから着想を得て、伸縮性のあるゴムをあしらったV字型開口のデザインに。ホワイトのラバーソールがクリーンかつ軽快さを添える。



03:K・SWISS|CLASSIC 88 VTG

大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_6
大人仕様の別注リーボック「クラブシー」、の画像_7
スニーカー¥12,100/ケー・スイス(ケー・スイスカスタマーセンター)

プレッピースタイルの足元の選択肢に

「1980年代後期にブレイクしたクラシック88をヴィンテージ仕様にした新作です。グリーン、ネイビーのストライプを見てレトロなアメリカントラッドの雰囲気を感じました。この春のトレンドのひとつがプレッピー。テニスシューズはプレッピースタイル向きではありますが、このラルフローレン的な配色は得難いですよね。ヴィンテージ調のマットなレザーにも落ち着きがあって、選択肢のひとつに加えたいと思いました」(小澤)


アッパーの5ストライプスでおなじみ、登山靴からヒントを得たスリー・ピース・トウやDリングがアイコニックなケー・スイスのクラシックシリーズ。経年変化を表現したオフホワイトのアッパーやラバーアウトソールも今っぽい。クッション性・通気性・耐久性に優れた“Ortholite”インソールのコンフォートな履き心地も魅力。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


ケー・スイスカスタマーセンター TEL:0120-152-592
スクワット/ルメール TEL : 03-6384-0237
ビューティアンドユース 丸の内店 03-6212-1500

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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