2021.12.19

ジョンロブの白、ナイキの黒、コンバース話題のトリプルコラボも。【東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選】

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。UOMO本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はラグジュアリーブランド、ジョンロブのスニーカーをピックアップ。永久定番に反骨心を加えた、話題のトリプルコラボも紹介する。

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01: JOHN LOBB|PORTH

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スニーカー¥143,000/ジョンロブ(ジョンロブ ジャパン)

スニーカー好きにも響く上品なルックス

「ジョンロブの革靴の魅力は知っているので、スニーカーにもチャレンジしたいとずっと思っていました。このポースは革靴の作り方をスニーカーに落とし込んでいて、いい意味で色気がないところも僕好み。全体で見るとスニーカーなんですが、フォーカスを狭めて見ると革靴っぽい。そういう不思議な感覚も気に入りました。これなら自分のファッションを変えずに、スッと取り入れることができそうです」(小澤)


アッパーはホールカットの一枚革と贅沢。甲部分に細いタック(Uチップの縁取り)、サイドには伝統的な革靴に見られるウィーリング(ウェルトに細かい凹凸をつける)のディテールをあしらい、革靴風のルックスに。ライニングとインソールを一緒に縫い合わせて一体化させる、サチェット製法により極上の履き心地を実現したステータススニーカー。


02:NIKE|AIR HUARACHE

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スニーカー¥14,300/ナイキ スポーツウェア(figure静岡)

力強さが堪能できるトリプルブラックが登場

「オリジナルが発売されてまもない1992年から断続的に愛用しているハラチですが、最近は女性に人気のあるスニーカー、という印象がありました。個人的にハラチって、フェミニンに見えて実は力強いデザイン。でもこのオールブラックが出て、改めて“自分たちの靴だ!”と再認識しました。若者の靴というイメージもありましたが、黒黒なら大丈夫と背中を押された感じも。上から見たフォルムが、特に好きです」(小澤)


90年代を代表するハイブリッドなスニーカー、エア ハラチ。レザーとネオプレンのような素材を組み合わせたアッパーに、ヒールクリップが象徴的。ブーティ構造で履きやすく、ストリートシーンでも人気が高かった一足をオールブラックで大人顔に。



03:nonnative×WACKO MARIA×CONVERSE|ALLSTAR® 100 HI / NM

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スニーカー¥19,800/ノンネイティブ×ワコマリア×コンバース(COVERCHORD)

不良っぽさがちょうどいいオールスター

「生成りのオールスターにはどこか優等生の少年的なイメージがあるので、若いときにはわざと汚したり、大きいサイズを履いて反抗心を表現したりしていました。その不良っぽさが、ワコマリアらしいレオパード柄ライニングに表れています。40歳を過ぎると、こういう変化球が自然体で受け入れられるようになりました。足もとで毒味を演出できるこのオールスターは、ド定番では満足できなくなっている大人にちょうどいい感じです」(小澤)


ノンネイティブとコンバースのコラボで生まれた、タンのファスナーパーツが取り外せるオールスター 100のライニングに、ワコマリアのオリジナルファブリックをあしらったトリプルコラボ。生成りはレオパード柄、ブラックはパイソン柄とそれぞれに合うパターンを選んでいるのが粋。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


COVERCHORD https://coverchord.com/
ジョンロブ ジャパン TEL:03-6267-6010
figure静岡 TEL: 054-221-6005

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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