2021.09.20

【ナイキ】復刻の黒か新作の白か。達人が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。
9月後編はJW ANDERSONのブランド初スニーカーの直営店限定アイテムや、この時期頼りになる黒、白のシンプルスニーカーをピックアップ。

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01:JW ANDERSON|Trainer Sneaker

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スニーカー¥52,800/JW ANDERSON(三喜商事)

ブランド初のスニーカーの直営店限定アイテムが登場

「海外ではコンバースとのコラボを手がけていて、厚底スニーカーが人気を博しているJW ANDERSONですが、これは自身のレーベルからの完全なる新作です。オールスターのようなベーシックな形も、厚底をガムソールでつくったりアッパーにレザーを貼ったり、つくり方次第でラグジュアリーになるという。アップデートの仕方がスニーカーブランドとは全然違いますよね。レザーのカッティングもラフな感じですが、そこがまたモードになっているというのが面白い」(小澤)


キャンバスアッパーに2種類のレザーを配した異素材使いやステッチングがクラフツマンシップを感じさせる、JW ANDERSON初のスニーカー。シューレースにロゴをあしらったこのモデルは、9月1日にオープンした伊勢丹新宿店で販売される直営店限定。9月25日(土)から店頭で販売される。


02:VANS|METRO POLIS

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スニーカー¥9,900/ヴァンズ(ビリーズエンター 渋谷店)※10月発売予定

90年代の隠れた名品がオリジナルカラーで登場

「今ヴァンズっていうとエラ、オーセンティックが定番として有名ですが、90年代にはサルマン アガーとかランピンといった名品があって、このメトロ ポリスもその時代のモデルなんだそうです。ビリーズの別注の引き出しってすごく洒落ているなと思うんですよ。王道じゃないけれど、“今買うならこういう感じ”という気分にあったスニーカーを出してくる。ヴァンズのこの黒ガムソールのメトロ ポリスも僕が思う“90年代のシンプルでいいシューズ”のカテゴリーに入る一足です」(小澤)


今年4月に復刻された90年代を象徴するミドルボリュームのスニーカー、メトロ ポリス。第2弾として90年代にリリースされていたオリジナルカラーのオールブラックが発売に。クラシックなルックスはそのまま、オーソライト製カップインソールで履き心地が向上しているのもポイントが高い。


03:NIKE|BLAZER LOW X

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スニーカー¥11,000/ナイキ スポーツウェア(ナイキ カスタマーサービス)

パンチングスウッシュが人気定番を大人顔に

「スウッシュをパンチングで入れることで、某名作スニーカーのように履きやすくなったブレザーの新作です。クラシックなスニーカーは、主張のあるアイコンが目立たなくなると俄然履きやすくなりますよね。このブレザーはシボ革の質感もいいし、サイドのスエードの切り替えもひかえめなアクセントになっていて大人のスニーカーに仕上がっています。ジーンズというよりもチノパンに合わせたいスニーカーです」(小澤)


シンプルクラシックな定番を一新。パンチングのスウッシュロゴ、すっきりした薄型のシュータンと大人のルックスに。パッド入りの履き口やクッション性を高めたソールで履き心地も快適だ。ヒールのNIKEのロゴが刺しゅうというのも、クラス感があって好印象。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


三喜商事 TEL:03-3470-8235
ナイキ カスタマーサービス TEL:0120-6453-77
ビリーズエンター 渋谷店 info@billys-tokyo.net

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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