あの「AIR DIOR」を超える!? か。


コロナ禍の中ではあるが、ミラノやパリでは年末以降に順次発売される2022年春夏メンズコレクションサーキットが開催中だ。


LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」も、最新作を6月24日にデジタル発表。メンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛ける圧巻のショーの模様は、SNS配信で全世界に拡散された。




ランウェイを闊歩したダイバーシティ―なモデルたちが着用していたスニーカーには、「ルイ・ヴィトン」オリジナルデザインのほか、おなじみの「NIKE(ナイキ)」のスウッシュが。


言わずと知れた名品「Air Force 1(エア フォース 1)」とのコラボに、ライブ配信をチェックしたファッションフリークたちの熱視線が注がれた。



今回のコレクションにおいてヴァージルの着想源になったのは「AMEN BREAK(アーメンブレイク)」。1969年にファンクソウルバンド「ザ・ウィンストンズ(The Winstons)」からリリースされた名曲「Amen, Brother」で、黒人ドラマーのグレゴリー・C・コールマン(Gregory C. Coleman)が叩いたドラムソロの一節だ。



その長さ、たった4小節。


奇跡の6秒。


「ルイ・ヴィトン」と「ナイキ エア フォース 1」の邂逅も、奇跡のようなギフトと言えるのかもしれない。



事実として、グレゴリー・C・コールマンは、“アーメンブレイク”の印税を手続きの不備で1ドルも得ぬまま、2006年に無一文のホームレスとして他界している。ヴァージルはこの“知られざる英雄”をフィーチャーしたのだ。



ここから先は動画からの目視情報。


名称すら公式未発表の「ルイ・ヴィトン×エアフォース1」のバリエーションは、LOW(ロー)とMID(ミッド)の2型。



スウッシュなどのパーツにはシグネチャーであるモノグラム・モチーフやダミエ・パターンが重ねられている。


ランウェイに登場したカラバリは、グリーン、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、メタリックなコンビネーションなど。現時点で10種類以上あるようだ。



フィナーレを迎える前から、「Amen, Brother」の楽曲とともに、仮称“AIR LV”も世界中のSNSでBuzzりまくり。


2019年12月にマイアミで発表され、昨年7月に発売された「DIOR(ディオール)」と「Air Jordan 1(エアジョーダン 1)」とのコラボスニーカー「AIR DIOR」並みのインパクトが、6月のパリから放たれたのだった。




最後に、ヴァージルの個人インスタグラムから。


ショー終了後、すでに、ダミエ・パターンの「エア フォース 1」を着用していたヴァージル。「いくつかの理由で紐が結べない」とあるが、その理由が気になる・・・。


今後のリーク情報・画像に期待しよう。



年始(もしくは年内!?)は、日本ほか世界各国のファッションフリークの間で争奪戦が繰り広げられるに違いない。発売日や価格など、公式発表が待たれるところだ。


名曲「Amen, Brother」で紡がれた孤高のドラムループに思いを馳せながら、“AIR LV”の公式情報を待つとしよう。




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LOUIS VUITTON

Text: Takafumi Hojoh