2021.05.16

【ヒストリー&全品番解説】プレミアムな大人のニューバランス「1000&2000番台」図鑑

大人の足元を飾るのにふさわしいスニーカーNO.1の誉れ高いニューバランス。ブランドのプレミアムモデルとして、オリジナルから現行品まで基本的にメイド・イン・USA&UKを貫く1000&2000番台をクローズアップ。アーカイブをおさらいするとともに買える1000番台をお届け! 

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まずは1000&2000番台の発売順番をおさらい

1000番台の初代モデルは1985年に発売された1300。1足100ドルで世間の常識を超えたスニーカー、990の衝撃を上回る130ドルで発売されるが、セレブやエリートに受け入れられ大ヒット。アメリカではニューバランス=ステータスアイテムというイメージを、富裕層に定着させる礎となった。


900番台を上回る高級素材や最先端の技術を投入することはもちろん、メイド・イン・USAを貫き、職人がつくるスニーカーを追求。以後、フラッグシップモデルとして君臨する。21世紀に入ると1000シリーズは2000番台に品番を改め現在に至っているが、こちらも一部、数字順に発売されていないモデルが存在する。正しい発売順と年代は下記の通り。


1300(1985年)→1500(1989年)→1400(1994年)→1600(1994年)→1700(1999年)→2000(2001年)→2001(2003年)→1450(2005年)→2002(2010年)→2040(2012年)→2040v2(2013年)→2040v3(2016年)


900番台ほどの混乱はないものの、順番が前後するモデルがありその理由も興味深いので、そちらは個別の解説にて。現在までに12モデルが発売されているが、ハイエンドラインということで価格帯も900番台より上。2016年に発売された2040v3は定価(税抜価格)が4万円だった。


実際の発売順にアーカイブ画像とそのモデルの特徴を紹介しよう。


M1300 [1985年]

ラルフ・ローレン愛用シューズとしても有名

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1000番台の記念すべき第1号。当時の革新的テクノロジー、エンキャップを初搭載したシューズでもあり、ラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛した逸話は有名。こと日本での人気は絶大で、発売10年後の1995年以降、5年周期で復刻モデルがリリースされている。M1300JPを待ちわびるファンも多く、ニューバランスを象徴する傑作。


M1500[1989年]

初代小Nロゴを採用したモダンなルックス

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一体成型ミッドソールとシンセティックレザーを初採用したハイパフォーマンスモデル。当時開発されていたM1400の量産化が難しかったために、2代目として発売された。高機能を可視化したハイテク調デザインが特徴。Nロゴや品番を刺繍であしらうなど高級感を携えつつNロゴが小さくなり、その後のハイテク顔のベースに。ビル・クリントン元アメリカ大統領も愛用した。


M1400 [1994年]

幻モデルを日本支社がサポートして製品化

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80年代後半にサンプルは完成していたにもかかわらず、量産化困難としてお蔵入りになったM1400。開発の順番としては2番目だったこともあり、外見は1300とよく似ている。履き口に配色のあしらいがあるが、メタリック系のグレーNロゴで全体としてはワントーン感のあるデザイン。日本のサポートで生産が実現したという背景もあり、日本から展開がスタートした。


M1600 [1994年]

アブゾーブを1000番台で初搭載

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実質的には1500の後継で、ハイテク寄りのデザインを踏襲。衝撃吸収性と反発性を兼ね備えるアブゾーブを搭載。ヒール部分にも品番の代わりにABZORBの刺繍が入り、1500の時にあった黒メッシュがなくなってスモールNにアッパーの3色が用いられ立体的に。

M1700 [1999年]

ビジブルアブゾーブでさらにハイテク化

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アブゾーブをミッドソール全体に入れ、ヒール部分には耐摩耗性の強いNデュランスを採用。パンチングレザーをミックスするなどデザインのハイテク感も加速。1000番台最後のモデルとしても根強い人気。

M2000 [2001年]

エナジー初搭載の21世紀第1号モデル

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21世紀に入り品番を一新。フラッグシップラインの1000番台は2000番台に引き継がれることに。アッパーにはシンセティックレザーを採用。デザイン的は1700を上品にハイテク化しつつ、小Nロゴを刺繍からレザーパッチに戻した。衝撃吸収を推進力に変える弾力素材、エナジーをミッドソールに初めて搭載したモデルでもある。

M2001 [2003年]

ルックスはほぼ同じで機能をアップデート

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ミッドソールとアウトソールの形状が変化したが、アッパーはヒールの2001品番の刺繍以外ほぼ同じ。アブゾーブを進化させたアブゾーブSBS、エナジーにも改良が加わり履き心地がより快適に。

M1450 [2005年]

レトロ顔で高機能なオールスエードモデル

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フラッグシップラインがハイテク化の一途をたどる中、レトロなビッグNロゴを愛する人々の要望に応えるために1400をベースにした1450を発表。メッシュを使わないオールスエードの上品なアッパーが特徴。アブゾーブSBS、TS2(ねじれ防止システム)を搭載し、見かけとは裏腹にハイスペック。

MR2002 [2010年]

“スーパーチーム33”が手がけた話題作

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前作を踏襲しながら992や993のようなハイテク感を携えたアッパーのデザインが印象的。ニューバランスの上位モデルを生産するアメリカ、スコヘーゲン工場の熟練工が集結した “スーパーチーム33”が携わった品番として注目された。アッパーはクラス感のある天然革のヌバック、ラスト(木型)も伝統のSL-1をやや細身に改良したPL-1に。昨年、アジア製で復刻版が登場するも即完売という人気ぶり。

M2040 [2012年]

大Nロゴ&天然革で最上位モデル感を

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品番を2桁代にすることで、これ以降は990のようにバージョンアップを重ねる。チャコールグレーのヌバックレザーで、全体的に革靴を意識したデザインにシフト。超軽量素材、レブライトをミッドソール全体に使用して軽快な履き心地を実現。アウトソールの一部にはブランドのヒストリーが刻まれ、ネイビーとレッドの差し色をヒールパートにあしらうなどメイド・イン・USAをアピール。

M2040v2 [2014年]

ホーウィン社のヌバックレザーで革靴風に

【ヒストリー&全品番解説】プレミアムな大の画像_12
メッシュをパンチングレザーに変えてオールレザー化。このモデルから高級革メーカーとして有名なホーウィンレザー社のヌバックを採用。Nロゴをエンボスにしてレザーシューズ感を高めた。タン部分にもエンボスでロゴやBOSTONの地名が。

M2040v3[2016年]

USA国旗の刻印を入れて110周年に登場

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アッパーがよりシンプルになり革靴然と見えながらも、最高峰のテクノロジーで着用感は史上最高。ホーウィン社製レザーを採用し、タンにはUSAフラッグの刻印がなされ、ブランドの矜持をアピール。中央をクリアラバーにしたアウトソールからは歴史的グラフィックが現れ、フラッグシップモデル感も抜群だ。

今買える「1000番台」はこちら!

1300シリーズ 900番台の996と同様にメイド・イン・USA の定番プレミアムモデルとして展開される。レトロクラシックな表情はそのまま。配色や素材などバリエーションが豊富。

オリジナルモデルのカラーを踏襲した「M1300」

オリジナルカラーをピッグスキンスエードとメッシュアッパーで展開。ソールユニットにはエンキャップとシーキャップが採用されている。コーディネートにクラス感を添えてくれる間違いのない1足。



NBファンに支持されるネイビーの「M1300」

前出のモデルと同じ仕様のネイビーカラー。ニューバランスにおいてグレーに勝るとも劣らない人気色は、着こなしに正統派の空気をまとわせてくれる。


アメカジ感あふれる配色が魅力の「M1300」

初代モデルのソールユニットをアップデートした派生モデル。ブルーアッパーにイエローロゴという80年代感満点の配色。カレッジカラーを彷彿とさせる色でもあり、アメカジ好きは必携。


マルチなチェック使いが案外“らしい”「M1300」

今年発売された限定コレクション“プレイドパック”の1300。マルチカラーのピッグスキンスエードにテキスタイルのクレイジーチェックアッパーでニュートラッドなムードに。クラシックなコーディネートの足もとにおすすめ。


NB定番色を展開する “クラシックパック”の「M1500」

一体成型ミッドソールと刺繍Nロゴが特徴の1500を、英国ならではの上質なピッグスキンスエードで展開。黄みがかったグレーとダークネイビーは、どんなコーディネートにも合わせやすい万能カラー。


ワントーンのホワイトが新鮮な「M1500」

英国ならではの上質なレザーのオールホワイトアッパーにシルバーグレーの刺繍やロゴがニュアンスを添える。旬のワントーンの着こなしはもちろん、抜け感を入れたいときにも活躍。


モノトーンのグラデーションが新鮮な「M1500」

トーンの違うグレーに白、黒のあしらいで、モダンな雰囲気をまとった1500。上質なピッグスキンスエードでクラス感も両立。オールブラックや黒勝ちコーデの足もとに是非。



ニューバランス ジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-0997

Composition & Text:Hisami Kotakemori

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