2023.08.16

夏に履きたい旬カラーのナイキ エア フォース 1にアディダス、サロモンも。【東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー】

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。UOMO本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から極私的なおすすめモデルを厳選。今回はナイキ、アディダス オリジナルス、サロモンから、夏に履きたい3モデルを紹介。

夏に履きたい旬カラーのナイキ エア フォの画像_1

01:NIKE|AIR FORCE 1 MID ‘07

ナイキ エア フォース 1 ミッド_ジェイド_アッパー
ナイキ エア フォース 1 ミッド_ジェイド_スウッシュ
スニーカー¥16,500/ナイキ スポーツウェア(NIKE カスタマーサービス)

ハイプなジェイドカラーをミッドカットで

「この夏、スニーカーで何か色を取り入れるなら、おすすめしたいのがジェイド(翡翠色)。スニーカーカルチャーではハイプな色として人気で、最近ではエア マックス 1やダンクでもこの色が出ています。そして僕は、ことエア フォース 1に関してはミッドが昔から好きで、いちばん履きやすいと思っています。90年代のストリートシーンではミッドカットが大ブレイクして、夏はショーツ&ソックス、秋冬は足元にパンツをためてと、みんな履いていました。ローしか履いたことがない人に、ぜひトライしてほしいです」(小澤)


アンクルベルトがアイコニックな、ナイキ エア フォース 1 ミッド。ホワイトをベースにスウッシュとアンクル部分、ソールなどさり気なくクリアジェイドをあしらった大人っぽい配色が秀逸。ショーツスタイルの感度を上げたいときの足元にもおすすめ。


02:adidas originals|BERMUDA

アディダス_バミューダ_薄底ガムソールのローテクスニーカー
アディダス_バミューダ_アイランド・シリーズ
スニーカー¥16,500/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口)

ローテクなガムソールが今の気分にマッチ

「サンバがこれだけ流行っているので、アディダスの薄底のローテクスニーカーを履いていると、かなりの確率で『そのモデルは何?』と聞かれます。おしゃれ好きな人たちがローテクなアディダスの面白さに気づいて、いい流れがきているようです。バミューダは70年代に登場したアイランド・シリーズのひとつ。サイドにモデル名などが入っておらず、匿名性があるところもスタイリッシュ。何よりガムソールが今、ファッションとして合わせやすい。イエローの色みが少し強い気もしましたが、このバミューダもかなりいい感じです」(小澤)


バミューダ諸島のリラックスしたライフスタイルにインスピレーションを得た、クラシックなスニーカー。レトロなガムアウトソールにスエードのアッパー、フロッキー加工のスリーストライプスと素材のコンビネーションも絶妙だ。シンプルなコーディネートの足もとに合わせて、スニーカーを主役に。


03:Salomon|REELAX MOC 6.0

サロモン_リラックス モック_リカバリーシューズ_
サロモン_リラックス モック_スライドとしても活用できる2WAY
スニーカー¥9,900/サロモン(サロモン コールセンター)

リカバリーシューズの可能性を画策

「先月、国立競技場で開催された駅伝を走ったり、リカバリーシューズが活躍する場面が、僕のライフスタイルにも出てきました。リカバリーサンダルに比べて、デザイン的には発展途上な感じがしますが、サロモンのリラックス モックは踵が踏めたり、足にやさしいメッシュのフィット感だったり、余計なものがないところがいいなと思いました。これをどうファッションとして昇華していくかは目下の課題ですが、ポジティブに取り入れていこうと画策中」(小澤)


踵部分を折り畳んでスライドとしても活用できる2WAYモック。やわらかくて通気性に優れたメッシュアッパーと成型インソールで、長時間ラクに履ける。コーディネートにテックなムードを添えたいときにも重宝する一足。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


アディダスお客様窓口 TEL:0570-033-033
サロモン コールセンター TEL:03-6631-0837
NIKE カスタマーサービス TEL:0120-6453-77

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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