PUMA × Graphpaper|Speedcat Plus GRAPHPAPER

大人が履きやすいグレージュワントーンの薄底モデル
「2000年前後のプーマのデザインは、今とても時代に合っている気がします。モストロ然り、スピードキャット然り。ヨーロッパのスニーカーならではの独特のフォルムが、今のファッションにマッチしているのだなと、カッコよく履きこなしている若者のSNSを見ていて思います。当時を経験していないひとつ下の世代が、新しい解釈でこういう靴をとらえているのも面白い。
そんな若者の靴をグラフペーパーが、大人っぽい色合いや素材感でアレンジしてくれました。ある意味無臭なグレージュのワントーンで、スムース、ショートスエード、ヌバックと3つの革で表情をつけています。クラークスのベージュのワラビーを愛用していたような人が、すんなり取り入れやすいカラーリング。グレージュがスニーカーとファッションの距離を縮めてくれます。

スピードキャットはドライビングシューズをベースにしたモデルだからかなりの薄底で、これがまた今の服に合わせやすい。着こなしを今っぽく見せてくれます」(小澤)

今回グラフペーパーがピックアップしたのはスピードキャットをベースに、シューレースのアイレットを隠して、アッパーをキルティング仕様にしたスピードキャット プラス。2025年に登場した新型だ。3種類のレザーを組み合わせ、ソールやキャットの刺繍まですべてをグレージュで統一することで、グラフペーパーらしいモダンなシューズに仕上げた。
グラフペーパー 東京 TEL:03-6381-6171

エディター
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。