asics|US6-S GEL-KINTIC FLUENT

ファッション感度の高いキコ監修モデルの新作
「ゲル-キネティック フルーエントのキコ・コスタディノフ監修バージョンです。ゲル-キネティック フルーエントは2010年代のいろいろなランニングシューズを融合して現代的にアレンジした新型で2024年の年末に登場しました。これから発売されるキコ監修はインラインとは違っていて、アッパーのデザインはもちろん、ヒールのスクートイドゲル(Scutoid GEL)がマーブルになっているあたりに心をつかまれました。
今年5月に北欧に行ったとき、アシックスの人気の高さに驚きました。キコが携わった7~8年前からずっと続いているそうです。似ているようでしっかり更新されていて、しかも飽きさせないデザイン。キコがアシックスとファッションの距離を近づけてくれたと、取材した店のバイヤーも語っていました。改めて彼が手がけたスニーカーを見ると、彼のアイデアやミックスのセンスは、いつも時代の先を行っているんだと理解できます。

今回のスニーカーも過去を見つめ直して、組み合わせることで、これが今のファッションの形なんだと提示しています。履き口からつま先へと一体化したシルバーのラインや、カップ状のオーバーレイがアシックスストライプに重なるディテールも新鮮です。そして大理石のようなヒールパート。こういう部分はまさにファッションですよね」(小澤)

キコ・コスタディノフ・スタジオのディレクションによって、キコが考える未来のファッショントレンドと美学への考察を活かしてデザインされた新作。アッパーに施されたグラフィックはサッカーのスパイクからインスピレーションを受けたもの。マーブルにすることでGELテクノロジーの視覚的な特徴を際立たせている点も出色だ。
アシックスジャパン カスタマーサポート部 https://www.asics.com

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。