JIL SANDER × PUMA|K-Street
素材と色にこだわった今のファッションに合う一足
「ジル サンダーとプーマの最新作『Kーストリート』です。1998年から約30年を経て昨年秋に再開したコラボレーションの第2弾になります。履くとダイレクトに地面を感じるかなりの薄底ですが、インソールによってクッショニングはしっかり確保されているので、履き心地は快適です。現代的なバランスで仕上げられており、日常のスタイルにも取り入れやすい一足だと思います。
2000年前後のジル サンダーとプーマのコラボレーションは、当時は自分のスタイルとは距離があり履きませんでしたでした。しかしこれは今の自分のファッションにも合う気がします。だからとても新鮮な感覚で履けるのではないかと。今回の『Kーストリート』は、2000年代のランニングシューズにインスパイアされた『Hストリート』をベースモデルに採用しています。ロープロファイルのシルエットや細身のトゥが、太すぎず細すぎないストレートシルエットのパンツと相性抜群です。
『Kーストリート』はスニーカーのカルチャーとは違う、ファッションの視点から生まれたシューズだと強く感じます。以前、海外の記事で読んだ『プーマとのコラボレーションでこだわったのは素材だ』というジル・サンダー女史の言葉が印象的で、デザイナーがシモーネ・ベロッティに変わった今回もその思想は息づいています。スエードの質感はもちろん、カーキでもブラウンでもなく、グレーでもない独特のカラーのワントーンもあってか、“スニーカーを履いている”感はあまりありません」(小澤)
「H-ストリート」の軽量なランニングアッパーに、武道から着想を得た「カラテ」のアウトソールを組み合わせて誕生した「Kーストリート」。「カラテ」はジル サンダーが、2004年のプーマとのラボで発表したモデル(正式名称はJil Sander Karate Low)。胴着を彷彿とさせるグリッド形状が特徴の「プーマ アサナ」のアウトソールを使用していた。今回のコラボレーションでもその意匠が踏襲されている。
2000年代を象徴するディテールが詰め込まれた一足は、クリーンなワントーンの配色によって、静かな存在感を放つ。写真のカラーは“マットブロンズ(MATTE BRONZE)”。
ジルサンダージャパン TEL:0120-998-519
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。