New Balance|204L

アーカイブと時代の気分を結ぶモードな新型
「ニューバランスは、アーカイブと時代の気分を巧みに結びつけながら、新しい形を提案することに長けています。それが人気の理由でもあるのでしょう。1906をローファー型スニーカーにしたり、2002をミュールにしたのも早かったですし、デザインやものづくりの自由度の高さには、いつも感動させられます。
今回取り上げる204Lは新型ですが、どことなくミュウミュウとコラボした530を彷彿とさせます。2000年代のランニングモデルのアッパーデザインとロープロファイルを融合させ、とてもモダンな一足に仕上げている。この手腕もまた、ニューバランスならではです。

204Lのような、Y2Kなアッパーに薄いソールのモデルが出始めた当初は、正直なところ違和感がありました。でも今ではすっかり自然で、とてもモードな印象に変わりました。ただ、この204Lのように、センスを感じるフォルムや配色、素材を選び、インラインで展開できるのは、やはりニューバランスの技だと思います」(小澤)

204Lはスポーツテイストとモードな雰囲気を併せ持つ新型。アーカイブから着想を得たアッパーデザインとラストを用い、薄底ソールへと再構築することで、スマートかつスピード感のあるルックスに。メッシュと艶やかなエナメルのコンビネーションも秀逸で、細部にまでセンスが宿る一足だ。
ニューバランスジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-7120

エディター
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。