2026.04.12
最終更新日:2026.04.12

【大人のコンバース】黒レザーのローファースニーカー版「ジャックパーセル」から名作「プロレザー」の50周年モデルまで。春に買うべき5選

周りと差をつけられるコンバースのスニーカー5型をエディターの小澤匡行さんがピックアップ。どのモデルも個性的でありながらシックなカラーリングで大人の着こなしにマッチする。

01:CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX

CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX
スニーカー¥33,000/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX
CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX

完全復刻の呪縛にとらわれない50周年モデル

「プロレザーの50周年を記念してコンバースのタイムラインから、下北沢のヴィンテージスニーカーショップ・ソーマの徳永勝文さんが監修をしたプロレザーが登場しました。徳永さんは2021年の初コラボレーションのときにプロレザーの黒×グレー配色をスエードのコンビネーションでつくっています。今回はシボ感と光沢のあるヴィンテージ調レザーを組み合わせた高級感がすごくいいなと思いました。しかも日本製です。

50周年モデルは徳永さんのほかに、静岡のスニーカーショップ・マグフォリアの山田隆也さん監修のパープル×イエローバージョンもあります。このふたりはヴィンテージ・スニーカー界のヒーローで、熱烈なファンもついている。何度かお会いしていますが、知識はもちろん、スニーカーへの熱量と愛情にいつも圧倒されます。そんな彼らが手がけるからこそ『欲しい!』という人も多く、今回のプロレザーも、彼らの“意識”が色濃く反映された一足になっています。

完全復刻ではなく、本当に好きだからこそ考える『こうだったらよかったのに』というようなディテールが組み合わさっていて、そこがまた魅力です。本物を知っている目利きならではのアレンジが活きている。マニアの世界では完全復刻がよしとされますが、そうではないヴィンテージのとらえ方に、新たな価値観を提示してくれました。完全復刻至上主義の呪縛にとらわれていない名品です」(小澤)

02:CONVERSE|WEAPON CC AG OX

CONVERSE|WEAPON CC AG OX
スニーカー¥16,500/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
CONVERSE|WEAPON CC AG OX
CONVERSE|WEAPON CC AG OX

茶芯&細身ラストでつくられた大人のウエポン

「1月下旬に発売された新作のウエポンです。復刻ではなく、ボリュームを抑えた新デザインで登場しました。ウエポンにしては低重心なフォルムがまず気になったのと、ディテールを見たときに茶芯が採用されていたので、今回ピックアップしています。日焼けしたような加工のソールからもわかるように、ヴィンテージライクな雰囲気をまとわせています。

試作していた昨年のことですが、『ヴィンテージ感を出すために茶芯でつくっている』と聞いて、細部へのこだわりに感心しました。茶芯というのはヴィンテージ用語で、茶色いレザーの上に色を塗り重ねることで、使っていくうちに下地の茶色が出てくる仕様のこと。このウエポンは切りっ放しのコバをそのまま見せることで、茶芯であることをアピールしています。

ヴィンテージなムード以上に、僕が惹かれたのは形の美しさです。素材使いも含めて若々しさを抑えたウエポンは、カジュアルではなく、ウールスラックスのようなドレッシーなボトムにもしっくり合います。マニア御用達のモデルですが、ヴィンテージ感を追及することでおしゃれ好きにも響く一足へと進化したのは興味深いとこ。名品の新機軸かもしれません」(小澤)

03:CONVERSE|JACK PURCELL 1935 LOAFER

CONVERSE|JACK PURCELL 1935 LOAFER
スニーカー¥22,000/コンバース(コンバースインフォメンションセンター)
CONVERSE|JACK PURCELL 1935 LOAFER
CONVERSE|JACK PURCELL 1935 LOAFER

レザーアッパーの販路限定ローファースニーカー

「昨年ローンチした『ジャックパーセル1935』ラインの新作ローファー。このラインはジャックパーセルを再解釈し、革靴っぽいインソール構造を採用しているのがユニークで、ミッドソールにはしっかりシャンクを内蔵しています。70年代のディテールを用いながら現代的なアップデートを施し、レガシーを尊重しつつ、あくまで今の時代に履きやすいスニーカーをつくっている。

1月に発売されたこのローファーは、アッパーにしっかりと重厚なレザーを用いた端正な佇まいに加え、ソールにも重みがあって、僕が体感した限りでは、履き心地もほぼ革靴でした。いくらトゥのモカ部分を手縫いにして洗練した革靴風に仕上げても、地面とのクッショニングがやわらかいとスニーカーになってしまうのですが、そんな甘さもなく、緻密で丁寧につくられている感じが伝わってきます。

「爪先にスマイルのアイコンがあってこそのジャックパーセルなのに、それを同色にしているあたりにも革靴としての見え方へのこだわりや攻めの姿勢を感じます。ローファースニーカーは大人気で、いろいろなブランドから出ていますが、ここまで大人っぽく、かつ上質なモデルは希少です。ぜひチェックしてほしいです」(小澤)

04:CONVERSE|CONS ACCELERATOR MID

CONVERSE|CONS ACCELERATOR MID
スニーカー¥17,050/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
CONVERSE|CONS ACCELERATOR MID
CONVERSE|CONS ACCELERATOR MID

『スラムダンク』のリョータ着用モデルの現代版

「80年代後半から90年代中期、バッシュといえばコンバースという時代でした。有名なところでは、コンバースのパフォーマンスモデルとして、1986年に発売されて大ヒットしたウェポン。その後、90年代に入って人気を集めたのがアクセレレーターです。このモデルが発売されるというニュース記事を最初に見たとき、『スラムダンク』世代の僕としては懐かしい気持ちになりました。画像が悪くてディテールがよくわからなかったので、当時の完全復刻だと思い込み、期待が高まっていたのですが(笑)。

現物を見たら、ライフスタイルモデルではなく、パフォーマンスラインの本気のバッシュでした。『スラムダンク』では宮城リョータが履き、当時のNBAのスター選手、マジック・ジョンソンが愛用したモデルを、オリジナルのデザインは活かしつつ現代的に解釈しています。中空ミッドソールを搭載したリアルな白バッシュは、『スラムダンク』世代の大人ではなく、今のバスケ少年たちに向けてつくられています。

僕自身はもうバスケットからは引退宣言をしています。が、同世代でまだプレーしている人は、意外と多いんですよね。僕が今でもランニングシューズを買うように、大人になってからのプレー用バッシュを探している人も少なくありません。Bリーグでは富樫勇樹選手が、NBAなら今、最も注目されているシェイ・ギルシャス=アレクサンダーもコンバースを履いていたりと、再び盛り上がっています。またバスケをしようと思っているUOMO世代の、ひとつのチョイスとしてもありではないでしょうか」(小澤)

05:CONVERSE|ALL STAR AGED WAXEDLEATHER HI

CONVERSE|ALL STAR AGED WAXEDLEATHER HI
スニーカー¥19,800/コンバース(コンバースインフォメンションセンター)
CONVERSE|ALL STAR AGED WAXEDLEATHER HI
CONVERSE|ALL STAR AGED WAXEDLEATHER HI

ミッドナイトブルーの色みに惹かれる新作オールスター

「このオールスターは何がいいかといいますと、ミッドナイトブルーというカラーです。黒に見えますが、実は黒じゃないんです。若い頃、ドレス業界の諸先輩方から『一番フォーマルでクラシックなスーツはミッドナイトブルー(あるいはミッドナイトネイビー)だ』と教えられました。つまり黒に限りなく近いダークネイビーです。

当時はまだ黒いスーツをビジネスシーンで着ることはご法度でしたので、ミッドナイトブルーであれば冠婚葬祭にも行けるし、ビジネスでも風格が出せると。そういう経緯もあってミッドナイトブルーという言葉がとても好きになりました。それからというもの僕は、ミッドナイトブルーのスーツばかり買っていました。

このコンバースはエイジド ワックスドレザーの風合いもすごくいいし、6mm幅のコットンシューレースの細さはきれいめな服装にもヴィンテージっぽい雰囲気で合わせやすそうです。トゥスプリング(靴を水平な床上に置いたときの、爪先部先端の床面からの反り)が少し低めに設定されていたり、ハトメに光沢があったりと微細な改良も随所に施されています。とてもきれいでありながら、レトロなムードを携えているのが秀逸です」(小澤)

小澤匡行プロフィール画像
エディター
小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。

コンバースインフォメーションセンター TEL:0120-819-217

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