2026.01.23
最終更新日:2026.01.23

【大人の冬スニーカー】アディダス「モントリオール」、ヴァンズ「オールドスクール」... 寒い季節に映える「スエード」モデル5選

寒い季節の足元には、暖かみのある素材感のスニーカーを合わせたい。それに最適なのが、「スエード」モデル。エディターの小澤匡行さんが、ピックアップした5型なら、冬場に映えるスニーカースタイルを構築できるはずだ。

01:Dries Van Noten|Suede Sneakes

Dries Van Noten|Suede Sneakes
スニーカー¥91,300/ドリス ヴァン ノッテン
Dries Van Noten|Suede Sneakes
Dries Van Noten|Suede Sneakes

“スニーカー以上革靴未満”のシューズのニューカマー

「この連載で、ドリス ヴァン ノッテンのスニーカーを取り上げるのは今回が初めてです。ドリスの革靴のシルエットが以前から好きで、スクエアトゥのローファーのような、今のムードを取り入れつつデザイナーのオリジナリティを融合したシューズに挑戦してみたいと考えていました。それでECサイトのコレクションをチェックしていたところ、このスニーカーに出会いました。

薄底で、見た目にも今っぽいルックスで、どこかヨーロッパらしさが漂います。履き口のパイピングや、シューレースホールパーツのピンキングなど、革靴のいいエッセンスを取り入れてレトロなスニーカーをつくっています。

スエードとナッパレザーの組み合わせが上品だし、ドリスらしいトゥの丸いシェイプも含めて、全体のフォルムがとても美しい。僕の中で、“スニーカー以上、革靴未満”のシューズといえば、これまではジャーマン・トレーナーが定番でしたが、ドリス ヴァン ノッテンのこのスニーカーはもう少しレトロなよさがあって、とても気に入っています」(小澤)

02:Vans | Premium Old Skool

Vans | Premium Old Skool
スニーカー¥12,650/ヴァンズ(Vansジャパンカスタマーサポート)
Vans | Premium Old Skool
Vans | Premium Old Skool

シャギースエードのアッパーに心惹かれて

「最近のヴァンズのインラインのクオリティの高さには、驚かされます。もちろんコラボレーションでも素晴らしいものが登場しますが、今季の新作で見つけたこのシャギースエードのオールドスクールは、インラインからのリリースということが魅力的です。

オールドスクールはキャンバスアッパーを履くことが多いので、このスエードのケバ立ちやムラがとても新鮮に映りました。どこか粗野だけど高級感があって、でもクタッとしているからこなれた表情もある。グレー系とこのグリーンの2色展開で、今季はこのグリーンを履いてみたいと思いました。

シャツとジーンズのなんてことないコーディネートに、こんなグリーンを合わせたら、きっとしゃれて見えますよね? 以前スペインのシャツブランド、カミサス マノロのデザイナーに取材したとき、『オールドスクールが気分だね』と話していたので、カミサスのベーシックで品のあるシャツにジーンズやスラックスで、足元にこのスエードのヴァンズを合わせてみたいです」(小澤)

03:PATRICK for Steven Alan| COTTAGE OG

PATRICK for Steven Alan| COTTAGE OG
スニーカー¥18,700/パトリック フォー スティーブン アラン(スティーブン アラン フタコタマガワ)
PATRICK for Steven Alan| COTTAGE OG
PATRICK for Steven Alan| COTTAGE OG

スクエアトゥのシェイプも気分の70年代モデル別注

「コテージはパトリックの70年代のトレーニングシューズをベースにしたモデル。ライニングまでブラックで統一されたオールブラック仕様は、スティーブン アランによる別注です。パトリックはスニーカーカルチャーの中心にいるブランドではありませんが、こういう“外側”にあるシューズを、プロダクトの背景やルーツを理解したうえでフックアップしている点がスティーブン アランらしい。

カテゴリーとしては今旬なロープロファイル(低重心)のフットボール系シューズで、70年代特有のスクエアトゥのシルエットが、ちょっと前に紹介したドリス ヴァン ノッテンの上品なフォルムとも重なって見えて、気になりました。よく見ると木型の美しさや、メイド・イン・ジャパンならではのつくりのよさ、アッパーのスエード素材の上質さも光ります。今まで自分のカルチャーとはリンクせず、あまり履いてこなかったパトリックですが、大人になってそのよさがわかるようになりました。

最近、ローテクスニーカーのスクエアシェイプに魅力的なものが増えてきていて、注目しています。少し前までは見慣れない印象でしたが、今はしっくりくるようになりました。ブラックアッパーにブラウンソールという組み合わせも、今シーズンのスタイルに合わせやすいです」(小澤)

04:DC Shoes|DC ASCEND

DC Shoes|DC ASCEND
スニーカー¥ 14,080/ DCシューズ
DC Shoes|DC ASCEND
DC Shoes|DC ASCEND

大人が楽しめるちょうどいい“現代解釈”仕様

「スニーカーは薄底ブームが継続中ではありますが、こういうときこそ逆転の発想で、ボリューム系の中にこそ面白いものがある気がして探したくなります。DCシューズを久しぶりに見たら、OGモデルをアップデートした、懐かしさと今の気分がほどよくミックスされた新作を発見しました。

僕は昨今のスケートカルチャーに明るくはありませんが、今回紹介するDC アセンドのベースになったトゥルース OGのことはよく覚えています。DC アセンドは90年代後半のエクストリーム系まではいかないボリューム感や、あの時代特有の装飾的なOGのデザインを、人気のランニングシューズのようなスタイルに落とし込んでいるのが面白いなと。

アメリカに1年ほど住んでいた頃、僕はスケボーショップで約半年インターンをしていて、たくさんのDCシューズを見ていました。当時は、TPUパーツに色を使ったモデルが人気で、それこそオールブラックなんて全然売れていなかったんですよね。でも今、こうしてDCシューズらしいデザインをオールブラックで見ると新鮮で、当時の思い出がいい方向に補正され、洋服に合わせやすそうだなと感じています。

50歳も近くなって、スケボーもしないのに、あの頃のスケートシューズ感を求めるのもどうかと思うので(笑)、DCアセンドくらいの“現代解釈”仕様はちょうどよさそうです。久々にDCシューズを懐かしんでみたいという気持ちになりました」(小澤)

05:adidas Originals|MONTREAL

adidas Originals|MONTREAL
スニーカー¥15,400/アディダス オリジナルス(アディダス コールセンター)
adidas Originals|MONTREAL
adidas Originals|MONTREAL

レトロデザインにベージュという万能な掛け算

「1976年のモントリオールオリンピックに向けて開発された、モントリオール76をアップデートした新作です。当時、競技用ではなくトレーニングシューズとして登場したもので、オリジナルモデルはヒール部分がラバーで覆われています。今回発売されたのは、ヒールのラバーパーツをなくした履きやすいデザインで、僕は初めて見ました。

このモントリオールに関してはオリジナルモデルが云々というよりも、配色でピックアップしました。アディダスのこの手のトレーニングシューズは、『スタンスミス=白』のように特定の色のイメージがあまりなく、色を楽しむためにつくられています。僕のような黒い格好が多い大人にとって、足元に白のスニーカーは万能ではなく、少しまぶしすぎる存在になってしまいました。その点、ベージュやクリームといった色だと落ち着くんです。

このモントリオールもアディダスが得意とするレトロなデザインでベージュと、これはもう万能な掛け算だと思いました。黒い服だけでなく、夏は白パンツに合せたり、チノパンでワントーンなんて着こなしにもよさそうです。セレクトショップがすぐに別注しそうな予感がします」(小澤)

小澤匡行プロフィール画像
エディター
小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。

ドリス ヴァン ノッテン TEL:03-6778-7975
Vansジャパンカスタマーサポート TEL: 0120-994-250
スティーブン アラン フタコタマガワ TEL: 03-5491-7511
ボードライダーズジャパン
アディダス コールセンター TEL:03-6732-5461

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