大人の足元の鉄板アイテムといえば黒スニーカー。ここでピックアップした9型はどれもハイクオリティでありながら1万円台とコスパも抜群だ。
01:adidas Originals|SUPERSTAR Ⅱ
履き心地がアップデートされたスーパースター Ⅱ
バッシュとして誕生し、ストリートカルチャーと結びついて今なお愛されるアディダスのアイコンスニーカー。この3月から1970年代に発売された二代目の、オリジナルシルエットを復刻した「スーパースター Ⅱ」が新作として登場し話題を集めている。象徴的なシェルトゥ、プレミアムなレザーアッパーはそのまま、シュータンと履き口にパッドを入れ、やや厚めのラバーアウトソールによって履き心地もより快適に。
今季は白と黒をカラーテーマに、多様なバリエーションが展開されている。オールブラックもラインナップするが、おすすめはスエードアッパーにスムースレザーのスリーストライプスを配したこちら。ホワイトステッチやタンとヒール、シューレースジュエルの白いトレフォイルロゴが「スーパースター」らしさを演出して、コーディネートを考えるのが楽しい。
02:PUMA×Scye|PALERMO
旬のテラスシューズをエッジの効いたレオパード柄で
スニーカー通にも一目置かれるサイとスポーツブランドのコラボレーション。今回はプーマと初めてタッグを組み、テラススタイルを象徴するパレルモをピックアップした。パレルモは1980年代初頭のモデルで、フォームストリップにかぶるトゥのT字型のオーバーレイが特徴。2023年に復刻され、今ではテラスシューズのブームを支えるモデルとして人気を集めている。
プーマ×サイのコラボレーションスニーカーは2色展開され、オールブラックはアッパーにレオパード柄のハラコ風プリント素材を使用しているのが特徴。カウスエードのオーバーレイが高級感を添え、ロゴタブのオレンジがアクセントとしてきいている。ヒールウィンドウの右に“ Rhino(サイのロゴ)” 、左に“CAT(プーマのロゴ)”があしらわれた遊び心にも注目。クリーンなコーディネートにハズしとして、少しエッジをきかせたい人におすすめだ。
03:CONVERSE|ONE STAR SUEDE
幻と冠されるワンスターのブラックスエードは定番
90年代のヴィンテージスニーカーブームで脚光を浴びたコンバースのワンスター。オリジナルが1974年から1975年までの2年間しかつくられなかったことから「幻の」モデルとして、ファンの間で語り継がれてきた。2014年に名品を復刻する「TimeLine(タイムライン)」がスタートし、ワンスターが定期的に展開されるように。
中でも人気の高いワンスター スエードのブラックアッパー×ホワイトソールは、今では毎シーズン登場する定番になった。近年トレンドの黄変したような色でみではないクリーンなテープ使いや、クラシック感のある8ミリ幅のコットンのシューレースを採用してスタンダードなルックスに仕上げている。クッション性抜群のインソールで履き心地もアップデート。カジュアルからドレッシーなコーディネートまで、どんなスタイルにもマッチするのはさすが「名品」。一度履いたらその実力がわかる。
04:New Balance|1906R
レトロテックなデザインにY2Kな黒×銀が光る
「1906R」は2000年代のランニングシューズを象徴する「1906」を再構築した新型スニーカー。粗めのメッシュアッパーやTPU素材のヒールサポートなどテック感のあるデザインで、2022年に登場するや大ヒット。スニーカーシーンのレトロテックなブームともシンクロして、カラーリングやディテールを変えて定番展開されている。
今シーズンはY2Kカラーとして人気を集める、ブラック×シルバーが新色で登場。ソールまで一体のブラックアッパーに、オーバーレイやトリミングでシルバーをきかせたデザインが秀逸だ。シルバーが控えめだから、ブラックスニーカーとしても使いやすい。シンプルな服装に合せればほどよくトレンド感を醸し出してくれる。
05:New Balance|RC42
ロープロファイルなテラススタイルの新型
トレーナー風のトゥガードやロープロファイルのルックスにテラスシューズのムードが漂うRC42。復刻かと思いきや、2024年春夏に登場した新型だ。70年代のフットボールカルチャーにデザインのインスピレーションを得つつ、クラシックな大きめのNロゴやセンターシーム、フラットシューレース、パッド入りの履き口などディテールにオリジナリティが。
スムースレザーとスエードのアッパーをブラックワントーンでまとめ、さらにシュータンのロゴなども同色に。シンプルなトリプルブラックのローテクで、履き心地もいいとなれば、これはもう万能スニーカー確定。ファッションとしてはもちろん、スーツに合わせて通勤シューズにするなど応用範囲も広い。
06:SUPERGA|3750 VEGAN TUMB MATERIAL LEGGERA
シグネチャーシューズをヴィーガンレザーで軽量に
イタリアを代表するスニーカーブランド、スペルガの定番といえば「2750 コットンクラシック」。1925年に世界遺産として有名なスペルガ聖堂の名前を刻印して売り出した、ラバーソールシューズが「2750」の原型だ。今年で誕生100周年を迎え、軽量化した「3750レッジェーラ」が新たな定番として加わった。ちなみにLEGGERA(レッジェーラ)はイタリア語で「軽い」を意味する言葉。
「3750ヴィーガン タンブルマテリアル レッジェーラ」は軽量なヴィーガン素材の合成皮革を使用した2025年春夏の新作。「2750レザー」とはスペルガのブランドネームが黒一色で履き口に付くなどディテールに多少の違いはあるが、一見しては変わらない。ラグジュアリーなルックスで軽量なローテクスニーカーを探している人は必見だ。
07:ENGINEERED GARMENTS × KEEN|WK500
黒に映える銀のウエスタンステッチが唯一無二
エンジニアド ガーメンツとキーンの定例コラボ最新作。今回は25SSシーズンの新作のWK500(ダブルケーファイブハンドレッド)をピックアップした。何より目を引くのはアッパー全体にあしらわれたウエスタンブーツ風のシルバーステッチ。トレンドのカウボーイコアが、この一足で叶う傑作だ。シュータンの右にKEEN、左にENGINEERED GARMENTS NEW YORKのロゴがあしらわれたアシンメトリーなデザインも、このコラボの象徴。
WKは歩くために開発、設計されたキーンのウォーキングシュース・コレクション。2023年にWK400がデビューして早々に市民権を得た。新型のWK500は半径500mmのゆるやかな「KEEN.CURVE(キーン・カーブ)」ソールを採用した、デイリーユースにぴったりのモデル。メッシュアッパーにはポリウレタンのオーバーレイが施され、耐久性が強化されている。歩きやすくてトレンド感もまとえる、このコラボは貴重だ。
08:PUMA|KING INDOOR
折り返しシュータンの2WAYインドアシューズ
「puma KING」と書かれた折り返しのシュータンが印象的な2025SSの新作。サッカー界のレジェンド、ペレやディエゴ・マラドーナなどが履いた名作スパイク「キング」は1966年に誕生した。その「キング」をベースにして、1999年に室内向けのシューズとして発売されたのが「キング インドア」だ。ブロークコアのトレンドでサッカー由来のレトロスニーカーが脚光を浴び、今シーズン新作として復刻された。
プレミアムレザーのアッパーに、取り外し可能な折りたたみ式のシュータンがアイコニック。シュータンを取り外せば、シンプルなテラスシューズとして履くことも。ブラックアッパーにオフホワイトのプーマストリップ、ホワイト&ブラウンのソールが軽快さを添える。シュータンがベルクロで脱着できる手軽さもうれしい。
09:On|Cloud 6
ブランドのアイコンシューズの新世代
2010年にスイスで創業した気鋭のスポーツブランド、オン。卓抜した機能性を誇る独自テクノロジーのクラウド テック®で世界から脚光を浴びる。2014年に世界最軽量クッショニングシューズとしてデビューした「クラウド」は、ブランドを代表するアイコンシューズ。創業者のひとりで、元トライアスリートのオリヴィエ・ベルンハルドが開発に関わった。その新世代として2025SSに登場した「クラウド 6」は、さらなる軽量化とフィット感の向上を実現。
着地の衝撃を推進力に変える空洞ソールが象徴的。アッパーのデザインも初代から一貫している「クラウド 6」はスピードレーシングシステムを採用しているので、スリッポン感覚でラクに着脱できるのも人気の理由。オールブラックはカジュアルなファッションにもドレッシーなファッションにも合わせやすく、ランニングシューズとしても機能するので、出張や旅にもおすすめだ。
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