2024.04.20

【注目はコム デ ギャルソンの「ナイキ ACG」】エディターが推す、2024年春夏のベストスニーカー5選

01:MIZUNO FOR MARGARET HOWELLの「MIZUNO TRAINING SHOES」

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ベースとなったMIZUNOのシューズは1995年登場のコンテンダー。黒アッパー×チョークカラーのミッドソールという配色は、2017年にマーガレット・ハウエルとMIZUNOのコラボ第一弾となったシューズ「M-LINE」と同じカラーコンビネーションだ。つまりは原点回帰。¥26,400/ミズノ フォー マーガレット・ハウエル(マーガレット・ハウエル)

狙いすぎでない黒コラボ

もうあまりスニーカーに振り回されたくない、頑張ってる風に見られたくない。世にコラボシューズは氾濫していて黒コラボも珍しくないが、見かけたときにうまく力が抜けていて心落ち着いたのはこのマーガレット・ハウエル×MIZUNO。

スエード×メッシュのアッパーに、コットンシューレースの異素材合わせで、重層的で品の良いブラック。ランニングベースのシューズというのも、狙いすぎのローテクとかではなく安心できる。他人からも「あのコラボ!」とかではなく、黒い足元だけが記憶に残るくらいがちょうどいい。

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UOMOブランド統括
山崎貴之

ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
 

02:New Balanceの「ML610 GTX J」

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2011年発売の610TをベースにGORE-TEX®搭載のアッパーでアップグレード。トレッキングのディテールを盛り込みつつも、全体のトーンを黒で合わせることでタウンユースにも最適。 ¥24,200/ニューバランス(ニューバランスジャパンお客様相談室)

リアル多色買いスニーカー

2023年10月に発売されたML610 GTX。その際はグレーとホワイトのみでしたが、遂に待望のブラックが発売。何を隠そう、すでにグレーカラーを愛用している僕にとって “待望の”カラーリングです。

ゴアテックスの利便性はご存じの通りかと思いますが、個人的に気に入っているのはドローコードによる着脱のしやすさ。社内では室内履きに履き替える派なので、靴ベラ要らずでストレスフリー。カラーも真っ黒ではなくて、素材や色味による黒の違いで遊びを効かせ良い意味で目を引く。履き心地も含め「この色も買っちゃうな~」と展示会で一人唸りました。

堀池 光プロフィール画像
編集
堀池 光

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、副編集長吉崎をはじめ先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。
 

03:J.M. WESTONのスニーカー

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ジェイエムウエストンのスニーカーとしてはかなりボリューミーなフォルムでワイドボトムとの相性も抜群。深いネイビーは2024年の新色。¥121,000/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)

差がつく大人のバッシュ、みつけました

スポーツブランドの歴史的な名品スニーカーに、通常モデルよりちょっとラグジュアリーな素材を使用した限定モデルやセレクトショップ別注が企画されることが多い昨今。素材のクオリティがあがることで、元の普遍的なデザインの良さがさらに引き立ち、より素敵に見えてくる。

ジェイエムウエストンの新作も同様に、クラシックなバスケットボールシューズのスタイルに、ブランドならではの上質な素材や丁寧な縫製といったハイクオリティなものづくりが組み合わさることで、大人にふさわしい「差がつくバッシュ」に仕上がっている。

それだけにとどまらず、ブランドのアイコニックな名品である「ゴルフ」のダブルステッチや「ハント」の履き口のラインを取り入れることで、控えめにオリジナリティを主張しているところも好印象。僕としては「ゴルフ」のブルーとも違うかなり深めのネイビーの色味も最高。なんなら、この色の「ゴルフ」や「ヨット」もあったらいいのになぁ。

薬師神和彦プロフィール画像
副編集長
薬師神和彦

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。

04:CONVERSEのワンスター「J VTG キャンバス」

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今年は1974年に誕生した「ワンスター」が50周年を迎える。アニバーサリーアイテム第1弾は、90年代に展開されていたモデルを国産仕様で再現。ヒールラベルの「ONE☆STAR」表記も忠実に再現、タン裏には「50tn Anniversary」の文字がプリントされている。織りの異なるスペアシューレースが付属する。¥20,900/コンバース(コンバース インフォメーションセンター)

ワンスターも絶対に白がいい理由

すぐ汚れるとわかっていても、キャンバス地のスニーカーは白を選ぶ。汚れきって洗ったら、小慣れた感じの白に生まれ変わる気がするから。古着屋でMADE IN USAのデッドストック、オールスター白のマイサイズを見つけたときも即決だった。ただオールスターはハイカットで脱ぎ履きしづらいのが問題点。気軽に履けるローカットの白コンバースを探していたら、スニーカー好きに人気の「タイムライン」シリーズから、キャンバス地のワンスターがMADE IN JAPANで復刻していた。トウガードとサイドに控えめに入る☆が大人っぽくて、カラーはホワイトのみという潔さ。ガシガシ履いて洗うと、どんな風に生まれ変わるのか見てみたい。
 

穂上愛プロフィール画像
WEBエディター
穂上愛

ワードローブはだいたい古着。MADE IN USAとデッドストックに弱い。俳優・光石研主演のYouTube動画『東京古着日和』、さらば青春の光・森田哲矢主演の映画『大阪古着日和』プロデューサー。買ったらすぐ着ます。
 

05:COMME des GARÇONS HOMME PLUSのナイキ「ACG マウンテン フライ 2 ロー」

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「acg」は「All Conditions Gear」の略。スリッポンタイプの「1」から「2」ではドローコード仕様に刷新された。白と黒もあり、迷ったらパンダ配色で決まりだ。¥46,200/コム デ ギャルソン・オム プリュス(コム デ ギャルソン)

そぎ落とした『acg』、モードを『PLUS』

二日酔いで山手線に乗車し、「都市生活者にとってのトレイルランとは『通勤』なのでは?」と初めて意識した年明け。人混みを潜り抜けての階段の乱高下、公共交通機関以外であんまりないかも。「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の「ナイキ ACG」コラボならば毎日おしゃれに疾走できる。側面の「acg」ロゴが削除されており、パリ生配信中は「マウンテン フライ 2 ロー」と認識できなかった。吸い付くようなラバーアウトソールで険しい岩山までなんのその。颯爽と九段下駅の階段を駆け上がって出勤し、雪崩のように駆け下りて終電で帰りたい。
 

北條貴文プロフィール画像
WEBエディター
北條貴文

ウェブ担当。185cm・90kg。試着ルポ・リリース記事・インタビュー・企業タイアップ担当のマンガ編集者志望。コム デ ギャルソン(販売員・本社営業職)→WWDジャパン(ミラノ&パリコレ取材記者)→現職。ウィンドウズ派。
 

マーガレット・ハウエル TEL:03-5785-6445
ニューバランスジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-7120
ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03-6805-1691
コンバース インフォメーションセンター TEL:0120-819-217
コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611

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