2020.04.26

松下洸平「どんな仕事も楽しいという気持ちでスタートできたことがよかった」

シンガーソングライターとしてメジャーデビューを果たし、ミュージカルの出演をきっかけに俳優の道へと進んだ松下洸平さん。さらに絵画やダンスを特技とし、これまで多くのメディアでその多才ぶりを披露している。

松下洸平「どんな仕事も楽しいという気持ちの画像_1

「いろいろなことをやっているというわけではなくて、すべて一つの引き出しに収まっていて、お互いにうまくつながった感覚なんです」とはにかむ。「ドラマで別の人間として生きることで、ふだん自分では感じられない体験や新しい表現を得られる。また舞台で仲間と密に時間を過ごす過程で芽生える特別な感情を、歌にしたら面白いんじゃないかとインスピレーションを得たり。そこで出会った人たちにお礼がしたくて、プレゼントする絵を描いたり…それぞれがぐるぐると循環して、互いにいい影響を与え合っていると思います」

 あらゆる感性が有機的にリンクし、滋味に富んだ人間性が生まれる。その多面的な魅力は、自身の前向きな性格によるもので、芸能という仕事を始めた きっかけを語る言葉に表れている。「僕にとって、どんな仕事も楽しいという感情から始められたことは運がよかったと思います。親や兄の影響で音楽やダンスの楽しさを知ったからミュージシャンになった、歌うことが好きだからミュージカルに挑戦した、そして演じることに喜びを感じたから俳優を続けようと決意しました。職業に関係なく好きであることがいちばん大切。才能も重要だけど、夢中になれるから頑張れるし、努力できる」

 自ら好きなものを引き寄せ、活動のエネルギーと変えてきた彼は、朝ドラ「スカーレット」で、ヒロイン川原喜美子の元夫である真面目で実直な陶芸家、十代田八郎役を好演。多くの人を虜にし、“八郎沼”を日本中に広めた。また、初の時代劇となる最新作映画『燃えよ剣』では対照的に、新選組の剣豪、斎藤一をミステリアスかつ情熱的に演じる。

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Kohei Matsushita
俳優・ミュージシャン。1987年東京都生まれ。歌手活動と並行して俳優としてミュージカルや舞台で活躍。第26回読売演劇大賞・優秀男優賞・杉村春子賞を受賞。朝ドラ「スカーレット」で八郎役を演じ、話題を集める。出演映画『燃えよ剣』が近日公開予定。

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Photo:Ayumi Yamamoto
Hair&Make-up:Masakazu Igarashi
Stylist:Tatsuhiko Marumoto[UNFORM]
Text:Hisamoto Chikaraishi

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