「毎回違う怪獣が出てくるのが楽しい」

――怪獣好きになったきっかけは?
僕らが子どもの頃というのは、今みたいにゲーム機がなかったから、遊びといったらミニカーか、怪獣ぐらいしかなかったんですよ。僕は虫とか恐竜が好きだったこともあるけど、子ども心に何かを破壊したいという願望みたいなものがあって、その象徴ともいえる怪獣にどこか引きつけられていたんだと思います。あと、怪獣は毎回違うやつが出てくるじゃないですか。あれはやっぱり楽しいですよね。

――ライガーさんおすすめの怪獣映画を教えてください。
やっぱり初代『ゴジラ』(1954年)はすごいですね。人類に向けたメッセージをゴジラに託して伝えているところがあって、ストーリー的にはかなり重たいんですけど、そのぶんほかの怪獣映画にはない深みが感じられて面白いです。反対にスカッと爽快感を味わいたいなら、ゴジラ映画の中でも最大の娯楽作と言われている『キングコング対ゴジラ』(’62年)と、怪獣が11体も出てくる『怪獣総進撃』(’68年)がおすすめです。
あとは、『ゴジラの逆襲』(’55年)も観てほしいかな。宴会シーンがあったり、最初のほうにアンギラスがやられちゃったりするから、間延びするみたいなことをよく言われるんですけど、だからこそ、いつ怪獣が出てくるかわからない恐怖があって、そこがまたリアルでいいんですよね。僕は怪獣フィギュアを作るのが趣味なんですけど、この『逆ゴジ』のときのゴジラは造型的にも好きで、今までに計3体作っています(笑)。


profile:1989年4月に獣神ライガーとしてデビュー。’90年1月に獣神サンダー・ライガーに改名。IWGPジュニアタッグ(戴冠6回)やジュニア8冠王座など、国内外の団体問わず、数多くのベルトを獲得。現在も“世界の獣神”として、絶大な人気を誇る。趣味は怪獣フィギュア作り、釣り、食虫植物の栽培。

Movie:Saito Yuhei(TranSe)
Photo:Tohru Yuasa
Text:Masayuki Sawada