6月14日(月)、静岡県浜松市市内で引退会見を行った元日本代表FB五郎丸歩選手に、adidasからのスペシャルギフトが送られた。


スポーツグラフィックデザイナーであるカロライン・ブランシェ氏と協力し、オリジナルデザインのポスターが作成された。「(イラストになって)嬉しかったですね! こちらからもイメージ伝えていたんですけど、それを明らかに上回っています。日本の国旗をイメージして、素晴らしいデザインにしていただいて。ここまで綺麗に仕上げていただいて本当に感謝しています」(五郎丸)

2015年W杯、南アフリカ代表を破った試合で躍動

五郎丸選手と言えば日本代表としても国際試合に57試合出場し、特に2015年のラグビーワールドカップで、日本代表が南アフリカ代表に逆転勝ちを収めて「ブライトンの奇跡」と呼ばれた試合でも中心選手として躍動したのを覚えている人も多いはずだ。



写真:早川明生/アフロ

最後方で「15」番のジャージーを背負い、攻守にわたる活躍。そしてプレースキックでもチームの勝利に貢献し続けた。五郎丸選手は「まだ引退して日がないので、あまり実感はないです。でもずっと15番のジャージーを今まで着続けたので、しばらくしたら15番にこだわりが出てくるのかもしれないですね」と目を細めた。


また2023年ワールドカップを目指す新生ラグビー日本代表に向けて「(長い間、)一緒に戦ってきたリーチ マイケルがキャプテンですが、また新たな選手がリーダーになって2023年を迎えると、もう一つ違う日本代表ができ上がるんじゃないかなという期待感はあります!」とエールを送った。


監督やコーチよりも「マネジメント」に関心

今シーズン、現役を引退した五郎丸氏だが、今後は来年始まる新リーグに向けて、ヤマハ発動機のマネジメントに携わる予定だという。「以前から関心のあった、現場周辺のマネジメントとして、ラグビーの新リーグに携われるので、すごく毎日ワクワクしています!」(五郎丸)


五郎丸選手は近年、現役選手を続けながらもラグビーの普及に積極的に携わってきた。


「2015年のラグビーワールドカップが終わってから、子供がラグビーに興味を持ってもボールがない。そういう現状を肌で感じていました。それで、2019年の日本でのワールドカップが盛り上がり、その時にできるだけ多くの子供たちがボールを持っている、そういう未来像を描きながら、主に子供たちに対しての普及活動を中心にやってきました」(五郎丸)


そんな中で、五郎丸選手はもともと、引退後のセカンドキャリアについては監督やコーチというよりもマネジメントに関心を持っていたという。



「(早稲田大学やヤマハ発動機時代の指揮官だった)清宮克幸さん(現日本ラグビー協会副会長)に相談した時に、『コーチや指導は他の人でもできる。いろんなことを経験した五郎丸、お前しかできない世界観を作っていくべきなんじゃないか』というふうにおっしゃっていただいて、その言葉はかなり大きかったですね」


また、日本代表としてだけではなく、ラグビー選手としてオーストラリアやフランスといった海外でのプレー経験も大きく影響したという。


「例えば観戦スタイルひとつとっても、日本のラグビーは静かに観ようという風潮があります。僕も子どもの頃からそう言われていましたし、2015年のワールドカップが行われたイングランドも同じような感じでした。一方で、フランスだと、めちゃめちゃ騒いで、スタイルが全然違う。一つじゃなくていいし、日本独自の観戦方法というのを模索できればといい。そういった面白い世界を、あんまり固定概念関係なく作っていけたらなと思いました」


自分が進んで行く道の『ロールモデル』はいない

五郎丸選手は、セカンドキャリアについてどのような活動を見据えているのか。


「自分が進んで行く道の『ロールモデル』はいないと僕は思っています。ラグビーでここまで注目された選手というのはいなかったと思うので、新リーグが始まって、マネジメントサイドサイドに進む選手経験者も少ないでしょう。2015年ワールドカップ以降は、誰も通ったことのない道を自分なりに進んでいった、良い意味での孤独でした。それが今後も続いていくんだろうなと思います。


新リーグが始まることで、ラグビー以外の分野からもいろんな人が携わるようになります。バスケットボールのBリーグが今すごく盛り上がって、昔とは明らかに違うリーグになっている。ラグビーは、新たに応援したい人たちがなかなか入っていきにくかった。新リーグになることでサッカーのJリーグとか、野球とかバスケットに近いようなものができてくると考えています。


ただ新しいものを取り入れていくことも大事ですが、ラグビーとして変えるべきでないところもある。長年ラグビー選手を続けてきた者として、そういうところを大事に一緒になって取り組んでいければいい」



ラグビー界の先頭で走ってきた男は、セカンドキャリアでもラグビー界に新しい風を巻き起こすつもりだ。


来春からは大学院でも学ぶ予定だという五郎丸選手は「自身の次へのステップとしては本当にラグビーを活用させていただけてありがたいなと思います。頑張ってよかったと思えるような空間づくりをしたい。ラグビーをやって良かったと思える選手をいかに増やすかというのが今後の僕の仕事かなと思います」と新たなキャリアに向けて目を輝かせた。




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締め切りは6月21日(月)23時59分です。
※ご応募には集英社メンズマガジン会員への会員登録が必要です。
なお、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
商品提供:アディダス ジャパン


Photos:Teppei Hoshida
Interview & Text:Kenji Saitoh