島まるごとがホテルに、沖縄本島で味わうリゾートステイ
UOMO本誌とWEBで連載中のマンガ『プロゴルファー! HIKARU』で、沖縄でリゾートゴルフを体験することに。初めて沖縄本島へとゴルフ旅をする方にオススメしたいのは、リゾートホテルを拠点にする選択肢だ。結論から言えば、これが大人のゴルフ旅行を劇的にアップデートしてくれる。
せっかくの沖縄ならば、海が見えるリゾートに振り切るのがいい。今回拠点として選んだのは「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」(以下ハイアット瀬良垣)。一本の橋で本島とつながる、瀬良垣島をまるごとホテルとした贅沢なロケーションだ。本島中部の恩納村エリアに位置し、「美らオーチャードゴルフ倶楽部」や「かねひで喜瀬カントリークラブ」など有名ゴルフ場からも近く、利便性は抜群。今回はそんなハイアット瀬良垣に2泊して2ラウンドをプレーした。もちろん3日間すべてコースに行くことも可能だが、無理をせずホテルでリラックスするのが大人の贅沢といえよう。
今回泊まったのは「ザ・アイランド」棟にある「ラグーンビュー ツイン(38㎡)」。窓の外には万座毛方向の海岸とサンゴ礁の浅瀬が広がる。あいにくの曇り空だったが、穏やかな波の音で心が癒される。スタンダードタイプの客室ではあるものの、窓から見える広大な海のおかげで開放的に感じるのは言うまでもない。ちなみにハイアット瀬良垣は、瀬良垣島に位置する7階建ての「ザ・アイランド」棟と、そこから橋でつながった沖縄本島側にあり長期滞在や家族連れに適した3階建ての「ザ・ビーチハウス」棟に分かれている。全343室、全ての客室がオーシャンビューの設計だ。PCを広げるにしても、この景色があるだけでワーケーションの質は格段に上がるはず。
DAY 1|テントサウナ&名物炉端焼きでリゾート気分
那覇空港着陸後、レンタカーを走らせ約90分でホテルへ到着する。ドライブの道中、ホテルのすぐ近くに名店「なかむらそば」を発見。残念ながら営業時間外で寄ることはできず…。瀬良垣という地名は聞き覚えがなかったが、恩納村の海沿いにあると思うと途端に親近感を感じた。
無事チェックインして荷物を解き、期間限定(11月頭から3月末)の「テントサウナ体験」をすべくプールサイドへ向かう。移動の疲れを翌日のラウンドに持ち越さないのは鉄則だ。サウナにはうるさい人も多いと思うが、ハイアット瀬良垣で使用するテントサウナは、蓄熱に優れたパワフルな薪サウナストーブを採用する本格的なフィンランド式。入った瞬間に焚火のいい香りが広がる。セルフロウリュウも完備されており、温度調整をしながらじっくりと汗を流す。身体を温めたあとは、目の前のインフィニティプール「ラグーン」へ。全国的に珍しい、海水が常時循環するプールでクールダウンできる貴重な水風呂だ。サウナ、ラグーン、外気浴を繰り返せば、最高のととのい体験となること間違いなし。気づけば頭は「日常」から「リゾート」へと切り替わっていた。
火照った体を冷ましながら、部屋に戻り少しだけPCを広げる。波の音をBGMにしたワーケーションは驚くほど捗るが、今日は深追いはしない。なぜなら、楽しみにしていたディナーの時間が迫っているからだ。
初日の夜は2階にある炉端焼きレストラン「シラカチ 炉端」へ。オーシャンビューのテントサウナで心もカラダもリフレッシュするとやはり腹が減るものだ。まずはオリオンビールで喉の渇きを潤す。沖縄食材をふんだんに使ったコース料理は沖縄の地酒にも泡盛にも合う。活気のあるオープンキッチンは見ていて楽しいし、窓からは美しい海が見えて、さらにお酒も進む。食べ終わるころにはすっかり暗くなっていた。ほど良い酔いで部屋に戻りベッドに寝転ぶ。波音を聞きながら本でも読もうかと思っていたが、気づけば眠りに落ちていた…。
DAY 2|名門コースをプレーし、ホテル内を満喫
目が覚めると朝6時。爆睡の末、もう朝食の時間になっていた。最低限の身なりを整え、1階の「オールデイダイニング セラーレ」で朝食ブュッフェを堪能。定番のメニューに加え、ゴーヤチャンプルーやソーキそばなどの沖縄料理、さらにアグー豚のステーキも並ぶ。中でも特筆すべきはフレンチトースト。表面はカリっと焦げをつけた完璧な見た目。食感フワッフワッ。柔らかな甘みが口いっぱいに広がる。ここのモーニングは、今まで食べた中でも上位に来る美味しさだった。
ゴルフウェアに着替え、7時半にホテルを出発。車を走らせることわずか10分ちょっとでゴルフ場に到着した。普段東京に住むゴルファーならばこの近さに驚くこと間違いない。プレー開始は8時半だったため、パターやアプローチの練習でしっかり身体を慣らす。眼下に広がる東シナ海を眺めながらのラウンドは、まさにリゾートゴルフの醍醐味。快調に18ホールを終え、15時前には再び瀬良垣の島へと戻ってきた。
温暖な気候、スループレー、短い移動時間のおかげで普段より疲労感は少ない。が、今回はさらに疲労回復をすべく、ホテル内の「スパ はなり」にてマッサージを予約していたのだ。普段ボディトリートメントをわざわざ予約することなどないが、ここはリゾート。日々のデスクワークで蓄積された疲れも合わせて一気に癒そうじゃないか。60分の「ホリスティックマッサージ」コースで、ラウンドにて酷使した腕・腰・脚を重点的にケアしてもらう。特製のブレンドオイルの香りも良く、リラックスしすぎてしまい気づけばまた夢の中…。目覚めたときには、身体の重さが嘘のように消えていた。
夕食の時間まで少し余裕があったので、2階にある「シラカチ バー」に立ち寄ることに。もちろん1杯目は冷えたオリオンビール。本来夕暮れの時間帯だったのだが、残念ながら今日も曇りで日の入りは見られず。2杯目には「まさひろオキナワジン」のジントニックをいただく。「すごい時はこれくらい真っ赤になりますよ」とバーテンダーさんに見せてもらった写真が素晴らしかったので写真を載せておく。この日の入りが見られなかったのは悔しいと思いつつ、またハイアット瀬良垣に宿泊する良い言い訳ができた。
ほろ酔い気分で向かったのは、同じフロアにある鉄板焼きレストラン「シラカチ 鉄板焼」。ちなみにレストランの名前となる「シラカチ」は琉球語で「瀬良垣」を意味する。
大きな窓越しに瀬良垣ビーチのパノラマが広がるカウンター席。目の前の鉄板で、新鮮な魚介や黒毛和牛を焼き上げられていく。前夜の「シラカチ 炉端」とはまた違う、鉄板焼き特有のライブ感。そして海を見ながらゴルフをプレーしたという高揚感で食事もお酒も良く進む。「OKINAWA BLUE」のソーダ割りや赤ワインと楽しむと気づけば満腹に。ゴルフ、スパ、バー、そして鉄板焼き。これ以上ないほど完璧な「リゾート休み」が完成した。
DAY 3|チェックアウト後は、沖縄名物崖越えコースへ
最終日にはもう一箇所、沖縄の名門コースを巡るべく、早朝にチェックアウトを済ませることに。目指すは、本島南端に位置する「ザ・サザンリンクスゴルフクラブ」。瀬良垣からは1時間のドライブになるため、朝6時すぎにはホテルを出発しなければならない。さすがにこの時間では、モーニングを食べる余裕はない……と断念したのだが、チェックアウト時にフロントで特製のお弁当を手渡してもらった。早朝にチェックアウトすると事前に伝えていたわけだが、この心遣いはなんとも嬉しい。ロビーを出ると最終日の3日目にしてようやく太陽が垣間見えた。朝焼けとまでは言えないが、気持ちよくホテルを後にした。
ゴルフ場に到着した後はお弁当を食べ、8時すぎにプレー開始。シーサイドコースとして有名な「ザ・サザンリンクスゴルフクラブ」は常に風が強いとのことだが、この日はまさかの無風。海を眺めながらプレーしているうちに雲もなくなり、絶好のゴルフ日和になった。INコーススタートだったためラウンド終盤に名物の7番ホールへ到着。高さ40mを超える切り立った海岸線の絶壁の上に続くフェアウェイに打ち込むティーショット、通称”崖越え”は記憶に残る素晴らしいコースだった。ゴルフを趣味とするものなら、是非とも一度は体験してほしい。
ホールアウト後、そのまま空港へ向かい、帰路についた。 振り返れば、ゴルフ場に併設されたホテルに泊まる効率重視のゴルフ旅も悪くないだろう。しかし、今回のように「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」を拠点にしたことで、ゴルフも名門2コースを堪能でき、さらにオーシャンビューの部屋、テントサウナ、食事などまさにリゾートとして旅をエンジョイすることができた。満足しまくりのゴルフ旅だったが唯一の心残りは曇りばかりで夕焼けが見えなかったこと。今度はワーケーションとしてハイアット瀬良垣を訪れ、真っ赤に染まる海岸線を拝みたい。