2026.03.28
最終更新日:2026.03.28

【新連載|甲乙つけがたい日用品】コーヒーグラインダー|自宅でのコーヒータイムに必要なのは手動か、電動か

スタイリストの池田尚輝がセレクトした、それぞれによさがあり二者択一では決めきれない日用品についての新連載。甲乙つけがたい魅力を語り、逡巡する。

第一回|コーヒーグラインダー

自宅でおいしくコーヒーを飲むために欠かせないグラインダー。コンパクトでコーヒーと向き合える手動か、素早く効率的に豆を粉砕する電動かの二択で、ベストを検討してみる。

(右)1Zpresso「Zpro」/(左)Fellow「Ode Brew Grinder Gen2」

(右)1Zpresso「Zpro」/(左)Fellow「Ode Brew Grinder Gen2」
(右)手挽きグラインダー「Zpro」は、浅煎りの硬い豆もスムーズに挽ける設計。強靱で抗酸化作用のあるステンレス製の刃を採用している。現在、アップグレードモデルである「Jpro」も発売中。¥32,780/イージープレッソ(プラスモーション) (左)シリコンバレー発のブランド、フェロー。第2世代モデルの電動グラインダーは、より細かく粒度を揃えて挽けるように進化。31段階の粒度設定、豆の粉の飛び散りを軽減する新技術、豆を挽き終わったら自動停止する仕様や静音設計などが魅力。¥59,400/フェロー(Kurasu)

自宅でのコーヒータイムに
必要なのは手動か、電動か。

好みの豆でコーヒーをいれるのは、味にこだわり始めるときりがない世界です。そこで、機能性、デザイン性、価格帯を総合的に勘案。プロ視点ではなく、日常の道具として自宅にふさわしいグラインダーを二つ選びました。最終的に悩んだのは手動か電動か。

例えば、朝なら手動ミル。刃が摩擦熱をもちにくく、豆の風味が生きると聞いたので、目覚めの一杯として気分がいい。ハンドルの回し心地が軽快なので豆を挽く時間すらも楽しめます。いろいろ試して、特にそう感じさせてくれたのがイージープレッソの「Zpro」(右)でした。手が滑りにくく、豆を砕かずに切る機能にも満足です。一方で、たっぷり飲む日には電動グラインダーが便利。豆を均一な粒度に挽ける臼式を探してフェロー(左)に辿り着きました。豆の粉が飛び散らず、コンパクトで静音設計。キッチンで毎日視界に入るものとしてはデザインも重要で、両方とも、コーヒー器具にありがちなジャズやサーフのカルチャーを感じさせる装飾がなく好印象です。では手動の気持ちよさと電動のラクさ、どちらを取るか? やはり甲乙つけられません。(談)

池田尚輝

雑誌からブランドルックまで幅広く活躍。ヤエカのセレクト部門「リンドリー」の監修にも携わる。

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