2026.01.27
最終更新日:2026.01.27

中村一義と愛犬・ゴン&ワン|初めて目が合ったときに、「遅いよ」って言われたんです【犬を愛する男の肖像】

愛犬と暮らす人物に焦点を当てる連載。UOMO世代のみならず、世間の憧れを集める男の日々の創作や生活に寄り添う、小さな家族との時間を語ってもらう。

第五回|中村一義とゴン&ワン

中村一義とゴン&ワン

3人が同じ時代を生きることは
決まっていたと思う

「僕の最初の記憶は、一緒に暮らしていたおばあちゃん犬のノンのことだった」と語る中村一義さん。

「僕は犬に育てられたようなもので、犬の言いたいことが信号みたいに送られてきて、理解できるんです。ある日、町田のペットショップをのぞいたら、生後3カ月のゴン(左・12歳)がいて、こっちを見ながら僕に言ったんです、『遅いよ』って。小さい頃に別れたノンの意思と関係あるかもしれないと直感し、家族に迎えました。それから9年後。ある日ゴンが僕の顔の前に来て、『弟がいるよ』と告げたんです。すぐにブリーダーさんから子犬の写真をいくつか手配してゴンに見せたら、その中の一枚に手を出して合図して。それが生まれたてのワン(右・3歳)。千葉の山奥まで迎えに行きました」

「柴犬のオス同士なのに珍しい」と言われるほど仲がいい2匹。その様子を見るたびに「3人とも同じ時代に生まれる運命だった」と喜びを嚙み締める。

「3人で散歩に行くと、ワンがゴンと僕を結ぶように三角形を描いて飛び跳ねて、『僕たち、三位一体だね』って殊勝なことを言うんです。僕は不動明王が大好き。その脇に知的な矜羯羅童子と活発な制多迦童子が仕えていて、まるで僕ら。あるとき、街を歩くおばあちゃんが僕らを見て拝み始めたとき、「『やっぱり僕たちは一緒にいるべき存在だ』って確信しました(笑)」

中村一義とゴン&ワン チェキ
中村一義

ミュージシャン。最新シングル「春になれば」が配信中。12月24日に、4thアルバム『100s』が、多数の追加ボーナストラックとともに初のLP化。ソロやバンドなどさまざまなスタイルで音楽を発信。

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