2023.01.07

【正月太り解消】低温調理器で俳優・内田朝陽が作る「大人の痩せメシ」

おいしいごはんは日々の楽しみ。とはいえ毎食手間暇かけて作るほどの時間はないし、外食やコンビニ頼みになって、不摂生がたたって肥えるのは困る。そんな人にこそ推したいのが低温調理器だ。料理無精にも実は愛用者が少なくないというこのツールで、ヘルシーな痩せメシを作ろう。

【正月太り解消】低温調理器で俳優・内田朝の画像_1

低温調理器、ここがすごい!

低温調理器
聞いたのは…
北嶋佳奈さん
プロフィール画像
北嶋佳奈さん
管理栄養士、フードコーディネーター。’22年開催のボディコンテスト「ベストボディジャパン」に出場し、日本4位に輝く。


1.高タンパク・低脂質な食材が
おいしく生まれ変わる!

“痩せメシ”を作るにあたって最も大切なのが食材選び。「鶏むね肉や豚ヒレ、牛ももは定番ですが、脂身が少ないぶん、普通に焼くとパサついて淡泊になりがち。そんな部位こそ低温調理に向いています。低温でじっくり加熱すると食材の水分量を保ったまま柔らかく&おいしく仕上がります。ヘルシーな食生活を飽きずに続けられるはずです」。

2.ムダな脂=体脂肪のモトを
工夫次第で大幅に減らせる!

痩せたい人が意識すべきは脂質の摂取量。「タンパク質や炭水化物は1gあたり4㎉ですが、脂質は9㎉もあります。そんなに量を食べているつもりがなくても知らず知らず脂質を摂りすぎてカロリーオーバーに。痩せメシ作りでは豚バラ肉など脂身の多い食材は避けること。鶏むね肉は皮をはぎ、豚ロースは脂身を除くと脂質をカットできます」。

3.低温調理中は完全放置でOK。
料理無精でもチャレンジしやすい!

食材の旨味や栄養分を逃さずじっくり加熱できるのが低温調理器の醍醐味。「温度と加熱時間さえ決めてしまえば、あとは低温調理器に委ねてOK。料理初心者でも作りやすいのが魅力です。痩せメシ特有の“物足りなさ”を感じたら、低温調理に加え、軽く焼いたり調味料を工夫するだけでも、また違ったおいしさを楽しめるはずです」。


俳優・内田朝陽が低温調理器で自慢の一品を披露!

高タンパク食の幅が広がります!

俳優・内田朝陽が 低温調理器で 自慢の一品を披露!

ワンパターンになりやすい肉や魚の“新しい風味”がひらける。


料理好きで知られ、調理師免許ももっている俳優の内田朝陽さん。「ロケがなければ一日一食は自分で作って食べています。特に最近はトレーニングに力を入れていてタンパク質をおいしくとれる食事が基本。僕は食べることが好きなので、同じ食材や調理法ばかりになるのは寂しくて(笑)、4年ほど前から低温調理器を使い始めました。今では低温調理した牛赤身や鶏むね肉、サーモンなどを常備しています。脂が少ない食材はただ火を入れるだけでは単調な味わいになりがちですが、低温調理すると食感が劇的に変わる。例えばサーモンの刺身も、低温調理によりお刺身の口当たりと煮魚の食べやすさの一挙両得がかないます」。ただ、注意点も。「高温調理に比べて雑菌が増えやすいので手洗いなど衛生面には気をつけて。設定温度もあまりギリギリの低温を攻めず、レシピに忠実に作るべきです。そのうえで塩加減を調節したり、好みのスパイスや香草を加えたりと“遊び”を楽しめるようになると幅が広がります」。


サーモンのミキュイ 2人分

俳優・内田朝陽さん 調理

夕食はこの主菜とサラダですませることも。水と塩と砂糖だけで作る「ソミュール液」にサーモンを漬けて低温調理するだけなので簡単なんです。

刺身用サーモン
黒胡椒
ディル
オリーブオイル

200~300g (1サク)
好みの量
好みの量
30~50㎖

ソミュール液


A



砂糖

300㎖
30g
10g


B

おろしにんにく
マヨネーズ
パプリカパウダー

小さじ1/2
大さじ3
小さじ1/2

ケッパー
セルフィーユ

好みの量
好みの量


1耐熱袋にAを入れ、サーモンを漬けて15分程度放置。

2サーモンを取り出し、キッチンタオルなどで余分な水分を拭き取る。

32を耐熱袋に入れて黒胡椒とみじん切りにしたディルを加え、まんべんなくまとわせる。

43にサーモン全体が浸かるまでオリーブオイルを注ぎ、空気を抜いてから袋を閉じる。

5水を張った鍋に40度に設定した低温調理器をセット。4を入れ、浮いてこないよう上に小皿などの重しをのせて20〜25分加熱する。

6加熱した5を袋のままバットにのせて粗熱がとれるまで放置(冷凍庫に5分程度入れても)。

76の待ち時間中に、Bをすべて混ぜ合わせてソースを作る。

86を袋から出して食べやすいサイズに切り分け、お皿に盛りつける。7のソースを添え、仕上げにケッパーやセルフィーユなどを散らす。


サーモンのミキュイ、完成!

サーモンのミキュイ
低温調理したサーモンが主役。決め手となるソミュール液にスパイスを加えたり、水に白ワインや日本酒を加えてみるなどアレンジも自由。

内田朝陽さん
1982年生まれ。2000年に「21世紀movie star audition」でグランプリを受賞。映画『死者の学園祭』でデビューし、芸能界入り。その後も数々の映画やテレビドラマで活躍。近年は調理師免許を生かして、料理家としても活動している。



Photos:Chihiro Oshima
Hair&Make-up:Shiho Sakamoto
Stylist:Masashi Sho
Model:Asahi Uchida
Composition&Text:Nao Kadokami
Props:UTUWA

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