2022.06.02

【「あの人」の定番メシを訪ねる。行きつけで、いつもの。】第8回・西條 賢さん(レアジェム主宰)/幡ヶ谷・トヨダチーズステーキのチーズステーキ

写真家・平野太呂が、気になる人の行きつけにお邪魔。決まって頼むというメニューを食べて、本音をつづる。西條賢さんは日本では馴染みのないチーズステーキをチョイス。

【「あの人」の定番メシを訪ねる。行きつけの画像_1

今月のあの人

お店の垂れ幕に惹かれて
飛び込んだのが4~5年前。

テイクアウトに重宝しています

西條 賢さん/レアジェム 主宰
小さな金具からインテリアデザインまで行うデザインレーベル「レアジェム」主宰。「いつか店長に、一緒にお店をつくり直さないかと持ちかけたいです」。


撮影・文・食/平野太呂

第8回幡ヶ谷 トヨダチーズステーキのチーズステーキ。

幡ヶ谷_トヨダチーズステーキのチーズステーキ

街道沿いをチェックせよ

 昼飯をどこで食べるのか。それは街を移動しながら働く労働者にとっていつも切実な問題だ。満足のいく昼飯にありつけなかったときの午後といったら残念な気持ちでいっぱいなのだ。家を出る前に今日の動線を考え、昼時にどこを通るか、そこに車は止めておけるのか、なんとなく頭に入れておく。仕事よりも昼飯の都合に合わせて動いてしまうときさえある。おそらく同じ思いの労働者を知っている。西條賢さんである。なので西條さんの推薦はきっと僕にもぴったりとくる、そんな安心感がある。西條さんがいつか「お店を僕とつくり直しませんか?」と言うタイミングを計っているという店。期待しかない。おっと、フライングしてしまった。西條さんのタイミングを邪魔してしまっただろうか? お店の人がこれを読まないことを願う。



 聞き慣れない「チーズステーキ」がドンと運ばれてくる。フレンチフライと合わせると黄色と茶色しかない労働者にはぴったりの食事ではないか! このカロリーを午後に消費できる僕たちにこそふさわしい。店内はいい意味で「適当」で手作り。いなたいアメリカの郊外の一角で、ぱっとしない学生バイトが働いている感じ。いや、これディスっているわけではない。この雰囲気を出せるのってなかなか難しい。そして西條さんならこの雰囲気を残しつつカッコイイお店にしてくれるだろう。


トヨダチーズステーキ
アメリカ・フィラデルフィアのソウルフード「チーズステーキ」に魅せられたオーナーが開業。ボリューム満点のチーズステーキ¥990にフレンチフライ¥220とドリンク¥250をセットでつけるのが人気だ。

東京都渋谷区幡ケ谷1の4の1 花ビル 1階
TEL:03(6276)6658 
営業時間:11時~22時
水曜休み


Taro Hirano
カルチャー誌やファッション誌などで活躍。主な著書に『POOL』(リトルモア)、『ボクと先輩』(晶文社)など。



Title Design:Yu Miyama

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