一日のスタートに食べる朝食。カラダを整えるためにもしっかり摂りたいところだけど、早起きしたくない週末は…こんなブランチはいかが?
教えてくれたのは…冷水希三子さん
素材の持ち味を十二分に引き出すシンプルさながら、一歩先ゆくしゃれたレシピを提案。ホテルやレシピのメニュー開発をはじめ自宅で開催している料理教室も大人気。
秋の味覚たっぷりの「食べるスープ」
「休日のブランチは、自分自身はもちろん、家族も気分と歓声が上がる一皿に挑戦したいもの。とろみのあるポタージュは、今が旬のきのこを複数ブレンドすることで、味や香りに奥行きが出ます。そこへゆでたレンズ豆や雑穀、スライスしたマッシュルームも添えることで食べごたえのある一皿に仕上げました」
きのことレンズ豆と雑穀のポタージュ
材料(2人分)
| きのこ(今回はしいたけ、 マッシュルームを使用) |
計200g |
| 玉ねぎ | 1/4個 |
| 牛乳 | 250㎖ |
| レンズ豆 | 50g |
| 雑穀 | 25g |
| 赤玉ねぎ(みじん切り) | 大さじ1 |
| 白ワインビネガー | 小さじ1強 |
| マッシュルーム(薄切り) | 4個分 |
| パルミジャーノレッジャーノ | 適量 |
| オリーブ油 | 適量 |
| 塩 | 適量 |
作り方
- ①きのこ類は細かく、玉ねぎはざく切りにする。
- ②鍋にオリーブ油(小さじ2)と玉ねぎを入れ、塩(少々)を加え、ふたをして弱火で約10分、時々混ぜながら蒸らし炒める。①のきのこと塩(ひとつまみ)、オリーブ油(小さじ1)を加え、ふたをして10分ほど蒸らし炒める。
- ③②に水(250㎖)と牛乳を加えて中火で熱し、沸騰したら弱火で約10分煮る。ミキサーにかけ、味が薄ければ塩で調える。
- ④鍋に湯を沸かし、レンズ豆と雑穀、塩(ふたつまみ)を入れやわらかくなるまで10〜15分ゆで、ザルにあげる。
- ⑤ボウルに赤玉ねぎと白ワインビネガー、塩(少々)を入れて④を加え、オリーブ油(大さじ1)と塩(少々)で味を調える。
- ⑥器に③のポタージュを盛り、⑤をのせ、薄切りのマッシュルームを散らしパルミジャーノレッジャーノをふる。
ミニバーグに野菜や卵をからめてどうぞ
「主役は牛赤身肉のミンチで作るハンバーグで、目指したのは本場アメリカのハンバーガーのようなワイルド感。肉々しさを出すため調味料は最低限に、さっと混ぜる程度にとどめ、時短になるよう小さく作るのがポイント。目玉焼きや自家製サルサソース、蒸し煮にした野菜をからめて召し上がってください」
ミニバーグとエッグサラダ
材料(2人分)
| 牛赤身肉ミンチ | 100g |
| 塩 | 適量 |
| クミンパウダー | 小さじ1/4 |
| 赤玉ねぎ(みじん切り) | 大さじ2 |
| きゅうり | 1/2本 |
| ミニトマト | 4個 |
| 青唐辛子 | 1本 |
| パクチー | 2本 |
| ライム汁 | 1/2個分 |
| オリーブ油 | 適量 |
| しいたけ | 4個 |
| セロリ | 15㎝ |
| 卵 | 2個 |
| パン | 適量 |
| トレビス | 4枚 |
| ミントの葉 | 10枚 |
作り方
- ①きゅうりは5㎜角、ミニトマトは1㎝角に切る。青唐辛子とパクチーは根を含めみじん切りにする。
- ②ボウルにパクチーの根以外の①を入れ、ライム汁、塩(少々)、オリーブ油(大さじ1)を加え混ぜる。
- ③別のボウルに牛ミンチと塩(ひとつまみ)、クミンパウダーを加えてさっと混ぜ、パクチーの根を混ぜる。一口大になるよう平たく丸める。
フライパンにオリーブ油(適量)とミニバーグを入れ、強めの中火で両面焼いたら、取り出す。 - ④しいたけとセロリは1㎝角に切る。小鍋に入れ、オリーブ油(小さじ2)と塩(少々)、水(大さじ1)を入れ、ふたをして10分ほど蒸らし炒める。
- ⑤フライパンにオリーブ油(適量)を入れ、目玉焼きを作る。
- ⑥器にパンをのせ、ちぎったトレビス、③のミニバーグ、②のソース、④の温野菜と⑤の目玉焼きをのせ、塩(適量)とミントを散らす。
Photos:Takashi Ehara
Composition&Text:Yukino Hirosawa
Composition&Text:Yukino Hirosawa