2019.03.18

魚がウマい定食屋はここだ! グルメが通う名店の絶品メニュー3選

昼は定食でパワーをもらい、夜はお酒と一緒に楽しむ。日頃から魚を愛する食通たちが通う名店とは? 【前編】では魚がウマい定食屋の絶品メニューを紹介!

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魚力 さば味噌煮定食

「看板メニューのさばの味噌煮は“カミ”でいただきます!」

明治時代からある渋谷の鮮魚店が開いた家族で切り盛りする定食屋。「いろいろメニューがある中で、おすすめはこちらの『さば味噌煮定食』¥1,050(税込み)。頭のほうの“カミ”と尻尾の“シモ”が選べるけれど僕はカミ派」。代々受け継がれるレシピで、使う材料はサバ、長ネギ、味噌、砂糖のみ。サバはあえて寸胴鍋でゆでこぼすことで、アクや余分な脂が取り除かれ上品な味わいに。余すところなく骨まで食べられる。

嶋 浩一郎さんプロフィール画像
嶋 浩一郎さん
博報堂ケトル代表取締役社長・共同CEO。雑誌「ケトル」の編集長であり、食通としての顔ももつ。1 階の鮮魚店でアジを3枚に下ろすやり方を教えてもらった。

魚力
住所:東京都渋谷区神山町40-4
TEL:03-3467-6709
営業時間:11時~15時、17時30分~20時30分(L.O.) 
定休日:日曜、祝日


魚がウマい定食屋はここだ! グルメが通うの画像_2

食彩 かどた 銀ダラ塩焼き定食

「タラの身とみずみずしいご飯のマッチングがクセに」

懐石料理で研鑽を積んだ店主が開く和食店。「恵比寿でいちばん上等なお昼ご飯。職人が温度を細かく確認しつつ、炭火でじっくり焼き上げる肉厚の魚はどれも絶品。特に自家製ポン酢でいただく『銀ダラ塩焼き定食』¥1,720(税込み)が好きです」。魚は天然モノが中心で、みずみずしいお米は焼き魚と相性がよい茨城のレンコン農家直送の減農薬米、白飯と大根おろしは食べ放題…気前のよさと隠れたこだわりが魅力だ。

師岡とおるさんプロフィール画像
師岡とおるさん
イラストレーター。駅構内の痴漢撲滅キャンペーンポスターやNHK「ねほりんぱほりん」でお馴染み。好物は鉄釜で炊く白米+釜揚げシラス。

食彩 かどた
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-1-2 地下1階
TEL:03-3780-1080
営業時間:11時30分~14時(L.O.)、18時~22時(L.O.)
定休日:日曜


魚がウマい定食屋はここだ! グルメが通うの画像_3

動坂食堂 カサゴ煮つけ定食

「昔ながらの東京風煮つけを食べるなら…」

少なくなりつつある東京風の味つけのメニューを楽しめる食堂。「いろいろな家庭料理が揃うが、毎朝足立市場で仕入れる魚で作っている『日替わりの煮つけ』¥850~(税込み)が絶品。こってり甘辛く、それでいて中まで煮しめない。身をほぐし煮汁に浸し、うまい白飯にのせて食べる。これこそ正統派の味。一年の半分は全国を旅しているので一つの店に通うことは少ないものの、ここは月2回は息抜きに足を運びます」。

藤原昌髙さんプロフィール画像
藤原昌髙さん
水産アドバイザー。40年近く、年間数百万円をつぎ込み魚介の研究や食べ歩きを行う。ウェブでは「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を公開。

動坂食堂
住所:東京都文京区千駄木4-13-6 1階
TEL:03-3828-4498 
営業時間:10時~21時30分(L.O.)
  定休日:日曜、祝日 
※値段は魚の種類や大きさによって変動


Photo:Ryuta Seki
Text:Yukino Hirosawa

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