
「E.T.」だけ、試着ルポ“短編”で超速報!
トレンドミックスのカジュアルブランド「GU(ジーユー)」と、高橋盾が手掛けるカリスマブランド「UNDERCOVER(アンダーカバー)」が永続的なタッグを組んだ新ライン「UG(ユージ―)」が2シーズン目に突入。2025年秋冬最新コレクションが、いよいよ10月24日(金)に発売される。
それに先んじて、俳優としても活躍中の若林拓也をモデルに恒例の試着ルポを決行。情報解禁即時アップの本稿では、文化系男子ならば感涙必至の映画『E.T.』コラボに絞って超速報する。
今さら聞けない「UG」の歴史

若林拓也:そうだ。もうコラボ第何弾という表記ではないんでしたっけ?
その通りである。「ジーユー」と「アンダーカバー」の不定期コラボではなく、「ユージ―」は完全協業のシーズンコレクションとしての立ち位置になる。ここで改めて「ユージ―」についておさらいしておくと、おおもとのコラボ特別コレクションとして、「GU × UNDERCOVER(ジーユー × アンダーカバー)」は2021年4月に誕生。同年10月にコラボ第2弾が発売され、2年5カ月ぶりとなる2024年3月発売のコラボ第3弾で人気が再燃し、昨年9月にコラボ第4弾が発売されている。

春夏・秋冬の2シーズンを2021年と2024年の2度にわたって経験値を積んだ双方にとって、コラボのシナジー効果は絶大であった。続く2025年春夏シーズンではさらに高いレベルの“永続的な協業体制”を敷く新ライン、「UG(ユージ―)」として結実(正式表記ではUの下にアンダーバー)。不定期コラボではなくシーズンラインナップに組み込まれた記念すべき1stコレクションとして、「ユージ―」2025年春夏コレクションが3月14日(金)に発売された。今秋冬は2ndコレクションにあたる。



若林:また来年には普通に春夏が発売されるなんて、ファンにはたまらないですね。
以上の経緯を踏まえ、今回の「ユージ―」秋冬コレクションをチェックする若林。前春夏から継続して掲げられている「SILENT NOISE」のコンセプトを内包したカジュアルは全21型。大豊作である。
若林:むむ。もしかしてこの宇宙人は…!?
①グラフィックT [E.T.] (各)¥1,990



大人の買い物は情報戦。情報解禁日に即時アップした理由が、こちらの映画『E.T.』(原題:E.T. The Extra-Terrestrial)トリプルコラボTシャツだ。スティーヴン・スピルバーグ監督が手掛け、日本で1982年12月に公開された傑作SF映画のモチーフは、大人男子の世代にドンズバ過ぎる。
若林:前面プリントで「E.T. PHONE HOME」と、背面プリントで「治癒のポーズ」、これは迷いますね。早く知ることができてよかった!

直球のアメカジを意識してブルージーンズと合わせた若林。全世界で星の数ほどの「E.T.」モチーフのTシャツが作られているが、高橋盾のクリエイティブは間違いなく傑出している。
若林:心の中にE.T.が「SILENT NOISE…」と語りかけてくるようなヴィジュアルです。
ここで、記憶に刻まれるトリプルコラボの過去作を、「ジーユー × アンダーカバー」時代を含む過去5回のコラボから振り返ってみよう。2021年4月の初コラボでは、「ミッキーマウス」「白雪姫」「ダンボ」などのディズニー(Disney)キャラクターとのトリプルコラボが話題になった。

若林:黒地に「E.T. PHONE HOME」もよさげ。
2024年3月発売のコラボ第3弾では、クラシックホラー映画の屋号である「Universal Monsters(ユニバーサル・モンスターズ)」とのトリプルコラボとして「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」「大アマゾンの半魚人」らがTシャツに登場。「ユージ―」への移行直前となるコラボ第4弾で採用された、映画『オズの魔法使』(The Wizard of Oz/1939年公開)のモチーフも記憶に新しい。
②ツイストパンツ [デニム地] ¥3,990



若林:なにげなく手に取ったデニムにびっくり。脇割りシームがねじれて前方までカーブを描いています。色落ちや経年変化も楽しみ。
「E.T.」グラフィックTシャツとのセット買い推奨。ナチュラルフィットのデニムに職人気質のこだわりが垣間見える。裾に掛けて内側にツイストさせた変形シルエットで、ヒップポケットの左はそぎ落とされ、右はファスナー開閉になっている。

いよいよ試着。その前に…。
若林:デニムにTシャツのシンプルなスタイルなので、ブーツも一緒に試着しようかと。
ちなみに、ラックに並んでいる「ユージ―」商品の価格帯は、最高値で9,990円(税込)。ユニセックスの打ち出しで女性客も押し寄せる発売初日は、こんなに悠長に回遊している暇はないはずである。
③ジップブーツ ¥4,990



シューズのクオリティとコスパに定評がある「ジーユー」。そして、センターファスナー仕様の厚底サイドゴアに無骨なロックテイストを感じさせる「アンダーカバー」。双方のアイデンティティが見事にマッシュアップした主役級の一足が、コーディネートをしっかりと締めてくれる。



若林:完璧。ユニークかつ、悪目立ちもしない。
ひねりの効いたシルエットを楽しめるツイストデニムと、狂犬のようなシャークソールを合わせ、「ユージー」2025年秋冬を象徴するボトムスコーディネートが完成。パンツのカラバリにはストーンウオッシュの他、ダークネイビーも用意する。
I’ll be right here.

身長180cm・ウエスト30インチ未満の若林は、Lサイズを試着。サイズに関して、オンライン最大サイズから順に完売していく「ユニクロ」コラボと比較すると、「ジーユー」コラボはど真ん中のLとXLから先に完売していく。これは「ジーユー」のグレーディングピッチのほうが大きいためである。
オンライン限定の最大サイズ3XLと、それに次ぐXXLは、トップスもパンツもメジャーリーガー並みのビッグサイズであることを憶えておこう。

ねじれたデニムに少々の“違和感(NOISE)”を覚えつつ、少年のようなミニマルスタイリングを満喫。ムービーTシャツ・デニム・サイドゴアブーツ、3つの要素すべてが格上げされている。
若林:3点合計で10,970円(税込)とはさすが「ジーユー」。ちょっぴり脚長効果もありそう?


前編のラスト試着。
「E.T.」モチーフのTシャツをブラックからホワイトにチェンジしよう。左胸には「I ♥ E.T.」のロゴ、左の裾付近には「SILENT NOISE」のタグ付きだ。高橋盾が訳した「日常の中の心地よいノイズ」というコンセプトと、クローゼットの中でぬいぐるみに埋もれながら身を隠したE.T.が脳内でシンクロしてしまう。これぞ、「大人のジーユー」だ。

若林:背中とお尻に視線を感じます。映画の秋、ファッションの秋ですね。
永続的な協業ラインとして2ndコレクションを迎えた「ユージー」2025年秋冬コレクションは、2週間後の10月24日(金)発売。まずは、超速報でお届けしたTシャツ・デニム・ブーツで構成するベーシック3点コーディネートを想定しておくべし。
《オマケの1枚》

オマケの1枚。
なんと、ツイストデニムとセットアップで着用できるカバーオールがあった。ほか、90年代テイストのMA-1やフェイクレザーブルゾン、E.T.と心を通わすエリオット少年の普段着にインスピレーションを得たネルシャツなど、試着ルポ「後編」も内容充実。発売日の前に公開予定。乞うご期待!
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UG 2025年秋冬コレクション
発売日:2025年10月24日(金)
販売店舗:全国のジーユー店舗、オンラインストア
商品数:全21型 (ウェア16・小物4・靴1)
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