大人であれば誰もが一つは持っている3つの「定番」、シャツ(Shirt)、スウェット(Sweat shirt)、スラックス(Slacks)。頭文字から名づけて「3S」を新調するなら今。それぞれの刷新ポイントを押さえて、昨年と同じものを惰性で着る「なんとなくベーシック」から卒業しよう。
スラックスを新調する3つの条件
【1】mood :ワークパンツライク
【2】silhouette:裾幅21㎝以上のストレート
【3】color :黒かグレー
ドレスの文脈から一転、スラックスは太いワークパンツのノリではけるタイプに振りたい。同じ黒やグレーでもより人懐っこいムードを目指す。
01|Quattrocchi
スラックスなのに
野暮ったさが残る黒ワイドをおとなしく
インターナショナルギャラリー ビームスのオリジナルレーベルとして誕生したクアトロッキ。ドライで張りのあるウール生地、フロッグマウスポケットなど上品ながらどこかタフな雰囲気。モノトーンスタイルで着こなしはキレイめに。
02|Our Legacy
伝統的なテーラーリングを独自に再構築するアワー レガシーのスラックスは、深みのあるブラックにズドンと落ちるワイドシルエットが存在感を放つ。高密度に織り上げたイタリア製ギャバジンツイルにより、立体的でありながら、しなやかなドレープも楽しめる一本へと仕上がった。
03|Barnstomer
完全なるジャパンメイドのチノをいち早く手がけた、伝説的ブランドのバーンストーマーがヘビーデューティなフランネル生地を用いて、ワイドシルエットの一本を製作。2タックの仕様やコインポケットなど、’40年代の軍パンに由来するディテールが随所にちりばめられているのも特徴だ。
04|Fumiya Hirano The Trousers
マスターテーラーの平野史也氏が手がけるトラウザーズ専業ブランド。新作の「UXBRIDGE」は、2インプリーツやサイドアジャスターといった英国のビスポークに見られるディテールを踏襲しつつ、膝下から裾にかけてストンと落ちるストレートシルエットで迫力のルックスに。
05|All American Khakis
現代では生産が難しくなったアメリカ製ウールスラックスを、今も変わらず作り続ける稀有なブランド。’80年代のアメトラを思わせる武骨な2タックのストレートシルエットながら、極上ウールの滑らかな質感によって、大人らしくどこか品よくまとまっているのも魅力だ。
06|Wild Life Tailor
“伝統的テーラード”と“紳士らしさ”を併せ持つショップ、ワイルド ライフ テーラー、オリジナルの一本はツヤのある梳毛ギャバを使用した2インプリーツ設計で、裾に向かって流れるようなシルエットは男気がありつつも上品。リラックスフィットと言えど、下半身に程よい緊張感を与える。
07|Berwich
イタリアの老舗パンツメーカーの技術を受け継ぎ、2007年に誕生したベルウィッチ。ミリタリーチノ由来のワイドストレートをベースに、腰まわりをすっきりと整え、都会的なバランスへと昇華した。ドレスイメージの強いブランドからもワーク風の新潮流を確かに感じる。