大人であれば誰もが一つは持っている3つの「定番」、シャツ(Shirt)、スウェット(Sweat shirt)、スラックス(Slacks)。頭文字から名づけて「3S」を新調するなら今。それぞれの刷新ポイントを押さえて、昨年と同じものを惰性で着る「なんとなくベーシック」から卒業しよう。
スウェットを新調する3つの条件
【1】mood :ヴィンテージライク
【2】material:ドライで薄手
【3】color :グレー
もっちり肉厚で光沢のある「キレイめ」が主流だったスウェットは、本来のラフな佇まいに回帰。直球で古着を着るのではなく、新品で愉しむのだ。
01|Front 11201
適当に着てこそサマになる
素朴な一枚をニット代わりに
ストックしたくなる普遍的なデザインとストレスのない価格設定で、スウェット気分の火つけ役となったのがブルックリン発のショップ、フロント 11201のオリジナル。今春、サステナブルなライン「REDE」より、市場で選ばれなかった古着を回収し、その糸を用いてイチから製作した渾身の一枚が誕生した。
02|Niceness
’50年代アメリカのスポーツスウェットをベースに、シルエットを現代的にアレンジ。職人たちの手作業で施すエイジング加工によって、ヴィンテージスウェット特有のダーティな雰囲気を表現した。片側はVネック、反対はクルーネック、前後どちらでも着用できるユニークな仕様もナイスネスらしい。
03|Uniqlo
オーセンティックなユニクロの一枚も新調する3条件を満たす。定番スウェットは、軽やかで薄手のコットン生地にゆとりをもたせたボックスシルエットでリラックス感たっぷり。とにかく気負わず着られて、デイリーにヘビーユースできるのが魅力だ。さらにXSから4XLまで揃う、サイズ展開の幅広さも頼もしい。
04|Russel Athletic×Beauty&Youth
スウェットの原点といわれるラッセル アスレティック。B&Y別注の一枚はタフな質感やスポーティなシルエットをそのままに、洗いをかけ生地表面を毛羽立たせることでリアルヴィンテージさながらの見た目を表現。
05|T.T
アメリカンヴィンテージを徹底的に分析し、当時の手仕事を現代の技術で形にしてきたティー・ティー。今季登場した「Lot.603 Sweat Shirt」は、USA産のコットンを使用したドライな質感の生地に、手作業で染色した独特のムラ感が特徴。’50年代によく見られたVガゼットのデザインも忠実に再現されている。
06|Mooji Mooji
着古したスウェットと見せかけて、まさかの新品。首や袖口のほつれ、ペイント、ブリーチ加工を一点一点手作業で行うことで、使用感をリアルに作り込み。デニムブランドで経験を積んだデザイナーが手がけるブランドらしく、日焼けや色落ちといった経年変化の表現が巧み。
07|Visvim
ビズビムの新作「COURT SWEAT」は、パイル生地のドライタッチな質感とワンウォッシュで仕上げたナチュラルな霜降りグレーが印象的。ヴィンテージ由来の素朴さを残しながら、着丈は今らしくコンパクトに設計。「らしい」絶妙なバランスは現行品だからこそ出会えるものだ。