腰まわりがすっきりしていながら、ちょうどいい太さの一本を探すのはなかなか難しい。パンツ専業ブランドやドレスブランドで見つけた、極上のワイドストレートを厳選して紹介。
01:GABRIELE PASINI
イタリア老舗ファクトリーの実力
イタリア発のブランド、ガブリエレ パジーニ。生産は100年以上の歴史をもつファクトリー、ルビアム社が手がけ、サルトリアを生かした表現が魅力だ。こちらの新作のワイドストレート型は、股上の深いハイライズにすることで、ノープリーツでもはきやすいのが特徴。
02:TAGLIATORE
共地ベルトでモダンさをプラス
クラシコスタイルをベースにするタリアトーレで意外なスラックスを発見。わたりから裾にかけてストンと落ちるストレートシルエットの「NEVIL」は、共地ベルトがつくことによってモダンさが際立つ。生地にはストレッチ性のあるポリエステルとヴィスコースを採用しており、グレーの色味も相まって、洗練されたムードを後押し。
03:FUMIYA HIRANO THE TROUSERS
フミヤヒラノはトラウザーズもすごい
サヴィル・ロウの名門で経験を積んだ平野史也氏が手がける既製パンツブランドは、日本人の体型に合わせたシルエットで人気を集める。今季の新作である「MADDOX」はベルトループを排し、クラシカルなサイドアジャスターなどで伝統的な英国ビスポークのディテールを忠実に表現。膝下から裾にかけてゆるやかなテーパードがかかっていながら、ワイドストレートの延長ではけるシルエットに。ヒップももたつかずにフィットする。