オーバーサイズのドレスシャツを洗いざらしでカジュアルに楽しんでいたのは過去の話。シワのないジャストサイズの一枚を俳優・玉置玲央が着込まず、抜け感ある佇まいで着流す。
ふわりまとう白

何周か回って、再びイタリアの名門シャツに袖を通したい。今なら王道のコットンポプリンより、微起毛した柔らかなヴィンテージ生地を使ったワイドスプレッドカラーシャツ。ふんわりした肌触りは秋らしく、デニムとの鉄板スタイルがより人懐っこい印象に。
ほころぶカフス

ドレスシャツの真髄とも言えるクレリックシャツは気負わずニットタイを締め、スラックスで愉しみたい。ただし、教科書どおりじゃツマラナイ。ダブルカフスにはあえてカフリンクスをつけず、はらりとほころぶ袖口で抜け感を演出。締めと抜けのバランスが肝心だ。
玉置玲央
1985年東京都生まれ。劇団柿喰う客所属。2024年大河ドラマ『光る君へ』での好演が話題に。11月7日~19日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて舞台、二兎社公演49『狩場の悲劇』(アントン・チェーホフ原作)に出演。