洋服からインテリア、日用品、本、食品まで、独自の視点をもつ15人のプロたちが2025年に本当に買ってよかったものを大公開。一年間のショッピングの中で満足度が特に高かった6アイテムを厳選してもらった。読めば真似して買いたくなる必見リスト!
替えたかったものを更新できた一年
メンズファッションを中心に雑誌、広告、ブランドルックなど幅広く活躍。ヤエカのセレクト部門「リンドリー」の監修にも携わる。
更新したいと思っていたものを、きちんと買えた一年でした。ソファを替えようと思ったタイミングでニーチェアを取り入れたり、マイボトルを納得できるミアーに替えたり。ジャケットに合わせる前提で探していたバックパックも、定番以外で何かないかなと思っていたら、ちょうど出会えたんです。パリのシャルベでもずっと欲しかったものをいろいろ買えました。日本だと選択肢が限られますが、色も形も選びたい放題。チーフ2枚とタイ3本で17万円ほどと結構な散財でしたが(笑)、今年いちばんテンションが上がりました! 僕は買わぬ後悔はあっても、買って後悔することはまずないんです。自分が100%いいと思ったものを、躊躇する理由が値段だけだとしたら、よほど法外な値段でない限り、迷わず買うべきだと信じています。
01:JANDDのバックパック
レトロなルックスながら本格的
「カリフォルニア発のアウトドアブランドのもの。ショルダーハーネスが本格的な幅広で、ジャケットに肩掛けしたときの安定感とバランスがいいんです。人とかぶらないブランドでこの価格も魅力」縦41㎝×横33㎝×マチ24㎝ ¥17,380/ジャンド(ヤエカ アパートメント ストア)
02:赤木明登の漆器
輪島塗の器を贅沢に普段使い
「日常で使うモダンな漆器を提案する輪島塗の作家、赤木明登さんの器。今年の2月にやっとギャラリー『桃居』で開催された展覧会に足を運ぶことができました。一つ2万円ほどしましたが、妻と自分用に二つ購入。毎日使っているので、ある意味コスパのよさを感じています」/私物
03:HEUGNのステンカラーコート
同じデザインは持っていたけど
「ヴィンテージのような風合いがあるドーメルの生地を使ったコート。数年前に同じデザインの黒を買っていましたが、デザイナーの小山雅人さんに、生地とパターンの巡り合わせがあるから、いつでも作れるわけではないと伺って購入に至りました」¥209,000/ユーゲン(イデアス)
04:Charvetのシルクチーフ
首にも巻いて使える大判サイズ
「高級シャツでお馴染みのシャルべのポケットチーフ。6月にパリのヴァンドーム広場の本店を再訪したら、日本では見られないアイテムが充実していてあらためて感動。ポケットチーフは大と小があって、大きいほうなら首にも巻けて用途が広いなと、グレーの濃淡で2枚買いました」/私物
05:Nychair Xのチェア「ニーチェアエックス ロッキング オイルフィニッシュ」
ソファをやめてこちらに
「デザイナーの新居猛さんが1970年にデザインした折りたたみチェア。友人宅で見て座り心地がいいなと思っていたら、同じ仕様のロッキングチェアがあると知り、ソファを買い替える際に思い切ってコレに。オットマンとセットで使っています」¥66,000/ニーチェアエックス(藤栄)
06:MiiRのタンブラー「Climate+ 20oz Wide Mouth Bottle」
マイボトルを次世代型に更新
「マイボトルは常にシルバーを選んでいます。今まで350mLの他社のボトルを使っていましたが、とことん納得できるものを探した結果、ミアーにたどり着きました。環境に配慮した素材で、軽量化や保温性能も向上したモデルの約600mLサイズ」¥6,820/ミアー(サンウエスト)