洋服からインテリア、日用品、本、食品まで、独自の視点をもつ15人のプロたちが2025年に本当に買ってよかったものを大公開。一年間のショッピングの中で満足度が特に高かった6アイテムを厳選してもらった。読めば真似して買いたくなる必見リスト!
日々のリサーチで買い物の判断力を養う
古着文化をクリエイションのルーツにもつ。2026年1月にディッキーズやアウトドアプロダクツとの新作コラボコレクションが登場予定。
最近は気になったらすぐに買うようにしています。でないと忘れてしまうので(笑)。とはいえ、欲しいものを見つけたときは、ほかで売っていないかを必ず確認してスペックを比較したり、徹底的に吟味するので、衝動買いはほとんどしません。定期的にチェックしているのはアメリカのオンラインマーケット「1stDibs」。ヴィンテージ家具や現代アートなどの相場がひと目でわかり、デザイナーものであればオリジナル、復刻、監修なども含めて閲覧できるのがものすごく便利。今回ここで直接買ったものはありませんが、アート作品やインテリアを買うときの参考にしています。あとは、知り合いの家具店に相談したりもしますね。イベントなどで欲しいものに出会って購入する際も、そうやって判断基準をしっかりもつことで失敗は少ないです。
01:N.HOOLYWOOD TPES ×ALPHA INDUSTRIESのフライトジャケット
自分の中で“永遠の定番”になりそうな一着
「CWU-45/P用のオープンフードを、CWU-106/Pにつけたコラボならではのジャケット。2024年11月にカーキを購入して、あまりにもよかったため黒のアップデート版を作ることに。当然予約しました」¥83,600/N.ハリウッド TPES×アルファ インダストリーズ(ミスターハリウッド)
02:POW MIAのブレスレット
チープであっても物語を宿すアクセサリー
「ベトナム戦争で捕虜になるなど、帰還できなかった米軍人を忘れないようにと作られたブレスレット。go-getterでバイイングしている時代から、見つけては買って、欲しいという人に手渡していました。2000円ほどのアイテムですが、さりげない刻印のバランスが魅力です」/私物
03:D.O UNITED ARROWS BY DAISUKE OBANAのバックパック
自社で作らなかったことを悔やむ名品
「アウトドアプロダクツの別注で定番展開しているバックパックシリーズ。特大のXXLサイズはUAの提案で4月に発売されたのですが、3カ国を巡る2週間の旅もこのバッグ一つでこなせた活躍ぶり。背負ったときに使いやすい上部のファスナーポケットがとにかく秀逸」/私物
04:Yes4Allのバランスパッド
トレーニングでパフォーマンス向上
「体幹トレーニングに必須のマット。片足立ちでバランスをとるなどいつもならできる動きが、スーパーソフトなEVAフォーム素材の柔らかいマットの上では不思議と難しい。毎日しっかりトレーニングすることで、自律神経が整い、パフォーマンスも着実に向上しています」/私物
05:Pamela Rydzewskiの彫刻
抽象的ながら温かみのあるマーブルオブジェ
「長いお付き合いの中原慎一郎さんがコロナ禍以降、銀座のMUJI HOTELで開催する『MODERNISM SHOW』は毎年楽しみにしているイベント。そこで出会ってひと目惚れ。贔屓のアーティストはいませんが、マーブルのオブジェやスカルプチャーはつい買ってしまいがちです」/私物
06:Martinelli Luceのボックス ストレージシステム
自由に使えるから大量買い
「僕が生まれた1974年にデザインされたにもかかわらず、今なお新鮮な機能美に惚れ込んで、4月にオープンした福岡店の内装に採用。ウォールユニットとして、またテーブルや陳列台の脚にするなどいろいろ応用して使っています」(各)¥35,200/マルティネリ・ルーチェ(トプソ)