洋服からインテリア、日用品、本、食品まで、独自の視点をもつ15人のプロたちが2025年に本当に買ってよかったものを大公開。一年間のショッピングの中で満足度が特に高かった6アイテムを厳選してもらった。読めば真似して買いたくなる必見リスト!
はたしてその選択は自分に心地よいか?
2004年に自身のアイウェアブランドを設立。日本の技術を生かしたものづくりは、海外でも人気。’24年に南青山に旗艦店をオープン。
自分の時間を大切にするための道具を選ぶという感覚を、ここ数年重視しています。いい年になって遊び回ったり、雑にお酒を飲んだりすることもなくなって、日常に安定感やリラックス感を与えてくれるものを買うことが多くなりました。身につけて気持ちいいカルのコートや空間を心地よくしてくれるキタワークスの香炉などはまさにそう。仕事をしている時間も長く、国内外への出張も増えているから、おのずと“ふだんの自分がどういたいか”にフォーカスしてきた結果ですね。今はお店に設置するキャビネットが欲しい。店内を心地よくしたいし、空間からブランドのムードをお客様に感じ取ってもらえたらという思いで、インテリアにこだわっています。まあ、お店に置くという理由で、自分の物欲を満たしてるだけなんですけど(笑)。
01:IPSCISSのシャンプー「OSD09」
ブリーチヘアもずっとサラサラ
「カットをお願いしている、息子と同世代の20代の美容師のおすすめで買ってみました。使い始めてから、ブリーチしている髪でもサラサラをしっかりキープできている。海外出張の際、硬水で髪を洗うとバキバキになるので必ず携帯します」300mL ¥3,740/イプシス(ノークス)
02:KITAWORKSの香炉
ここには学びたい美学が詰まっている
「真鍮という素材をいかに美しく見せるかを突き詰めたデザインが素敵。自分もものづくりにおいて、素材との対話を大事にしているので共感しかない。完璧な佇まいだけど、お香の姿を隠して煙突のように煙だけが出てくるファニーな抜け感が愛おしい」¥20,900/キタワークス
03:紀ノ国屋の「国産うずらのたまご 味付け燻製風味」
うずらのたまごのベストオブベスト
「知人のブランドの展示会や海外の代理店への差し入れとして重宝。似た商品はいくつかあるけど、食べ比べてこれがベスト。あと、『宅麺.com』でラーメンを購入したときのトッピングとしても大活躍。今なら冬季限定の『琴平荘』中華そばに入れて食べたい」¥1,188/紀ノ国屋
04:ATELIER MATERIの香水「Cuir Nilm」
おじさんだってニッチフレグランスを
「アイウェアと香水の専門店『アトリエマクリ』で買ったフランス発のフレグランスブランドのアトリエマテリ。スパイスやタバコのトップから段々と甘くなっていく香りが秀逸。おじさんのエチケットの一環で香りも楽しみたくて」100mL ¥37,400/アトリエマテリ(バウ インク)
05:Caleのカシミヤビーバーベルテッドコート
ドレスとカジュアルのつなぎ役
「かしこまった場所に着ていくためのシックなコートを探していたときに見つけた逸品。柔らかいカシミヤ素材、微光沢のある表情、ストンと落ちるシルエット、すべてが上品。高級感があるからカジュアルな服を合わせてもサマになる。一緒にカルのジーンズも購入」¥242,000/カル
06:stones stone zooのゴールドリング
小指で鈍く光るくらいがちょうどいい
「小指につけるシンプルなゴールドのリングが欲しくて知り合いから教えてもらって購入。18Kだけどこれ見よがしに光らず、厚みがあって角も丸いからちょうどいい。アーム幅が少しずつ細くなっていくデザインも、さりげなくて好みです」¥462,000/ストーンズ ストーン ズー