洋服からインテリア、日用品、本、食品まで、独自の視点をもつ15人のプロたちが2025年に本当に買ってよかったものを大公開。一年間のショッピングの中で満足度が特に高かった6アイテムを厳選してもらった。読めば真似して買いたくなる必見リスト!
実用的なものこそ上質にこだわる
編集プロダクション「MANUSKRIPT」主宰。スニーカー文化をファッション視点で語れる編集者として、本誌やウェブでの連載も多数。
生活するうえで本当に欲しいものが少しずつわかるようになりました。今年買ったものはすべて実用品です。自分が望む生活のために、使うものの精度を上げているといったところでしょうか。好みに合わなくなった器を手放して、好きな作家の濱田友緒さんの湯呑を買い足したり、白湯をおいしくいただくための道具としてOIGENの鉄瓶ケトルを買ったりしました。自宅のリフォームの際に納得できる照明にしたいから、廃番のルイスポールセンをオークションサイトで集めてみたり。額装も親から譲り受けた絵を飾るというストーリーがあって、せっかくなら憧れのところにオーダーしてみようと考えてお願いしました。つまり何かの目的のため、上質なものにお金をかけているんです。そうすれば、生活は自然と楽しくなります。
01:JIL SANDERのVネックニット
カシミヤ混素材で理想的なシルエット
「グレーのニットが好きです。Vネックはネックの開き具合や身幅など選ぶのが難しいのですが、今年は着たくて探していました。このジル サンダーは身幅のボリュームもワイドすぎず、形がとても美しかったのが決め手です」¥231,000/ジル サンダー(ジルサンダージャパン)
02:SUGA ARTの額装
受け継いだ絵のためにオーダーメイド
「国内外の有名な写真家の作品の額装を手がけるスガアート。展示会などで見知って、いつかお願いしたいと憧れていました。実家にあった絵を引き継いだ際に、意を決して依頼。ハードルが高いと思っていたら『よく来たね』と歓迎され、本当に満足のいく仕上がりでした」/私物
03:濱田友緒の湯呑
民芸と作家の独創性が調和する益子焼
「深沢のギャラリー・セントアイヴスで開催されていた『作陶40年・作家活動30年記念 濱田友緒展』で、濱田さんから『手に馴染む形を選ぶといいですよ』と助言をいただき、たくさん手に取って決めました。塩釉という稀少な技法で作られている点にも惹かれました」/私物
04:VEILANCEのダウンジャケット「SORIN DOWN JACKET」
ロゴもないハイスペックなGORE-TEX仕様
「1月のパリが極寒と聞き、GORE-TEXダウンを新調したいタイミングだったので、出張直前に購入。中がニット一枚でもまったく寒さを感じない暖かさで、屋内外を頻繁に行き来する撮影や取材で大活躍でした」¥297,000/ヴェイランス(アークテリクス ゲストサービスセンター)
05:Louis Poulsenの照明「Saturn」
北欧的なムードで適度にインダストリアル
「インテリアの中でも重要な照明。自宅のリフォーム用にしっくりきたのがデンマークの照明メーカー、ルイスポールセンが1980年代に制作した“サターン”。外灯としても映えるデザインなので、内装用と合わせて3つ、いずれもオークションサイトで見つけました」/私物
06:OIGENの鉄瓶ケトル「Palma」
白湯が驚くほどまろやかに
「南部鉄器で沸かした白湯を飲んだ際、歴然とした口当たりの違いを感じて、今年の春に岩手県で購入。伝統模様の小さめのものと、このジャスパー・モリソンとのコラボの二つ。こちらは少し大きめなので、薪ストーブの上に載せて使っています」1.85L ¥49,500/オイゲン(及源鋳造)