2025.09.17
最終更新日:2025.09.17

【FOUNDOURのダブルニーパンツ】欲しい服を作って自腹買い|ファッションディレクター金子恵治の衝動買い日記

「買い物は人生の道標」と語るのは、UOMOでもお馴染みのファッションディレクター、金子恵治さん。金子さんの買い物は目的があるように見えて、実は衝動買いの連鎖。「常に最愛のモノを追い求めているけど、心が揺れる衝動買いにロマンを感じ、その感動が自分の仕事の糧になっています」そんな金子さんの、5カ月にわたる衝動買いの「声」に耳を傾ければ、あらためて服の楽しさは出会いにあることに気づかされる!

金子恵治プロフィール画像
ファッションディレクター
金子恵治

レショップのバイヤー、コンセプターを経て独立。現在は複数のブランドディレクション、PR業を行うほか、青山で自身のショップ「BOUTIQUE」も営む。

7/12 Sat|FOUNDOURのダブルニーパンツ

FOUNDOURのダブルニーパンツ

欲しい服を作って自腹買い

 最後は自分のブランドの話になってしまうが、数あるダブルニーの中でも、最も軽量で丈夫なもの(当社比)が完成した。夏でも快適で洗濯しても乾きやすいから、早速ヘビロテしている。生地はいわゆるアメリカ軍が採用していたリップストップ。作業着は夏場でも丈夫さを確保しなければならない。アメリカの作業着を見ても春夏向けという概念はあまりないように見える。いつでも丈夫で生地は厚め。これはちょっと新しい発見だったと思うのだが、軍物の夏生地にヒントがあったのだ。

 目的は作業着と近しいものがあるけれど、しっかり丈夫ながらも薄手のものがある。そこに目をつけて作られたパンツだから、夏でもワークパンツをはきたい自分のような人にはピッタリ。ダブルニーのようなインパクトあるデザインは、シンプルになりがちな夏のトップスと合わせたときに威力を発揮する。寒い冬が短くなった日本ではこういうものがオールシーズン活躍することを願って。

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