流行りのレザーアイテムをひと足先に選ぶならば、買ったその瞬間から身に馴染むしなやかさと、スラックスにも合う上品さを備えたものを。そして10年先も似合うよう一緒に年をとる=経年進化を楽しめることが大切だ。ウェアからバッグまで、いま気分なレザーアイテムを紹介。
スニーカー薄底化の流れは、レザーシューズにも到来している。大人が選ぶべきはストイックなブラックの単色レザー。足元には薄いという違和感だけあればほかはいらない。
01|CROWN
今こそ手にしたい王道バレエシューズ
薄底シューズが流行っている昨今、足元にあえてオーセンティックなバレエシューズを合わせるのが新鮮に感じる。英国ノーザンプトンを拠点とするダンスシューズメーカー・クラウンによる定番の「DANCE JAZZ」は爪先から踵まで芯材を使用しない、柔らかな牛革の一枚革仕立て。素足に近い軽い履き心地をかなえるべく、一足ごとに職人が手作業で仕上げているので、製品としての温もりも感じられる。フラットなソール、縫い目がない曲線的な見た目による中性的な印象が、レザーシューズながら抜け感を与え、どんなスタイルにもうまく調和する。
02|KENZO
フラットゆえのリラクシーさをまとう
ケンゾーが今シーズンの新作として提案するのは、上質なスリッパのようにリラクシーなムードが漂うフラットなレースアップシューズ。あえてアッパー部分への補強を省くことで、ナッパレザーの柔らかく滑らかな表情を最大限に引き出し、繊細なシューレースと相まって、個性的な形ながら気品さえ感じさせる。表地のラムレザーは贅沢にもライニングでも使用され、履き心地は抜群。踵に施されたギャザー仕様はホールド感を高め、プロダクトとして造形的にも目をひく。
03|Marbot
オールブラックでミニマルに
フランス海軍のトレーニングシューズをモチーフとした、クラシカルなソールが特徴。牛革よりも丈夫で柔らかいステアレザーで機能面をカバー。
04|CALMANTHOLOGY
バレエシューズを甘く見せない
質実剛健な靴作りに定評がある日本ブランド・カルマンソロジーが今シーズン発表した、バレエシューズをイメージした一足。銀面を一切削らず風合いを生かしたフルグレインレザーは発色がよく、薄底ながら足元に美しい緊張感を与える。
05|Stefan Cooke
レザーのコンビネーションで表情をつける
2018年にロンドンで設立したステファン クック。牛革のスエードとシボ革を組み合わせたアッパー、踵で踏んでラフに履くことができるぐにゃっとした柔らかな履き口など、デザイナーズブランドらしい遊び心がある一足だ。
06|CALO
ミドル丈ほど柔らかさが際立つ
南イタリアにて牛革を柔らかに手作業で編み上げた。足先にのぞく繊細で温かみのあるモカ縫いが魅力。
07|trippen
スポーティさをまとった革靴
人間工学に基づいた靴作りを行うドイツのトリッペンがブランド初期から発売するレースアップシューズ。アッパーにはカーフレザーを使用しているが、前後で大きく二つに分かれたソールにより、どこかスポーティな雰囲気に。
08|SUICOKE for monkey time
ディテールを削いでよりモダンに
デッキシューズ特有の履き口まわりのシューレースや金属のアイレットを排したミニマルな仕様。