デザイン性とスペックの高さで人気を集める、ゴールドウインのダウン。街での普段使いにおすすめのモデルと、高性能なパフォーマンスモデルを、開発担当者が細部から解説。この冬、手に入れるべき理由はどこにあるのか?
MODEL 01|Crystallite Down Parka
都市型ダウンとしての最適解を突き詰めて
クリスタライトダウンパーカ”は2020年に登場したモデルの進化形であり、ゴールドウインを代表するダウンとして人気を集めている。開発を担当するMDの加藤雅大さんに、このダウンが現在の形になるまでの秘話を聞いた。
「雪山のスキー滑走で描かれる“シュプール”ラインを配したデザインが特徴で、本格的なアウトドア分野のアイテムとして作られていた時期もありました。そのタイミングで、ダウンチューブと呼ばれる内襟(1)などの機能的なディテールを追加。2025年にライフスタイル分野へと回帰し、電車内など都市部でのオーバーヒートを防ぐため、ベンチレーションとして使える逆開き可能なビスロンファスナー(2)を採用しました。効率よく身体を温めるため、首の後ろや肩甲骨まわりのバッフル構造(3)を一室にまとめているのがポイントです。さらにダウンの充塡量を調整し、暖かさと着膨れしないシルエットを両立しています」
軽量性・防風性・耐久性に優れたパーテックスカンタムをシェルに使用し、中にはダウン洗浄性能で世界トップクラスを誇る河田フェザーの新毛ダックダウンをたっぷりと封入。ハンドウォーマーポケットは“シュプール”ライン上にコンシールファスナーを採用して配置。襟元のインナーフラップには起毛トリコット素材をあしらい、肌当たりをよくしている点も見逃せない。
“クリスタライトダウンパーカ”¥69,300/ゴールドウイン(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) その他/スタイリスト私物
MODEL 02|Cloud Bulky Down Hoodie
驚異の暖かさと軽さはどのように実現したのか?
“クラウドバルキーダウンフーディー”はアウトドア用の中間着として生まれた最新モデル。
「フワッと膨らんで暖かく、収納時には小さくまとまる、嵩高性に優れたグースダウンを採用しています。このモデルのために中が透けるほど極薄の7デニール×4デニールの生地を北陸のメーカーとの協業で長い歳月をかけて開発し、表裏両面に使いました。ダウンパックを使わずに、ダウンを生地と生地の間に直接入れているのでとても軽く、ダウンの暖かさをダイレクトに感じられるのが特徴です。時計やアクセサリーなどで生地に傷をつけても、中のダウンが一気に飛び出さないよう袖と襟は同じ生地を重ねて補強。またフロントには柔らかくて軽量なコイルファスナー(1)を用いて、スタッフサック(2)にコンパクトに収納し、携帯しやすくしています」
ダウン抜けの課題は、アクリルコーティングで生地の通気度を抑え、フェザーの組成が低い、抜けにくいグースダウンを使って発生を少なくしている。さらに特筆すべきは、特殊な3D Box Baffle構造を応用した仕様(3)だ。
「バッフルの四隅にダーツやタックを入れてダウンを立体的に膨らませ、身体に密着させてコールドスポットをなくし保温性を高めるのですが、この生地は薄すぎて、ダーツやタックでは立体感がうまく出なかった。試行錯誤を重ねて、内側の生地を外側の110~120%と大きくすることで、ようやく立体的な形状にできました。背中心にこの構造を取り入れて寒さを感じにくい仕様にしながら、ジャケットとしても着られるデザインに仕上げました」
ハイスペックなダウンサプライヤーとして有名な米国・アライドフェザーアンドダウン社製の、1000フィルパワーのダウンを使用。登山で着られるコンパクトなシルエットを、あえてデニムなどと合わせてファッションとして楽しむのもいい。生地の透け感が際立つグリーン(WEEPING WILLOW)のほか、ブラック、アスファルトの3色展開。
“クラウドバルキーダウンフーディー”¥91,300・ジップアップニット¥35,200/ゴールドウイン(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) その他/スタイリスト私物
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