イタリア発、ミリタリーとユースカルチャーを融合させたウェアが人気の「C.P. カンパニー」。昨年大ヒットし、日本でも話題となった「D.D. シェルダウン」が、この冬も新たなラインナップで登場する。なかでも注目なのが、フード付きのダウンジャケット「D.D. シェル フーデッドダウンパファージャケット」だ。 驚くほど薄くて軽いナイロンにダウンを直接注入する独自構造が生む軽快さと温かさ、そこにC.P. カンパニーならではのリュクスでストーリー性のある味付けが加わった名品を、ファッションの最前線に立つ3人がそれぞれのスタイルで着こなす。
UKのユースカルチャーのムードを大人のストリートスタイルに翻訳 〜スタイリスト 池田尚輝さんの場合
D.D. Shell Hooded Down Puffer Jacket
FALLEN ROCK - GREY
「このD.D. シェルダウンは極めて薄いリップストップナイロンにダウンを直接注入する構造だから、見た目の軽やかさと実際の保温力のギャップが面白い。身体の動きに自然に追従し、軽さだけでなく“着ていてストレスがない”ところも魅力です。今日はインナーに立ち襟のフリースベストやサーマルシャツを合わせて、ミリタリーに寄せました。90年代のUK音楽やフットボールカルチャーの匂いを感じるブランドですが、当時その空気に触れてきた世代が今の日常着として取り入れられるよう、大人のストリートへ翻訳する意識です。色合わせ次第で上品にも振れる懐の深さがあります。腕のレンズディテールは創始者マッシモ・オスティが築いた象徴的パーツで、ルックス全体のムードを方向づける存在。かつてのUKユースカルチャーの匂いをいまの時代にどう馴染ませるか。その“翻訳”こそがC.P. カンパニーの面白さですね」。
「透け感」が魅力。週末の夜に映える大人の冬ダウン 〜ヘアスタイリスト 木暮智大さんの場合
D.D. Shell Hooded Down Puffer Jacket
PISTACHIO SHELL – BEIGE
「実は昨年からD.D. シェルダウンが気になっていて、今回この淡い中間色のベージュを選びました。他のカラーとも迷いましたが、淡いベージュによって中のダウンの透け感が際立ち、綺麗に見えるとともに、コーディネートを豊かにしてくれるところに惹かれました。C.P. カンパニーは異素材ミックスや構造的なレイヤードが独特で、アウトドアブランドとは一線を画す、服としての面白さがあります。左腕のレンズディテールもブランドが一目で伝わるシグネチャーで、着る側の気分を高めてくれる。僕自身、音楽やナイトアウトなどストリート由来のカルチャーに触れる機会が多く、C.P. カンパニーの日常とラグジュアリーが混ざり合う世界観とも自然にリンクします」。
スウェットに黒スニーカー... 定番アイテムと気負わず着こなす 〜スタイリスト 松川 総さんの場合
D.D. Shell Hooded Down Puffer Jacket
FALLEN ROCK - GREY
「最初に手に取った印象は『軽い』の一言。見た目の重厚感とのギャップに驚きました。実際に着てみると想定以上に暖かく、ロケ現場の海風でも十分でした。左腕のレンズはブランドを象徴するディテールで、通じる人にはしっかり伝わる“サイン”になる。ギラついた高級志向とは違い、こだわりを持つ人のためのストーリー性がある点も魅力です。今日のスタイリングは作り込まず『自分らしく』がテーマ。リバースウィーブのグレースウェットにミリタリーパンツ、黒スニーカーという普段着の延長です。C.P. カンパニーは若い世代はもちろん、大人世代にもあらためて是非手に取って欲しいブランド。『わかる人が選ぶ』名品を気負わず自分のスタイルの中に取り入れて欲しいです」
C.P. カンパニー渋谷店
TEL：03-6434-1126
