シンプルでモダン、アノニマスな存在感が魅力のバッグブランド、モノリスから「SUITCASE PRO OCTA」がデビュー。センスに定評のある3人が、自身の旅スタイルとともに、新作キャリーバッグの魅力と使い勝手を語る。

(右)八角形(オクタゴン)のデザインが由来のOCTAは、ポリカーボネート素材のキャリーバッグ。本体表面の凹凸が、外部衝撃やゆがみに対する耐久性を高めている。2サイズ展開で、大きい65Lは5泊前後の旅を余裕でこなす。フロントにオーガナイザーを配している点も特筆すべき。縦69.5㎝×横40㎝×マチ30㎝ ¥94,600/モノリス(モノリス アオヤマ)
(中・左)一般的な機内持ち込みサイズをクリアするコンパクトな30L。ワンタッチでオープンするフロントオーガナイザーはPC収納ポケットを備え、外装はUSBポートを装備するなどモバイル機器との親和性が高い。5月16日には新色のガイアグレー(中)が発売された。縦53.5㎝×横37.5㎝×マチ24㎝ (各)¥79,200/モノリス(モノリス アオヤマ)
SUITCASE PRO OCTA 30|GAIA GRAY
▶海外2泊3日出張|藤村雅史さん(アートディレクター)

グレーの色味がすごくいい。
空港で人とかぶらないデザインも秀逸
「韓国へ2泊くらいの出張に行くのにちょうどいい大きさですね。機内持ち込みできるから、着陸してすぐに行動できるのも利点。最近は出張に携帯用のコーヒーセットを一式入れていくのが常ですが、それがピタッと気持ちよく収まりました。過剰にデザインされていないシンプルなものが好みだから、そういう点でも好印象。しかも機能面もすごくよくできていて、フロントにワンタッチオープンのポケットがあって、PCやレインジャケットなどすぐに取り出したいものを入れておけるのも便利です。USBポートを備えているから、空港でスマホのバッテリーが残量わずかになっても充電場所を探さずにすむ。淡いグレーの色味も自分のファッションに合うし、人とかぶらないデザインだから、バゲージとして預けたとしてもすぐにわかる。そこも重要だと思います」

「強度を保つための凹凸の入り方や、ハンドルとロックがフラットになるデザインもいい。黒ほど重くなく、白のように気を遣わなくていいグレーも、とてもいい色味で気に入っています」

「すぐに取り出したいものが収納できるフロントポケットのおかげで、キャリーバッグ一つで旅ができます。キャスターも静かだし、電車で行く国内の出張にも持っていきたいと思いました」
SUITCASE PRO OCTA 30|GAIA BLACK
▶国内2泊3日旅行|西又潤一さん(スタイリスト)

初期のモノリスのバックパックとも
完全にサイズが合って感動しました!
「1〜2泊の旅行に持っていくのは着替えと充電器とiPad、あとはグルーミング用品とIQOSくらいなので、今まではモノリスのバックパック一つで出かけていました。でもキャリーバッグを使ってみたら、この4輪キャスターが素晴らしくて。聞けばHINOMOTO製の高性能静音キャスターを採用しているそうで、とても滑らかだし本当に静か。そして4年前から愛用しているバックパックを載せたとき、キャリーバーとまさかの同じ高さ。スムーズなドッキングは発見でした。フロントポケットがあるのもいいですよね。アウターを入れておけば、すぐ取り出せるし、ここからメインコンパートメントに直接アクセスできるというアイデアもモノリスらしい。シンプルで無機質なデザインという点もさることながら、機能性も両立している。モノリスにはもう信頼しかありません」

「デザイン性はいわずもがなですが、4年前のプロダクトとサイズ的にもマッチするとは、本当に感動ものです。ロックの横に充電ポートがあるので、IQOSなどの充電にも使えて便利ですね」

「仕切りを兼ねているオーガナイザーが取り外せるのも使えると思ったポイント。両面にポケットがあって裏面は中身が見えないので、下着やTシャツなどを入れて、バスルームにかけておけます」
SUITCASE PRO OCTA 65|GAIA BLACK
▶国内3泊4日出張|金子恵治さん(ファッションディレクター)

実は僕のようなズボラ収納な人のために
デザインされていると思います
「オクタ65は、飛行機に乗る3〜4泊の国内出張にいいサイズだと思います。外装のデザインはもちろん、中を見て収納や機能も抜かりがなくて驚きました。最近は出張にライカの一眼レフカメラを持参するのが常で、携帯ストロボなど荷物が増えても自分が必要だと思うものを持って出かけたい派。そして実は仕分けが苦手でどんどん詰め込んでしまいたいタイプなんです。その点、オクタは収納が細かく分かれているから、テトリス的に埋めていけばいいので、考える手間が省けます。几帳面な人よりも僕のようなズボラ収納派に向いている気がします。僕がスーツケースに求めるデザイン性は、質感も含めて洋服の邪魔をしないこと。それを満たすだけでなく、シンプルながら角がとれた八角形のデザインにくすぐられ…。バッグにおいては機能美も重視しています」

「仕切りを使わないときはストラップでまとめられるのもいいアイデア。2カ所ある仕切りをまとめれば、全体を一室として使えるので、自分で収納をあれこれデザインしたい人にもおすすめです」

「カメラ本体はトートバッグに入れて、携帯ストロボなど周辺機器やガジェット類は、フロントのオーガナイザーに。食事のときなどに持ち歩くエルメスのバッグや、旅先で読みたい本もここに」