BMWのコンバートEV

「この見た目で音がしないってEVよりも亡霊を信じましたよ」

西坂和浩(UOMO編集)
UOMO編集。今回の特集を作るにあたり、初めて出会った西坂くん。元「週プレ」編集。趣味は車。いいやつ。何かに精通している人の話は面白い。


「オーナーである『DRIVETHRU®』ディレクターの神保(匠吾)さんとは、UOMOでも車の連載をお願いしている長い関係。既成概念にとらわれずに車やモビリティの可能性をつねに考えている人で、愛車から仕事関係の車まで、いつも面白い車に乗ってやってくる。中でも思わずヤバいと声が出たのがこの一台。こんなに塗装がヤレたBMWが音もなく近づいてきたら、驚かない人はいないはず。実はこれ、コンバートEVという電気自動車なんです。リアトランクに見える黒い箱には、初代日産リーフのバッテリーが入っていて、デロリアンのタイムマシンのようなオーラが。ベース車に合わせてカスタムメイドするため、とても手が込んでいます。神保さんは、これを単にイケてるカスタムに終わらせず、『新しい車を乗り換えていくよりも、古い車を電気のエネルギーで走らせ続けられたら、それが最もエコなんじゃない?』という考えを込めている。けっして誰もがマネできるカスタムではないけれど、エコフレンドリーでセンスのいいクルマとの付き合い方を教えてくれています」。

1981年式のBMW初代3シリーズをベースにEV化。神保さんが大学生のときに買ったという思い出深い一台をカスタムしたのは、横浜の「オズモーターズ」。ワーゲンのビートルをベースにした例などもある。