海外ブランドでありながら、日本の工場でのものづくりにこだわるバウルズ。その一部においては丁寧な手仕事を職人に求めている。例えばデニム。岡山で生地を織り、人の手で加工を行っている。一方でこのシャツはシルクのスカーフを織る工場で、昨年までは手縫いでエッジをステッチし、それをシャツに仕立てていた。今季は機械でまつっているものの、シルクは繊細な生地。丁寧に人が様子を見ながら、縫製を施している。そして、隣のページで役者の山本くんが着ているシャツは、花火の柄を手刺繡で表現したもの。偶然にも彼は、最新作である映画『火の華』において、戦地で心に傷を負った元自衛官が花火師として生きていく様を演じている。
文/長谷川昭雄
シルクの半袖開襟シャツは、シルクツイルを贅沢に使っている。多色の細かい柄プリントは職人技術があってこそ表現できるもの。ベージュのほうは昨季のアーカイブで、フロント、裾、袖口、ポケット口にスカーフと同じ手まつり始末が施されている。日本で数人しかできない手仕事が、生地にやわらかく繊細な表情を与えている。この手縫いは来季からまた復活する予定。
シルクの開襟シャツ(左)¥91,300・(右)参考商品/バウルズ
花火刺繡の開襟シャツは、ふっくらとしたコットン×レーヨンの下生地に、多彩な花火の手刺繡を施した新作。切り替え刺繡は、経験値が高い熟練の職人によって生み出されている。どちらのシャツもエキゾチックな雰囲気が夏景色に合う。
花火刺繡の開襟シャツ¥129,800・ブラックバギーデニム¥44,000/バウルズ タンクトップ/私物