今季もアークネッツが名門ブランドとアウターをはじめとした別注アイテムを制作。近年は老舗のみならず、アウトドアブランドやテックウェアまで幅を広げ、いずれにも痒いところに手が届くアレンジが施されている。そんな別注ライン「ONLY ARK」の逸品たちを身にまとうと、いつもと気分がちょっと違う週末を過ごしたくなる…。
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                Barbour
Pendleton
Paraboot
            
        
                    
            1.Barbour | Transport Quilt Lining
色も機能もモダンなトランスポート
暗く重たくなりがちな冬の装いも、トーンや素材が異なるグレーを交えると奥行きを感じられる。バブアーに別注したジャケットは、マウンテンバイクに乗る人々からインスピレーションを得て誕生した「トランスポート」を元に、色だけでなく素材やシルエットもアレンジ。マットな風合いのピーチウェザーに、裏は中綿のキルティングを使って軽快かつ暖かい着心地に。シルエットも身幅をやや細く絞ってすっきりとさせた。
2.Pendleton | Cotton Shaggy Open Collar Shirt
ゆとりをもたせてリラックスした一枚に
チェックシャツは、ペンドルトンを代表する「ボードシャツ」をヒントに、コットンフランネル地のほどよくゆとりをもたせたボックスシルエットに仕上げている。袖口のボタンは2つ付いているため、何か作業をする際は袖を上げて留める、寒いときはきっちり閉めて冷風をシャットアウトするなど、袖の長さやシルエットを自分好みに調整できるのがうれしい。
3.Paraboot | Michael Combination
落ち着きのあるスエードアッパー仕様
今やチロリアンシューズの代名詞ともいえる「ミカエル」。丈夫なつくりと愛らしいシルエットはそのままに、落ち着きのあるグレーのスエードとパイピングのコンビに別注。ラバーソールもオリジナルを採用し、滑りにくく、クッション性に優れている。
ジャケット¥60,500/バブアー×アークネッツ・シャツ¥18,700/ペンドルトン×アークネッツ・シューズ¥96,800/パラブーツ×アークネッツ(すべてアークネッツ) ニット¥33,000/ヘリル(にしのや) ジーンズ¥12,100/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン) 車両¥6,532,000/フォルクス ワーゲン カスタマーセンター
            
                Goldwin
Danner
            
        
                    
            4.Goldwin | Dope Dyed Rip-stop Hooded Jacket
5.Goldwin | Dope Dyed Rip-stop Wide Pants
別注のグレーでさらに軽やかに
ゴールドウインのオリジナル生地を使ったセットアップで着られるジャケットとパンツを、アークネッツらしくアレンジ。生地は、原料の段階で色をつけてから糸にする「ドープダイ」と呼ばれる染色法を用いて、深みのあるカーボングレーカラーに染色しリップストップ生地に仕上げることで、さりげない陰影や色の深みが出て、独特の表情を生んでいる。撥水加工も施されているため、多少の雨も気にならない。ゆとりあるシルエットでリラックスした着心地のジャケットとパンツは、天候に左右されたくない週末着にうってつけ。
6.Danner | Cascade Range WP ARK
アウトドアシューズで知られるダナーの名作「カスケード レンジ」のフロント部分を、思い切ってジップ仕様に。アッパーは、耐久性に優れたスエードとナイロンを組み合わせた素材を使用し、ソールは6mm高くすることで、ボリューミーな一足に仕上げている。
ジャケット¥44,000・パンツ¥39,600/ゴールドウイン×アークネッツ・シューズ¥48,400/ダナー×アークネッツ(すべてアークネッツ) スカーフ¥23,100/ユーゲン(イデアス)
            BATONER
            7.BATONER | Smock Jersey
8.BATONER | Easy Jersey Pants
“ジャージーの上下”の印象をくつがえす逸品
同じチャコールグレーのセットアップでも、こちらは日本の老舗ニットメーカーによるバトナーとの共作。ちょっと懐かしさのあるトラックジャケットのモデルを元に着丈を短くし、ドルマンスリーブのワイドなシルエットと好対照を描き出す。パンツは従来のシルエットより裾に向かって細くなるテーパードをぐっと効かせ、ドレスパンツのような趣に。カジュアルになりがちなジャージー素材のセットアップも、切り替え部分のステッチを隠し、光沢のあるエクセラジップを使うなど、大人の上品さを添えるディテールも抜かりない。ストレッチ性のある生地かつイージー仕様のパンツと相まって、週末にゆったりと過ごしたくなるセットアップだ。
ジャケット¥33,000・パンツ¥30,800/バトナー×アークネッツ(アークネッツ) シャツ¥46,200/ユーゲン(イデアス)
            Moncler
            9.Moncler | Exclusive Luserna Jacket
都会でも郊外でも映えるオールブラック仕様
ダウンジャケットには、色味やブランドロゴが目立つアイテムも多いが、モダンに着こなしたいならアノニマスなものを選びたい。こちらのモンクレールは、スタンドカラーでトラックタイプの定番「ルセルナジャケット」を、潔くブラック一色に。おなじみのロゴパッチはもちろん、ジップまで色を揃え、よりシックに生まれ変わった。ダウンは、厳しい品質基準をクリアしたホワイトグース。真冬でもシャツの上からはおるだけで十分なあたたかさがあり、別荘地など郊外の冷え込む朝晩でも頼りになる。それでいながら、決して肉厚すぎないため、クルマの運転などでもスマートに着られるのが嬉しい。
ジャケット¥257,400/モンクレール×アークネッツ シャツ¥49,500/アナザー アスペクト(コンクリート) ニット¥110,000/ユーゲン(イデアス) パンツ¥46,200/ヘリル(にしのや)
            Mackintosh
            10.Mackintosh | Raintec Skye
Stand CO Thindown G EX
シンプルながら、随所に工夫が凝らされている
マッキントッシュといえば「ゴム引きコート」だが、近年は伝統的なものづくりと並行してモダンなアウターにも力を入れている。オリジナル素材の「レインテック」は、撥水性・防水性・透湿性を備えた多機能素材で、こちらのスタンドカラータイプのダウンブルゾンにも採用されている。着丈はほどよいミドル丈で、中にジャケットを着てもすっぽりと隠れる長さになっているため、ビジネス用のアウターとしても活躍できる。また、裾の内側にあるスピンドルを、フロントからサイドへと移動させたこともよりすっきりと見える要因。外見からはダウンとは想像しにくいが、これはダウンパックではなくシートを採用していることによる。工夫が凝らされた一着だ。
ジャケット¥137,500/マッキントッシュ×アークネッツ(アークネッツ)
            LAVENHAM
            11.LAVENHAM | Quilt Liner Jacket
袖を変えるだけでこんなに印象が変わる
アウターで知られる英国ブランドといえば、キルティングを得意とするラベンハムも外せない。ミリタリーに由来するデザインをラベンハムらしい流線型のキルティング使いで見せた「キルティングライナージャケット」をベースに、軽快で抜け感のあるノーカラーの仕様やボクシーなウエストラインなどは継承。着こなしの印象を左右する袖先を、リブ仕様から筒袖に別注し、一段と上品に仕上げた。サフォーク州の自社工場で作られる確かな品質は、見て触れて、袖を通して分かるだろう。メインアウターとしてはもちろん、真冬にはコートと合わせてインナーとしての活躍も見込める。
ジャケット¥81,400/ラベンハム×アークネッツ(アークネッツ)
            EMMETI
            12.EMMETI | Jurick Grande
あるようでない、ゆったりしたライダース
毎シーズン別注を重ねてきた、イタリアのエンメティ。ディレクター肝煎りのレザージャケットは、毎回が最高傑作とうたえるほどの完成度を更新し続けている。「ユリック」は、スタンドカラーの「ユリ」に襟をつけたアークネッツの専用モデル。それをベースに、今季は極上のラムレザーを限りなく薄くすいて、着丈を短くゆとりのあるアームホールや身幅に設定したことでレザージャケットの弱点を克服している。重みはないため肩が凝らず、身軽に着用できるのも嬉しい。悪目立ちしがちなジップラインは繊細で目立ちにくく、しかもダブルジップ。襟裏、内ポケット、カフス裏には、シボ革のラムレザーを配し、見えないところにも手抜かりはない。「レザーのハードな印象が自分には合わない」とあきらめている人にこそ、推したい一着だ。
ジャケット¥231,000/エンメティ×アークネッツ(アークネッツ)