ビズビムのアイコンであるモカシン。デザイナーの中村ヒロキさんが、17歳の頃に旅先で感銘を受けたネイティブアメリカンの伝統的なモカシンがベースになっている。当時は煙で蒸すスモークタンニングもしくは動物の脳漿(のうしょう)を用いるブレインタンニングでなめしたレザーをアッパーに使い、皮革のソールを動物の腱で底づけしていた。中村さんは、その原始的な構造に機能美を感じ、ブランドスタート当初からアップデートを重ねている。アッパーは靴の中にラストを入れた状態で、手で縫い上げていく。これはアメリカ東海岸のニューイングランド地方などで古くから行われている製法と同じ。大人用の新作にはフランス製のベジタブルタンニングのラムレザーを、子ども用にはベジタブルタンニングのディアスキンを使っており、どちらも街で履きやすいようにヴィブラムソールを採用している。ベジタブルタンニングレザーは手間がかかるものの、自然な風合いと経年変化を味わえるのが魅力だ。
モカシン「FBT LHAMO-FOLK」(大人用)¥147,400・モカシン「FBT RICO-FOLK」(子ども用)¥88,000/ビズビム(エフ アイ エル オモテサンドウ) デニムパンツ/私物