カナダ発のアウトドアブランド・アークテリクスが培ってきた先進技術を、都市での生活に最適化させた究極のアーバンコレクション・ヴェイランス。今回は本誌の名物企画、試着フェス®の会場で読者3人にヴェイランスの新作アウターを着てもらい、その着心地などを聞いてみた。ファッションに一家言ある彼らが着てみて感じた本音とは?
試着メンバー
アパレル関係の会社に勤務。アークテリクスのアルファSVジャケットを所有。クラシックな装いをペインターパンツなどで着崩すのが好き。
フォトグラファーとして活躍。今年9月にはハウススタジオ「LOOM」をオープン。普段はクルマ移動なので、ショート丈のアウターを選ぶことが多い。
2017年よりチームウオモとしてブログを担当するなど本誌の企画に参加する。試着フェスも第1回から参加している超常連。
FIELD JACKET M
M-65タイプのジャケットなのに最高級のGORE-TEX PROを搭載
ミリタリージャケットを都会的に仕上げた一着。GORE-TEX PROを使用することで、防水性、透湿性はそのままに通常のGORE-TEXよりも薄くなっている。さらに快適な着心地を実現した立体裁断もポイント。収納可能なフードやフロントに複数配置された大きなポケットなど機能的なディテールがデザインに昇華されている。¥151,800/ヴェイランス(アークテリクス カスタマーサポートセンター)
佐々木亨さん(会社員)「雨の日用でアークテリクスのアルファ SV ジャケットを持っているけど、それよりもかなり軽いのに驚きました! GORE-TEX仕様なのに素材が進化しているので生地のバリつきがないのが嬉しいですね。ロゴがないミニマルなデザインや袖口を絞れるのも自分好み。M-65タイプのデザインだからアウトドア感が出ないし、これなら雨の日以外も着たいです」
忽那洋平さん(会社員)「とにかく軽い! 生地は少し薄手だけど、雨の日に着てみてGORE-TEX PROの防水性を試してみたい。フロントに大きなポケットがあり、内側にもポケットがあるからバックを持たなくてもスマホや財布などを収納できるのがいいですね」
津島大地さん(フォトグラファー)「M-65タイプのジャケットはかなり愛用しているのですが、これなら雨の日でも安心。薄手だけど自分は車移動も多いし、中にインナーダウンなど着込めば真冬でも意外に使えそう。もっとタイトかと思ったけどモダンなサイジングなので今っぽく着こなせそうです」
佐々木亨さん(会社員)「首元の内側に柔らかな素材が貼ってあるのでストレスがありません。雨が降ってきたり、いざという時はフードがあった方が便利。ただ、晴れている日にフードを格納できるのはありがたいです」
CONDUIT DOWN JACKET M
どんな寒さにも対応する1000フィルパワーでありながらミニマル
ヴェイランスのダウンジャケットは、1000フィルパワーのダウンを封入しているにも関わらず、モコモコ感が軽減されているのが特徴。また内側だけにダウンパックを採用して、前身頃がすっきり見えるのでスタイリッシュな印象に仕上がっている。¥132,000/ヴェイランス(アークテリクス カスタマーサポートセンター)
津島大地さん(フォトグラファー)「ダウンジャケットはあまり着慣れていないのですが、表側にダウンパックがないので、すっきり見えるのが気に入りました。1000フィルパワーはハイスペックすぎるかもと思ったけど、ショート丈だし中にTシャツ1枚でもイケるから活躍しそう。フロントのパターンのラインにちょうどポケットがあるデザインも計算されていると感じました」
佐々木亨さん(会社員)「ヴェイランスのイメージはスマートでタイトな印象だったので、こういったボリュームのあるダウンが出てきたのが新鮮でした。ダウンパックを表に見せていないのでパフジャケットみたいな感じですけど、しっかりダウンなのが面白いです。実際に着てみるとそんなにボリュームもなかった。都会で着るにはややオーバースペックなので電車移動だと、汗だくになってしまうかも…」
忽那洋平さん(会社員)「ダウンっぽくないのがヴェイランスらしいですね。オリーブのカラーリングが気に入りました。あまりモコモコ感がないけど、どんな寒さにも対応してくれるのは流石」
津島大地さん(フォトグラファー)「首元はジップを一番上まで閉めてもアゴに干渉しないのでストレスがありません。立体裁断なので肩がピッタリおさまるし、袖通しも滑らか。ちょうどいい位置にハンドポケットがある。ポケットの裏地も肌触りがいいのでずっとポケットに手を入れていたいですね(笑)」
DIODE INSULATED BOMBER M
薄手のボンバージャケットはプリマロフト内蔵で保温性抜群
さまざまなスタイリングに合わせられるボンバージャケット型のブルゾン。中綿には保温性の高いプリマロフトを使用しているので、アウターの下にレイヤードできるのもポイント。リサイクル素材を43%使用するなど環境にも配慮している。¥101,200/ヴェイランス(アークテリクス カスタマーサポートセンター)
忽那洋平さん(会社員)「これぐらいの薄さのブルゾンが欲しくて探していたのですが、ここで今日見つかりました(笑)。中綿はプリマロフトなので保温性も高いし、アウターの中にインナーダウンのような感覚で着ることができるからいろんな場面で重宝しそう。ナイロンだけど柔らかくて肌触りがいいので快適です。ブラックにするか、オリーブにするか迷いますね」
津島大地さん(フォトグラファー)「車移動が多いのでショート丈や薄手の羽織モノを選びがち。ボンバージャケットだけど、かなりシックな雰囲気なので仕事でクライアントさんに会う時にも着て行けそう」
佐々木亨さん(会社員)「薄手だけど、下にニットなどを着れば12月のはじめくらいまで大丈夫そう! サイドのハンドウォームポケットはフラップが付いているのもさすが。そのうえ、内側にもポケットが配置されているのが便利ですね。オフホワイトのカラー展開があるのも新鮮でした」
忽那洋平さん(会社員)「袖口のリブは伸縮性のある素材なのでフィット感が強い。また、肌触りがいいのも気が利いていますね」
CONIC WOOL MIDLAYER M
ヴェイランス初のニットは人間工学に基づいたパターンが魅力
この秋、ヴェイランスからニットが初登場。実は今回、試着してもらった3人にはインナーにこのニットを着てもらっていた。3D構造のホールガーメントで編み立ててあるので、ストレスなく着こなせる。縫い目を極力減らしたシームレス構造を採用し、ウールにアクリルを混紡しているため毛玉が出来にくいのも特徴だ。¥59,400/ヴェイランス(アークテリクス カスタマーサポートセンター)
佐々木亨さん(会社員)「体にフィットするホールガーメントのシームレスな構造なのでロンTのような感覚で着られて、かなり身体に馴染んでいました。モックネックのように見えるけど、着るとしっかりクルーネックでラインもきれいでした」
忽那洋平さん(会社員)「定番色のブラックとネイビーもいいけど、インナーに着たレッドが特によかったです。アウターからチラッと見せたくなる。縫い目がないから着心地もいいし、シルエットもベスト!」
津島大地さん(フォトグラファー)「カメラマンなので普段は黒を着ることが多いのですが、このレッドはかなり新鮮でした。ホールガーメントなので、ゴワつきもなく肌触りが滑らか。伸縮性にも優れているので快適な着心地でした」
アークテリクス ゲストサービスセンター
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