2023.11.09

エディター私物ヴィンテージのフレンチワークジャケット

ファッションからコスメ、ガジェットまで、UOMO編集部員が実際に愛用する名品を毎日1つずつ紹介!

ヴィンテージのフレンチワークジャケット

今夏の羽織りはフレンチワークばかり。オックスのシャツを洗いざらしで着ることにも飽き、ドレスシャツをラフに着る気にもなれなかった。というのと、海外の洒落者の中には、ヤレたフレンチワークのジャケットをなんでもないように羽織っている人が案外多く、そんな着こなしをしてみたかった。

ただ、着るならサイズと生地の厚みの妙で野暮ったさは拭いたい。「生地は薄くコンパクトに。できれば50〜60年代モノ」を理想とすると、なかなかメンズの古着市場では見つからない。そこで少し妥協し、着丈が長めで綺麗な80年代モノを高円寺で買った。

しかし諦めきれず、後日、金子恵治さんが店長を務めるウィメンズのヴィンテージショップ「BOUTIQUE」に足を運んだところ、出逢ってしまったのだ。それがこちら。どこを見ても笑ってしまうほどボロい。フロントの色が変わっている部分はつぎはぎだし、ボタンはバラバラ。袖などひっかけたら裂けそうだ。でも探していたのはまさにコレ! 迷わず買った。

着こなしは「古着だから」「ワークだから」と計算せず、なんでもない杢グレーのTシャツの上から羽織って、デニムやチノパンと合わせてキャップを被る。ちなみにこの手の服を日常で着るのなら、モールスキンよりも薄くなってきたコットンツイルが俄然おすすめ。

UOMO編集 西坂


Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Masashi Sho

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