
FW25プレスプレビューから、後編はライフスタイル・エッセンシャルズとロゴカテゴリーの注目アイテムをご紹介。今季の目玉は、パタゴニアの象徴ともいえる防風性フリース「レトロX」のフルモデルチェンジ。UOMO編集部:薬師神(身長165cm)とスタイリスト:瓜坂(身長175cm)が、気になるアイテムを次々チェック!
※試着したサンプルはすべてサイズM。
Men’s Lifestyle Essentials|アウトドアと日常生活をつなぐ多用途な日常着のコレクション
「メンズ・ライフスタイル・エッセンシャルズ」カテゴリーのナビゲーターは、サーフィンとスノーボードをこよなく愛する、パタゴニア日本支社 マーケティングの本橋大地さん。この日もストライプシャツとジョガーパンツにキャップという、本橋さんらしいスタイルで出迎えてくれた。
Retro-X|名品に海洋廃棄されたプラスチック由来の“リプリーブ アウア オーシャン”素材を採用

本橋:今シーズンは、皆さんもよくご存じの定番製品「レトロX」に、大きなアップデートがありました。一番のポイントは裏地のメンブレン、防風性素材が機能を損なうことなく再生素材にアップデートされたことです。アイコニックな「レトロX」の裏地は、長年リサイクル素材での製造が困難とされてきましたが、この秋、ついにすべての素材が100%リサイクルに切り替わりました。さらに、アメリカのリサイクル繊維ブランド、リプリーブ(REPREVE)とのパートナーシップにより、新素材“リプリーブ アウア オーシャン(REPREVE® Our Ocean)”を採用したことも大きなトピックです。
リプリーブは米国の繊維メーカー、ユニファイ(UNIFI)社が展開するリサイクル繊維ブランド。使用済みペットボトルなどのプラスチック廃棄物を独自技術により、粉砕・洗浄・樹脂化し、最終的に高品質なポリエステル繊維へと再生することで高く評価されている。
01. メンズ・クラシック・レトロX・ジャケット ¥37,400

薬師神:待ちきれず、新生「レトロX」を着てしまいました。「R1 エア・ジャケット」でミスったグリーンを着ました! Cascade Greenは「R1 エア・ジャケット」のグリーン(Old Growth Green)より、ちょっと明るめで、これもいい感じ。「レトロX」のリニューアルは、春夏の「バギーズ・ショーツ」に廃漁網をリサイクルした“ネットプラス”を使ったのと同じようなストーリーですね。
本橋:今回「レトロX」に使用された“リプリーブ アウア オーシャン”は、使用済みペットボトル由来の繊維です。パタゴニアは2025年までに、オーガニックコットンやリサイクル素材など、環境に望ましい素材のみを使用するという目標を掲げてきました。「レトロX」が100%リサイクル素材に切り替わったことで、晴れて目標達成となりました。

瓜坂:人気定番の素材が変わるとなると、インパクトがありますよね。僕もForever Greyを着てみました。なんか、以前のよりも着やすくなったような…。

本橋:フィット感や着心地も見直されました。今までは少し硬めの防風裏地にメッシュが付いていたのですが、今季から防風性を備えたやわらかいタフタ生地に替えました。袖通しもよくなって、着た瞬間からあたたかい感じがすると思います。
瓜坂:確かに。前はメッシュ裏地でした。
本橋:デザインも2000年代初期のアーカイブから着想を得て、ポケットを横型ジッパーに変更して、冷たい風を防ぐウインドフラップを内側に備えました。
02. メンズ・クラシック・レトロX・ベスト ¥27,500

薬師神:ベストも着てみました。このブルー(Clement Blue)はネイビーに合いますね。
瓜坂:トルソーが着ている派手な赤い柄はレディースですか? メンズよりモコモコしている気がしますが…。

本橋:今シーズンの「レトロX」はメンズとレディースで色や柄の展開だけでなく、実は毛足の長さも違います。メンズは6mm厚パイルでレディースは13mm厚パイル。並べてみると一目瞭然です。
薬師神:本当だ! こんなに違うんですね。
本橋:以前ウィメンズはウエストが絞られたシルエットでしたが、今シーズンからメンズと同じシルエットになったので、毛足の長さや好みの色、柄をジェンダーインクルーシブで、男女関係なく選んでいただけるようになりました。
瓜坂:それはありがたい。
03. メンズ・レトロX・フーディ・ジャケット ¥34,100【NEW】

薬師神:このフーディは? 知り合いのフォトグラファーが10年くらい前によく着ていたフリースにすごく似ているけど、これもアップデートですか?
本橋:これは新製品です。素材やフィット、裏地の仕様など今まで紹介した新生「レトロX」と同様です。
薬師神:じゃあ、あれは「レトロX」じゃないフリースだったのか…。
瓜坂:フーディは胸にポケットがないんですね。
どこかクラシックな「メンズ・レトロX・フーディ・ジャケット」は胸にポケットがないのがジャケットタイプとの大きな違い。両サイドのポケットもトリムはないもののジッパー式で、フードは調整可能なドローコード付きと機能的だ。
Casual Fleece|名品「スナップT」にスウェットバージョンが登場
04. メンズ・ベター・セーター・クルーネック ¥23,100[左]/05. メンズ・ベター・セーター・1/2ジップ・プルオーバー ¥28,600 [右]

ここからは通常のフリース製品にフォーカス。
本橋:こちらは定番の「ベター・セーター」です。ニットの風合いとフリースの使いやすさを組み合わせた製品で、北米ではとても人気があります。従来のヘザー染めに比べて、染料、エネルギー、水の使用を減らすローインパクト染色処理を採用しています。
瓜坂:ハーフジップのフーディというデザインが新鮮です。
薬師神:今までノーチェックだったけど、使いやすそうですね。
06. メンズ・デイリー・スナップT・プルオーバー ¥25,300 [左]【NEW】/07. メンズ・ライトウェイト・シンチラ・スナップT・プルオーバー ¥20,900 [右]

本橋:「スナップT」のスウェットバージョンは初登場です。パタゴニアが推進しているROCコットンのフレンチテリー素材を使用しています。
薬師神:「スナップT」のスウェットも今までなかったのが不思議な感じがします。
瓜坂:やわらかくて着やすそう。
ROCとはRegenerative Organic Certified®の略称で、従来のオーガニック認証をさらに進化させた、環境再生・動物福祉・社会的公正など厳しい要件を含む包括的な農業認証制度。パタゴニアでは“有機無農薬”なだけでなく、地球を癒す農法として、“リジェネラティブ・オーガニック農法”を推進している。
本橋:定番の「ライトウェイト・シンチラ・スナップT・プルオーバー」は新柄をラインナップしています。
ポップな魚柄はSalmon Energy: Old Growth Green。ほかに幾何学的な柄Flow: Sunken Blueと、定番カラーのOatmeal Heather w/Smolder Blueが展開されている。
Point Reyes Collection|ROC素材でつくられたクラシックなスタイルをまとった新作

薬師神:このトルソーが着ているジャケットは?
本橋:これは「スタンドアップ・ショーツ」と同じROCコットンキャンバスを使用した新シリーズ「ポイント・レイズ・コレクション」の製品です。もともとはクライミングウェアとして使われていた素材をタウンウェアに投入することで、普段生活するときにもアウトドアの雰囲気が纏えるコレクションになっています。
「スタンドアップ・ショーツ」はクライマーの間ではおなじみのパタゴニアの定番。「ポイント・レイズ」は、カリフォルニア州サンフランシスコの北方にある岬で、アメリカ合衆国国定モニュメントに指定されている。ローカルではカリフォルニアの魅力が凝縮されたトレイルコースとして愛されているのが、この製品名の由来。
08. メンズ・ポイント・レイズ・キャンバス・ギ・パンツ ¥19,800【NEW】

薬師神:「ポイント・レイズ・キャンバス・ギ・パンツ」は、要は丈夫なクライミングパンツってことですか? 「スタンドアップ・ショーツ」は生地が硬いイメージがありましたが、そんなことはないんですね。めっちゃはきやすそう。

本橋:このパンツはギ・クロッチ(股部分にガセットがある)構造になっていて、ウエストも伸縮性のある一体型バックルベルトと、クライミングパンツのエッセンスを落としこんでいます。
09. メンズ・ポイント・レイズ・キャンバス・ジャケット ¥24,200【NEW】

瓜坂:このジャケットは、襟や袖口にあしらわれたコーデュロイがほどよいアクセントになっていて、カバーオール風? ちょっとワークなニュアンスもあります。
薬師神:配色がハンティングジャケットっぽくもあるよね。
「ポイント・レイズ・キャンバス・ジャケット」はパタゴニアのアーカイブにあるシンプルでタイムレスなデザインを着想源にして生まれたシリーズだ。クラシックなアウトドアやワークのニュアンスを取り入れたいときに活躍してくれること間違いなし。
Isthmus|多用途アウター「イスマス」はブルゾンタイプの新型が話題
10. メンズ・イスマス・デック・ジャケット ¥28,600【NEW】

続いてはパタゴニアのDNAを受け継ぐ秋冬の定番「イスマス」をチェック。
本橋:トルソーが着ているこのジャケットも「イスマス」シリーズの新型です。定番の「イスマス・ジャケット」と同じように、風や悪天候に対応する多用途型のアウターで、ブルゾンスタイルになっています。ネットプラスのリサイクル・ナイロンにPFAS(有機フッ素化合物)不使用の耐久性撥水を施しています。
薬師神:これは普段使いによさそう。人気出そうなジャケットですね。ネイビー系はあるのかな…。
ネイビー系のSmolder Blueほか、Seabird Grey(ベージュ系)、Basin Green(グリーン系) Ink Blackの全4色展開。
11. メンズ・イスマス・ジャケット 各¥38,500

本橋:定番の「イスマス・ジャケット」にはDried Vanilla(ブラウン系)のような新色が加わっています。
瓜坂:ブラウン好きなので、今年はブラウン系が多くてうれしいです。
Casual Outerwear|中綿&ダウンジャケットの主軸製品を総ざらい
12. メンズ・リバーシブル・ダウン・ベター・セーター 各¥50,600【NEW】

本橋:さきほどフリースのコーナーで見ていただいた「ベター・セーター」と同じ素材を使った、リバーシブル・ダウンジャケットも新製品です。乾燥している寒さの中ではニット・フリース面を表側に、小雨や雪など湿っぽい寒さにはリサイクル・ナイロンのリップストップ面を表側にして着ていただくのが効果的です。

薬師神:Blackはブルーのコンビネーションで、Marlow Brownはオレンジレッド。この配色もいいね。
瓜坂:このちょっと薄いブラウンは僕が一番好きなブラウンです。オレンジレッドも色調が落ち着いていて、着やすいと思いました。どちらもA面な感じです。
ネットプラスのリサイクル・ナイロン製リップストップにはPFAS不使用の耐久性撥水加工を施し、ダウンは700フィルパワーのリサイクル・ダウンを使用している。レトロ・テックな2通りのムードが楽しめるこのダウンは、「買いですね」とふたりの意見が一致。
13. メンズ・デイリー・キルテッド・ジャケット ¥26,950【NEW】

本橋:今シーズンは軽い中綿入りのキルティングアウターが充実しています。「デイリー・キルテッド・ジャケット」はROCコットンのフレンチテリーに、リサイクル・ポリエステルの中綿を入れています。
薄手のスウェット生地で動きやすいラグランスリーブと、ジャージ感覚で着られる一着。Basin GreenとNoble Greyの2色展開。
14. メンズ・ライト・ガスト・シャツ・ジャケット ¥34,100 [左]/15. メンズ・ライト・ガスト・ベスト ¥28,600 [右]

本橋:こちらはポリエステルのタフタ素材に、化繊綿を入れたジャケットとベスト。ジャケットはシャツ型で、どちらも着回し幅が広いと思います。
ジャケットはDeer Brown、Basin Green、Smolder Blueの全3色、ベストはBasin Green、Smolder Blue、Blackの全3色で、微妙に展開色が変わるのもポイント。
16. メンズ・ライトウェイト・ストームシャドー・ジャケット ¥99,000 [左]【NEW】/17. メンズ・ストームシャドー・パーカ ¥14,300 [右]

2023年に登場したパタゴニア製品の中で最もあたたかいフード付きの防水性パーカ、「ストームシャドー・パーカ」にもライトモデルがお目見え。どちらも最新のGORE-TEX ePEを採用したリサイクル・ポリエステル100%のシェルを使用して、700フィルパワーのリサイクル・ダウンを詰めている。
薬師神:「ストームシャドー・パーカ」は以前着たことがあるので、「ライトウェイト・ストームシャドー・ジャケット」を試着。着丈が短くていい感じです。関東の冬はこれでOK。
瓜坂:デザインやシルエットが今っぽいですね。何にでも合わせられる。
本橋:「ライトウェイト」はダウンの量も減らしています。GORE-TEX ePEは透湿性が高いので、電車などに乗っても暑くなりすぎません。この製品はどちらもバイオニック(BIONIC)社のリサイクル生地を用いた新しいGORE‑TEX プロダクトを使用しています。
Logo|注目はグラフィックで過去を振りかえる「ロング・ウェイ・ラウンド」シリーズ

パタゴニアのメッセージを楽しいグラフィックで伝える「ロゴ」カテゴリー。FW25シーズンも、行動を起こすための想いが込められたグラフィックが多数登場する。中でも注目は、歴代のグラフィックやアートを通じてパタゴニアの歴史とアイデンティティを称える「ロング・ウェイ・ラウンド」。
18. メンズ・ロングスリーブ・ロング・ウェイ・ラウンド・オーガニック・Tシャツ 各¥8,250

本橋:今季、フィーチャーするのがこのオーバルロゴです。当初はサーフボードのためにデザインされましたが、1995年から製品にも使われるようになりました。今回、そのロゴを復刻していろいろな製品に展開します。
薬師神:オーバルロゴはこのバックプリントがセットになっているんですね。
本橋:はい。「ロング・ウェイ・ラウンド」と名づけられた、歴代のロゴを集めたオールスターのようなグラフィックで、パタゴニアの歴史やアイデンティティを表現しています。
一番上の丸いロゴは1990年代のキッズ用のグラフィックから山と波の丸形ロゴをアップデートしたもの。次の「リズム(Rhythm)は2000年から2006年まで展開されていたパタゴニアのサブブランドのロゴ。その次の「ザ・スラッグ」はサーフボードのためにデザインされた。その下の貝殻のようなマークも2000年代初期の女性サーフのサブブランド「ウォーター・ガール(Water Girl)」に使われていたものだ。
一番下には2000年代後期にアーティストのジェフ・マクフェトリッジがデザインした「リブ・シンプリー(LIVE SIMPLY)」のグラフィック。袖にもミッション・ステートメントの「SAVE OUR PLANET(故郷である地球を救う)」を描いたグラッフックがあしらわれている。
19. メンズ・ロングスリーブ・ドリフトウェイズ・オーガニック・Tシャツ ¥8,250

薬師神:今回の展示会場のあちこちで見かけたPATAGONIAの文字が溶け込んだ山のグラフィックも新作ですよね?
本橋:スノーカテゴリーの「パウスレイヤー・フリーライド・キット」に着想した新しいロゴで「ドリフトウェイズ」と名づけられています。袖にはハイクアップと滑走時に自身で雪に描くZ字やS字のトレースをモチーフにしたグラフィックが入っています。
20. ウィメンズ・マザー・レイズ・オーバーサイズ・オーガニック・Tシャツ ¥6,930

瓜坂:僕はこのシンプルなロゴが好きです。ボディもブラウン系で、プリントがここだけというのが洒落ています。
本橋:そちらはウィメンズの「マザー・レイズ」というアートワークです。魚、川、太陽、木々、そしてその合間にあるすべてのものが、善い環境をつくろうと一体となって機能する様子を抽象的に描いています。
Tシャツコーナーをひとしきり楽しんだ後は、キャップなどの小物コーナーへ。

オーバルロゴのほかにもセロ・フィッツロイのスカイラインを抽象的に表現した「ビエントス(スペイン語で風を意味する言葉)」、円の中に張りつめる力と流れる動きを表現した「アースフロー」といったロゴが並ぶ。さっそくお気に入りを選ぶふたり。
21. グラフィック・マクルーア・ハット ¥7,150

薬師神:オーバルロゴの「マクルーア・ハット」、いいですね。ライトグレー系のカラーはツバのトリミングやロゴが僕好みのグリーンで。
Oval Logo: Pumiceはこの日のコーディネートにも見事にマッチ。
22. パウダー・タウン・ヘッドバンド ¥5,940

瓜坂:あまり見たことなかったけど、ヘアバンドもあるんですね! スノボのときに使いたいです。
本橋:実際にスキーやランニングで使われる方も多く、パタゴニアでは以前からラインナップしています。肌ざわりのよいリサイクル・ポリエステルのニットで、裏地にはソフトなフリースがあしらわれています。

薬師神:フリース裏地だから、ネックウォーマー的にも使えますね。ぬくぬくして気持ちがいいです。
2025年秋冬はトピックが盛りだくさんで、いつも以上に時間をかけて会場を回遊。充実の時間を過ごした。
Patagonia Provisions|地球を修復する農法を日本でも推進し、伝統的な製法で日本酒や味噌をつくる
最後はパタゴニア展示会のお楽しみにもなっているパタゴニア プロビジョンズの試食コーナーへ。
まずはパタゴニアが推進するリジェネラティブ・オーガニック(RO)農業について、インパクト部門の木村純平さんから解説が。

木村:もともと土壌の研究をしていた経歴があり、現在はパタゴニアの農業のリサーチを担当しています。オーガニックコットンにいち早く着手したパタゴニアは、2017年から「環境を再生する有機(リジェネラティブ・オーガニック)農業」に取り組み推進、拡大してきました。日本でも2020年から、この農法や取り組みの可能性を探求しています。
木村さんはなぜパタゴニアが農業に取り組んでいるか、日本ではなぜ日本酒と味噌なのかについても熱く語ってくれた。
木村:RO農業のハードルは高いんですが、地球の陸地の3〜4割が農業に使われていて、ほぼ食用なので、そこを変えていくことは大きなインパクトになりますよね。私たちが食べるものはすべて、私たちの故郷である地球に影響を与えています。だからこそパタゴニアの食品コレクション「パタゴニア プロビジョンズ」は、環境危機と闘うために役立つ食品を紹介しているんです。
薬師神:それが日本では日本酒と味噌なんですね。
23. オーガニック味噌 玄米 600g ¥1,490 オーガニック味噌・トゥー・ゴー 玄米 200g ¥778 [左]/24. オーガニック味噌 白米 600g ¥1,490 オーガニック味噌・トゥー・ゴー 白米 200g ¥778 [右] ※すべて10月9日発売。

去年から販売がスタートした味噌の新製品がこの秋も登場する。今年は、室町時代から続く伝統的な木桶仕込みのオーガニック味噌。ソーラーシェアリング(農地に太陽光パネルを設置して、作物栽培と発電を同時に行うシステム)のもと、リジェネラティブ・オーガニック認証取得をめざす千葉県産不耕起有機大豆を、自家採種の蔵つき麹菌で非加熱のまま約10か月間天然醸造して完成した。

展示会場では白米味噌と玄米味噌の味噌汁や味噌キュウリなどの試食が行われた。
瓜坂:玄米味噌は辛口で、白米味噌は甘口とのことですが…。(飲んでみて)やっぱり白米のほうがマイルドで甘みがあって、味噌汁としてはこっちが好きです(愛知県出身)。
薬師神:僕も同感です(岐阜県出身)。海外出張のときに「オーガニック味噌・トゥー・ゴー」を持参したんですが、すごく助かりました。お土産にも喜ばれたので、また役立てたいと思います。
パタゴニアの秋冬製品はすでに大半が店頭とウェブサイトでローンチ済み。秋のレジャーやウィンタースポーツの計画を立てている人はもちろん、秋冬ワードローブにもぜひ活用してほしい。
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL:0800-8887-447