
速乾、ドライタッチなど夏にうれしい機能アイテムも多いパタゴニア。酷暑対策はもちろん、夏のレジャーにマストな8アイテムをお届け。
01. メンズ・バック・ステップ・シャツ

ヘンプ混コットンのドライな花柄シャツ
「『夏はTシャツ一択』という方にこそ、ぜひおすすめしたいのが“半袖シャツ”という快適な選択肢です。襟付きのボタンシャツは暑苦しいと思われがちですが、コットンとヘンプを混紡したドライな生地感なので、肌にまとわりつくことなく超快適。通気性が高く、風が通り抜ける心地よさが感じられます。一度トライしたら、このバックステップシャツが手放せなくなるはずです」(パタゴニア日本支社 マーチャンダイジング 中村 廉さん)
環境負荷の低い産業用ヘンプに注目するパタゴニア。ヘンプ55%/オーガニックコットン45%混紡素材でつくられるココナッツボタンの半袖シャツも、今では夏の定番に。ワントーンの花柄がレトロサーファームードのMountain Breeze: Still Blueは今季の新色。
02. メンズ・キャスティング・ロゴ・レスポンシビリティー

シンプルなグラフィックにイヴォンの哲学が
「フライフィッシングのキャスティングを表現したシンプルなグラフィックが特徴です。パタゴニアの製品哲学の中でも、特に重要なキーワードである“シンプル”という言葉。創業者であるイヴォン・シュイナードは、自身の著書『SIMPLE FLY FISHING』の中で、『あらゆる試みを熟達させる方法は、シンプルさを追求することだ』と述べています。たった1枚のTシャツですが、パタゴニアの哲学とメッセージを感じ取ることができる新製品です」(中村)
端切れと回収されたペットボトルを利用したソフトなジャージーニットのTシャツ。写真のPufferfish GoldとThermal Blueの2色展開で、ミックス調のカラーがコーディネートにこなれ感を演出してくれる。
03. メンズ・'73 テキスト・ロゴ・オーガニック・Tシャツ

米国産オーガニックコットン100%のTシャツ
「パタゴニアは1996年にコットン製品を100%オーガニックコットンへ、完全に移行しました。アパレル業界では今でこそ環境に配慮した素材の重要性を謳うようになりましたが、パタゴニアはインターネットも普及しきっていなかった1990年代から、環境保護をミッションに掲げ、オーガニックコットン製品にこだわってきました。
その理由は、表面的なものではありません。いち早くオーガニックコットン製品を販売することで、まだ発展途上のオーガニックコットン農業を支え、ひいては他のアパレルメーカーがオーガニックコットンを取り入れるきっかけとなることを目指しています。こうした信念に基づき、パタゴニアは現在も業界の最前線でオーガニックコットン製品をつくり続けています」(中村)
一般的なコットンTに比べ、水の使用量や二酸化炭素の排出量を大幅に削減できるオーガニックコットンT。テキストロゴにマルチカラーのボーダーを融合したグラフィックは、パタゴニアのフィッツロイロゴが誕生した1973年をオマージュしている。
04. メンズ・バギーズ・ロング 7インチ

カラーの名称に注目して選びたいバギーズ
「今年もやってきたバギーズの季節。パタゴニアの製品は、デザイナーによって一点一点、色名が名付けられています。今季のバギーズ・ロング 7インチの中でひと際映えるグリーンカラーは、『Aloe Green(アロエグリーン)』と名付けられた青々としたフレッシュなグリーンです。今季のバギーズ選びでお悩みの方は、色名に注目して選んでみるのもまた楽しいものですよ」(中村)
メッシュライナー付きの水陸両用ショーツ=バギーズは、パタゴニアを代表する夏の定番。現在は廃漁網をリサイクルしたネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%でつくられている。
05. メンズ・バギーズ・ショーツ 5インチ

よりスポーティなショート丈もラインナップ
「シャーベットのようなカラーは『Heirloom Peach(ヘアルーム ピーチ)』。まさに夏の果物の代表格である『桃』をモチーフにしたグッドカラーです。“Heirloom”とは、“遺産”や“家宝”を意味する言葉で、『親から子へと受け継がれるもの』などを指すそうです。シンプルかつ頑丈で、トレンドに左右されないバギーズショーツ。大切にはき続けて、夏の思い出を染み込ませてください」(中村)
水の中でも外でも着用できるメッシュライナー付き多機能ショーツ。前出と同じリサイクル・ナイロン素材で、こちらはより短い5インチレングス。7インチ以上にカラーバリエーションが豊富で、選びがいがある。
06. メンズ・ファンホッガーズ・パンツ

はき心地がよくてタフさを備えたイージーパンツ
「癖のないベーシックなデザインで、どんなスタイルにも柔軟になじむコットン素材のロングパンツです。ウエストはベルトいらずのイージー仕様で、旅にも休日のチルタイムにもぴったり。気負わずに履けるリラックスした雰囲気とは裏腹に、素材にはしっかりとしたハリがあってタフさも備えています。優しさと強さを両立したパンツです」(中村)
コットン・イン・コンバージョン(移行期間中のコットン)を使用したパンツ。平織り生地の表面を起毛させてソフトな風合いを実現。はき心地よく仕上げている。
07. フィッツロイ・アイコン・トラッド・キャップ

2トーンの配色も今っぽいトラッドなキャップ
「ホワイトベースのキャンバスにライトベージュを組み合わせた2トーンカラーのベースボールキャップです。もちろん、キャンバスはオーガニックコットン素材で、ツバには廃漁網をリサイクルしたネットプラス素材を使用しています。新品のままでも素敵ですが、何年もかぶり続け、旅に連れ回して汚れた帽子は、新品よりもさらにいい。汚れた帽子ほど、格好いいものはありません」(中村)
フロントロゴがさり気ない、ロークラウンのクラシックな6パネルキャップ。フィット感は背面のストラップで調整できる。ワントーンのバリエーションも展開。
08. ウェーブフェアラー・バケツ・ハット

丸洗いもできる速乾素材の定番ハット
「廃漁網をリサイクルしたリサイクル・ナイロン100%を使用した定番ハットの新色です。汗をかいて汚れても、丸洗いできてすぐに乾きます。硬い芯などが入っていないため、丸めてもOK。バケツのような形をしていることからバケツハット(Bucket-Hat)と呼ばれていますが、パタゴニアのバケツハットは、アウトドアで困った際に『バケツ』として使ってみるのもアリです」(中村)
PFAS(有機フッ素化合物)を意図的に使用しないDWR(耐久性撥水)加工が施された撥水ハット。コンパクトにポケットに入れて持ち運べるポケッタブル仕様。写真のAbundant Blueは同系カラーのコンビだが、ワントーンや柄のバリエーションも展開。

セレクトショップに勤務していた前職時代、大好きな洋服・古着に関する歴史や文化を深掘りするうちに、1970年代のバックパッキングカルチャーに憧れ、海外のロングトレイルを放浪する旅へ。帰国後の2019年にパタゴニアへ入社し、パタゴニア東京・渋谷ストア勤務を経て現職。
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
TEL:0800-8887-447