「こんなアイテムが欲しかった」が見つかるザ・ノース・フェイス。今回はアウター類を中心に、あったかパンツやヌプシブーティなど、これから出番が増えるラインナップにフォーカス。
01. キャンプシエラショート
中空糸の軽いナイロン素材でアップデート
「毎年進化を遂げている名品。今季はクラシックな印象の素材&カラー展開で登場しました。個人的にはデニムパンツと合わせて、ナードなコーディネートを楽しみたい気分。クラシックなルックスながら、軽快な着心地にザ・ノース・フェイスのテクノロジーを感じます」(ムロフィス プレス 伊藤 誉さん)
1970年に発売された、アウトドアダウンパーカの原型として名高い「シエラパーカ」を継承するジャケット。表地に異形中空糸のナイロン素材を採用して、より軽い着心地を実現。コットンライクな風合いだが、撥水性も備える。フードは脱着可能で、スタンドカラーとしても楽しむことも。
02. ライトライダージャケット
インナーにアウターに重宝する中綿ジャケット
「ブランド独自の中綿を採用したシンプルで汎用性の高いミドラーです。インにアウトにと大活躍してくれるので、ダウンだけでなく、お手入れがラクな化繊中綿も一枚持っておくのがおすすめです。シェルジャケットに連結できるZIP IN ZIPシステムにも対応しています。もちろん、お持ちの薄手アウターとレイヤードしても、その効力を発揮してくれます」(伊藤)
2000年代に展開していた「ライトライダー」コレクションが、最新テクノロジーで復活。撥水性のあるリップストップナイロンに、独自開発の保温素材・HEATSEEKERを詰めた。軽くてあたたかくて動きやすいと、使い勝手も申し分なし。アクセントカラーとして映えるフィズライムと、ブラック、クラシックカーキの3色展開。
03. ウインターダンスジャケット
Y2Kなデザインが活きるGORE-TEXパーカ
「氷壁のような苛酷な状況でも踊るように行動できる、というコンセプトが名称の由来。ハイスペックはもちろん、機能美に根差したデザインがとにかくカッコいい。ライフスタイル用にアジャストされてはいますが、当時の“らしさ”を思わせる佇まいはコーディネートの主役として申し分なし。中に着込めば長いシーズン、活躍してくれます」(伊藤)
2000年代のザ・ノース・フェイスを代表するアウターシェル。デザインはそのままに、シルエットやスペックを現代のライフスタイルに合わせてアップデート。最新のePE GORE-TEX PRODUCTS 3層素材を採用しつつ、フロントはダブルフラップ仕様でピットジップやフォグベント(襟元の通気孔)など、レトロアウトドアジャケットならではの魅力も味わえる。
04. リバーシブルエクストリームパイルフリースベスト
ボアとナイロンの一石二鳥なリバーシブル
「ある程度の防風性を備えたナイロンとのリバーシブルにすることで、フリースの弱点を見事に補い、さらには着こなしの幅も広がる“オイシイ”アイテムです。配色も魅力でクラシックなアウトドアスタイルを格上げしてくれます。ベストタイプはインナーとしても応用がきくので、使い勝手もよいです」(伊藤)
布帛側には耐摩耗や耐久性に優れ、汚れなどがつきにくいパーテックス ダイヤモンドフューズを採用。フリース面は毛足の長いボアフリースで、どこかレトロなルックス。クラシックカーキ×アルパインのほか、フォッシルアイボリー×ブラック、マウンテンブルー×クリアレイクブルーも展開。
05. グリットフリースアーバナイトパンツ
ちょうどいいグリッドフリース裏地のパンツ
「フリース裏地付きあったかパンツは、冬の下半身の防寒にもってこいのアイテム。適度に衣服内の湿度も調整しやすくアクティブに動けます。ダウン一枚で暖を取るよりも、このパンツと保温力のあるアウターの組み合わせで、総合力を上げるのが僕の好みです。屋内外を行き来するワーカーにもおすすめ」(伊藤)
天然素材の風合いを持つタスランナイロンに、メッシュ状のグリッドフリース裏地を採用。テーパードシルエット&裾にゴム入りで脚さばきも軽快。自転車ユーザーにもぜひ体感してほしい。
06. TNFロゴフランネルキャップ
季節感の演出と防寒を兼ねるウールキャップ
「イニシャル系のアイテムは自分の名前や好きな言葉の頭文字など、何かと理由つけて買ってしまいます。年中キャップをかぶる自分にとってフランネル素材のキャップは、1点投入するだけで季節感が出せる便利なアイテム。もちろんウールなので頭まわりもあたたかく、防寒面でも欠かせません」(伊藤)
ウールレーヨンのフランネル素材にフェルトワッペンをあしらったキャップ。ザ・ノース・フェイスのイニシャル、「T」(クラシックカーキ)「N」(ニュートープ)「F」(ミックスグレー)の3つのアルファベットと、ハーフドームロゴタイプ(ブラック)で全4色。どこかレトロな雰囲気で、スタイリングに品のよさを添えてくれる。
07. ヘイジートートパック
リップストップナイロンの軽い2WAYバッグ
「ライトな素材ながらしっかりとした仕様で、機能性もあるので軽いハイキングや旅行にも重宝します。冬は健康のために散歩やウォーキングをして、そのまま仕事に行くことも多く、そんなときにもヘイジートートバッグは便利。混雑する電車の中ではハンドルを持ってトートバッグにと、機動力は抜群です」(伊藤)
トートとバックパックの2WAY仕様で、ショルダーハーネスが簡単に収納できるスリットポケット付き。フロントにファスナーポケット、両サイドにストレッチメッシュポケットを備え、中には取り外し可能で単体で持ち運べる16インチPC対応のオーガナイザーが付属する。縦45×横26×マチ15.5cm。
08. ヌプシブーティーバックジップGTX
バックジップで履きやすいブーティが新登場
「今までなかったのが不思議に感じますが、バックジップタイプのヌプシブーティが今年初登場です。機能素材やディテールのアップデートによって、この美しいフォルムが完成。甲部分のボリュームが抑えられたことで、様々なパンツに合わせやすい一足に。寒い日にはつい手が伸びてしまいそうです」(伊藤)
アッパーにストレッチ性のあるスペクトラ リップストップ、中綿にサーモライト エコメイドインサレーションを使用した新型ヌプシブーツ。GORE-TEXメンブレンとYKK アウカガード バックジップで防水仕様に。凍結した路面でも抜群のグリップ力を発揮する、ヴィブラム アークティック グリップ オールテレイン ラバーソールで、日常からスノーフィールドまで幅広く活躍。
セレクトショップを経て、国内外のファッション、アウトドアブランドをPRするムロフィスのプレスに。現在はザ・ノース・フェイスも担当。デイリーにアウトドアやテック系のアイテムを愛用し、趣味は登山からのサウナからのサ飯。この夏は白馬三山の縦走を果たした。