
2025年5月23日(金)、「Goldwin(ゴールドウイン)」が関西初となる旗艦店「Goldwin Kyoto(ゴールドウイン 京都)」を京都の中心部・四条烏丸エリアにオープンした。錦通りや京極商店街といった観光地の喧騒から少し離れ落ち着いた立地にあり、街並みに溶け込みながらも、どこか特別な空気をまとっている。

京都特有の細長い敷地を活かした“奥行きのある町家型”の店舗には、現代的な感性で再解釈された空間が広がる。

建築デザインを手がけたのは、建築設計事務所・新素材研究所の建築家・榊田倫之。ゴールドウインとのコラボレーションは、2021年にオープンした北京店を皮切りに、現在中国に5店舗。国内では初となる。
「風」を一つのテーマに、ゴールドウインが持つ普遍的な機能美を空間に落とし込み、街にそっと溶け込むような佇まいを実現。
コールテン鋼や銅、黒皮鉄など経年変化を楽しめる素材が用いられ、建物そのものが街に馴染みながら時とともに姿を変えていく。
さらに、エントランスから奥へと続く石畳には、ヨーロッパでも使われる花崗岩から切り出した小舗石を採用。開放的な入口から自然の風が通り抜ける心地よい空間が広がっている。



中庭にはゴールドウインの原点であるスキーのジャンプ台をイメージした、蛭川石の景石。
アイテムのラインナップは?
店内は2フロア構成で、1階は日常に寄り添うライフスタイルウェアを中心に展開。奥にはGoldwin 0(ゴールドウイン ゼロ)のフルコレクションを扱う個室が。
このスペースは今後、ギャラリーやイベントなどにも活用される予定だ。



現在はKenryou Gu氏の写真を展示中。



2階ではランニングやトレッキングといったアクティブシーンに向けたパフォーマンスウェアをラインナップ。
広々とした空間に敷かれたウールの絨毯には、糸に柔らかな濃淡を生み出すかすり染めで表現された柳模様が施されており、どこか心地よい風のゆらぎを感じさせる。
注目のアイテムは?
01|Goldwin/Hakimono sekizuka


目玉となるのは、〈履物 関づか〉とのコラボレーションで生まれた一足。水に強いレザーのアッパーにヴィブラムソール、鼻緒には防水透湿素材の残布を使用し、伝統的な草履を機能的にアップデートしている。カラーはブラックとタンの2色、サイズは4展開。
数量限定のノベルティとして配布される、Goldwin特製の足袋型ペーパーファイバーソックスも見逃せない。
02|ファストランハイブリッドウールティーシャツ


こちらは2階で見つけたランニング用のTシャツ。速乾性と通気性を重視し、素材はウールと化学繊維の混紡。特殊な交撚糸により、肌に触れる部分はウールとなっている。前身頃はなめらかな天竺生地、後ろ身頃は通気性の高いメッシュ構造で、アクティビティはもちろん、これからの季節のインナーとしても重宝する一枚だ。
03|KYOTO Tシャツ

04|KYOTO キャップ


Tシャツやキャップ、プルオーバーパーカー、靴下に「京都」の文字をあしらったスーベニアグッズも要チェック。グラフィックデザイナー・佐々木俊氏による印象的なタイポグラフィが施されており、旅の記念に思わず手に取りたくなる。
GRAVITY NISEKO(グラビティ ニセコ)、GRAVITY YUZAWA(グラビティ 湯沢)など、他店舗限定のスーベニアも展開されており、つい集めたくなるシリーズだ。
ゴールドウインが手がける、街と自然に調和するコンセプトショップ。プロダクトだけでなく、空間や素材まで体験できる場所に、ぜひ足を運んでみてほしい。
Goldwin Kyoto / ゴールドウイン 京都
住所:京都府京都市中京区坂井町460番
営業時間:月~金 12時~19時 / 土日祝 12時~19時
Instagram:@goldwin_kyoto