1924年から続く不滅のアイコン
L.L.Bean(エル・エル・ビーン)の「フィールド・コート」は、1924年に創業者レオン・レオンウッド・ビーンが自ら開発した“メイン・ダック・ハンティング・コート”を原点とする名品だ。ハンティングウェアとしての実用を備えながら、日常着としても成立する造形。ビーン・ブーツと並ぶブランドの象徴として、100年を超えて支持され続けてきた。
今季はそのDNAを保ちながら、素材やディテールを更新。春夏に向けた軽やかな新色が加わる。
定番を更新する「Original Field Coat」
ブランドの核となるモデル「オリジナル・フィールド・コート」。森の低木や冷たい雨に耐えるために設計された強靭な構造は、当時のアウトドアマンたちから高い支持を得た。その思想は現在も変わらない。表地には耐水加工を施したタフな素材を使用。着始めから柔らかな風合いを備えつつ、雨や風へのプロテクションを確保する。実用を前提にした設計だが、過度に武骨にならないバランスが特徴だ。
身頃のゆとり、可動域を確保するアーム設計、コーデュロイ襟とのコントラスト。いずれも視覚的な装飾ではなく、用途から導かれたディテールだ。新色はForest GrayやStone、Saddle Olive。土や岩、森を想起させる色調はアウトドア由来の背景と呼応しながら、都市の景色にも自然に溶け込む。
価格は29,700円。名作でありながら手の届く設定も、このモデルが長く愛されてきた理由のひとつである。
日本の気候に最適化した「Bean’s Field Coat」
JAPAN EDITIONとして展開されるメンズモデルは、素材から再設計された一着。東レが開発したCEBONNER®ナイロン・キャンバスを採用し、撥水力を確保しながら軽量化を実現した。高温多湿な日本の春夏環境に合わせた仕様だ。
しわ加工を施したマットな表情は、ナイロン特有の光沢を抑え、落ち着いた印象に整えている。アウトドア由来の骨格を持ちながら、街で違和感なく着られるのはありがたい。
シルエットは適度にゆとりを持たせた設計。インナーにスウェットやシャツを重ねても収まりがよく、肩周りは自然なラインを描く。軽量であることに加え、可動域を妨げない構造が、日常着としての快適性を底上げしている。
カラーはメンズ限定のNight ForestやSandを含む展開。深みのあるグリーンは都会的な落ち着きを、サンド系は春の光に映える柔らかな印象を与える。いずれも主張しすぎず、スタイリングに自然に溶け込む色調だ。
価格は26,400円。ヘリテージを踏襲しながら、日本の環境に寄り添うアップデートした一着に仕上がった。
Original Field Coat ¥29,700
Bean’s Field Coat ¥26,400
L.L.Beanカスタマーサービスセンター TEL:0422-79-9131