ここはフランス・パリ16区。
現地時間1月20日(火)午後20時、1854年にパリで創設されたラグジュアリーブランド「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」の2026-27年秋冬メンズファッションショーが開催された。メンズ クリエイティブ・ディレクターを務めているファレル・ウィリアムスが掲げた今秋冬のテーマは「TIMELESS」。“最新”のランウェイコレクションであるにもかかわらず、である。
ファレルが提案する「TIMELESS」とは、消費されるものではなく、時代を超えて長く受け継がれることを意図したデザインコンセプト。「“未来を再構築する”ワードローブ」と定義付けられた全79ルックが、世界中から招待されたセレブリティやジャーナリスト、編集者を前に披露された。
会場は「ルイ・ヴィトン」の家?
招待客はユニークなショー会場に驚いた。この“家”は、ルイ・ヴィトン財団が管理する現代アート美術館として2014年に開館した「Fondation Louis Vuitton(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)」内に、ファレルと「Not A Hotel」とのコラボで建てられたプレハブ住宅「Drophaus」。その庭を囲むようにランウェイが設置されていたのだ。
豪華セレブリティが来場
ショー直前の来場セレブスナップより。
日本からは平野紫耀(Number_i)と堀米雄斗(プロスケートボーダー)、2人の「ルイ・ヴィトン」アンバサダーと、中村敬斗(サッカー日本代表/フランス2部スタッド・ランス所属)、桜田通(俳優)の4人が「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」に来場。最旬の春夏スタイルに身を包んで会場に華を添えた。ちなみに、今やパリの新名所になっているこの美術館は、パリ中心部から西に5kmほどのパリ16区にある森林公園「Bois de Boulogne(ブローニュの森)」に位置している。
ラグジュアリーなライフスタイルを想起させるシネマティックなフレームとして、理想郷の「Drophaus」は機能する。ファレルは自らセレクトした荘厳かつアップビートなショー音楽を織り交ぜつつ、洗練された日常のワンシーンを来場者の脳裏に刻み込む手法で、メンズラグジュアリー「ルイ・ヴィトン」を見事にマリアージュさせた。
ディテールをチェック!
今秋冬に顕著なデザインをチェックしよう。
ライトウェイトのコートやブルゾンの袖先や裾に施されたシャーリング、そしてウエストギャザーなどに見られるスポーツディテールは2026-27年秋冬のトレンドだ。加えて、古今東西の大人男子にとっての定番ワードローブが、首元のリボンディテールで緩くツイストされていることがわかる。キーワードの「ダンディズム」に付与されたフェミニンなニュアンス、このさじ加減が絶妙である。
注目バッグは「ヴェルニ」
ショッピングバッグをモチーフにしたトートバッグは新色が登場。最注目は、突如としてファレルが今秋冬にフィーチャーした「VERNIS(ヴェルニ)」で間違いない。パテントレザーの鈍い光沢が魅力の「ヴェルニ」は、1998-99年秋冬コレクションにて、当時のメンズ クリエイティブ・ディレクターだったマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が生み出したラゲージシリーズ。今こそ欲しい。
クリエイティブな遊び心が目を引くが、すべてが実用ベースでデザインされており、ファレルの言葉を借りるならばそれは“幻想(imaginary)”と言う名の魔法である。熟練したメンズ・スタジオの職人たちのクラフツマンシップは、人の手によるものづくりを、意味ある“未来”の中心に据えた。逆説的だが、過去から連綿と継承されていくラグジュアリーの価値は、未来を再構築していくのだ。
圧巻のフィナーレ
フィナーレにて、万雷の拍手とスタンディングオベーションの中で迎えられたファレル。2023年2月に着任し、同年6月の2024年春夏デビューショーから数えて6度目のランウェイショーは幕を閉じた。
新作の「ヴェルニ」を含め、ファレルが提案した「ルイ・ヴィトン」2026-27年秋冬メンズ・コレクションは今年の夏以降の発売となる。まだ気は早いが、シルエットやディテールなどのネクストトレンドを察知しつつ、2026年の春を迎えよう。
《コレクションルックを全部見る》
「ルイ・ヴィトン」2026-27年秋冬メンズ・コレクション(ランウェイショー)
開催日時:2026年1月21日(水)AM4:00(※日本時間)
場所:Fondation Louis Vuitton
住所:8 Avenue du Mahatma Gandhi, 75116 Paris, FRANCE
メンズ クリエイティブ・ディレクター:
ファレル·ウィリアムス
問い合わせ先:ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL: 0120-00-1854













































































